カテナチオ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『カテナチオ』とは2022年より森本大輔が『週刊ヤングジャンプ』で連載している漫画である。主人公の嵐木 八咫郎は、サッカーで世界一になるという夢をもって育ってきた高校3年生。高校最後の大会を目前としていて、ここでなんとしてでも勝ち進みプロの道にこぎつけたいが、強豪校相手に惜しくも敗退してしまう。だが、試合の翌日にイタリアのサッカーチームFCオリヴェーロにスカウトされる。イタリアに渡った一人の青年が、夢への異常な貪欲さを武器に大きく成長する姿を描く。
ボールに触れる回数が1回のみであるプレー。例えば、味方からのパスをトラップせずにそのままパスやシュートをすることなどを指す。
スルーパス
無人の空いている空間に出して、チームメイトが走り込んでくるのを狙うパスのこと。
ダイレクトボレー
空中に浮いているパスをトラップせずそのまま打つシュートのこと。
サッカーのルール
ペナルティエリア
ゴールキーパーがボールを手で触っていいエリアのこと。自陣のペナルティエリアでファウルをすると相手にペナルティキックのチャンスを与えることになる。
オフサイド
オフサイドとは端的に言うと、守備チームの最終ラインを超えた範囲で攻撃チームはパスなどを受けてはならない、というルールである。最終ラインとは、守備チームのゴールキーパーを除く10人の中で、最も後ろにいる選手によって形成される線のことである。上記の図で言う黄色の線である。この最終ラインを超えた範囲でパスを受けてしまうと反則、ということになる。上記の図の場合では、最終ラインを越えた位置に青チームのプレーヤーがいるため、ここでパスをするとオフサイドが適用され反則となる。
オフサイドとは待ち伏せを禁止するルールであり、これが適用されることでずっとゴール前に居座る選手がいなくなる、という仕組みである。またこの最終ラインの位置や選手の位置は、攻撃チームがボールを蹴った瞬間の位置を採用しているため、ボールを蹴った後に最終ラインを超える場合は問題無い。
このオフサイドのルールは守備チームの最終ラインが重要だが、この最終ラインを2人以上で形成する場合は上記の左図のように横一直線で並ぶ必要があり、チーム内の連携が求められる。
このような知識を元にストーリーに戻ると、協力した連携で最終ラインをきっちりそろえなければならない状況で、嵐木をおとしいれようとバルナバがラインをわざと揃えない、という戦略を行っていることが理解しやすい。
その他のサッカー用語
ビルドアップ
攻撃をしかけること。
スコアレス
無得点のこと。
ボールホルダー
試合中にボールをもっている人のこと。
下がる
攻撃から守備に変わった時、自陣ゴール(自分が守るべきゴール)方向に戻ること。反対に上がるとは、相手ゴールに向かって進むことを指す。
前線
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目次 - Contents
- 『カテナチオ』の概要
- 『カテナチオ』のあらすじ・ストーリー
- 高校最後の大会と渡欧
- FCオリヴェーロへの入団
- U-19への所属 チームメイトとの対面
- 昇格戦
- U-19のチーム内カースト
- U-19リーグ USサリーサとの対戦
- 『カテナチオ』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 嵐木 八咫郎(あらき やたろう)
- FCオリヴェーロ
- シルヴィオ・テスタ
- ダリア
- ミロ・ジャンパルモ
- ラファエロ・アマーティー
- ブルーノ・マルキ
- グレゴリオ・デ・コラート
- ジョルジオ
- ロメオ
- FCオリヴェーロU-19
- モモ・トラオレ
- バルナバ・ダッダーリオ
- ナザリオ・ランフランキ
- ノアハ・デ・クヴァイ
- U-19対戦チーム USサリーサ
- ベンヴェヌート・サンタマリア
- テオドーロ・コッコ
- レオニダ・ミローネ
- その他登場人物
- 榊原 見鳥(さかきばら みどり)
- ベネデッタ
- 『カテナチオ』の用語
- サッカーのポジション
- FW(フォワード)
- MF(ミッドフィルダー)
- DF(ディフェンダー)
- GK(ゴールキーパー)
- サッカーのテクニック
- ヒールパス
- ワンタッチ
- スルーパス
- ダイレクトボレー
- サッカーのルール
- ペナルティエリア
- オフサイド
- その他のサッカー用語
- ビルドアップ
- スコアレス
- ボールホルダー
- 下がる
- 前線
- マッチアップ
- マイナスのパス
- タックル
- プレスバック
- クリア
- セカンドボール
- サインプレー
- ファー(ファーサイド)
- MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)
- ポストプレー
- 『カテナチオ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 嵐木の元チームメイト「『過程にも意味がある』なんて考えながら努力した過程に意味なんてなかったと思う。『結果がすべて』と信じて努力した過程がすべてだ」
- グレゴリオ「結果でしか自分の価値を証明できない。必要なのは勝敗に人生を懸ける覚悟だ」
- ノアハ「手を伸ばさねば掴めないチャンスが多くあるのは確かだ。その一方で、ただ手を開いて待っているだけでもチャンスは落ちてくるものだ」
- 『カテナチオ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 変わらない嵐木という主人公像
- キャラクターは価値観
- 漫画の題材は好きなもの