2.5次元の誘惑(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『2.5次元の誘惑』とは、橋本悠による『少年ジャンプ+』にて連載されているコスプレラブコメ漫画である。
唯一の漫画研究部の部員兼部長の高校生アニメオタク奥村正宗。ある時新入生の天乃リリサが入部する。2人は漫画のキャラクターである『リリエル』の話しで意気投合し部室内でのコスプレ撮影をすることになる。部室から始まる高校生コスプレイヤー達の物語である。
コスプレイヤーやオタクにとってのあるあるや苦悩、魅力に加え高校生の青春が合わさった漫画となっている。

まゆり先生が漫画研究部の顧問となり、コスプレという活動を学校側として公にしていいものか校長先生と話した時の校長の一言。
学び場である学校で、若いうちはたくさん失敗した方が良いとよくきくが、そのなかには一生取返しのきかない失敗もあるのだと校長は語る。
コスプレしていることが判明していじめられたり、SNSで拡散されたりと、今の高校生の奥村・リリサ達では想像ができない事が起きるかもしれない。
嫌な思いをしてやりたかったコスプレを嫌いにならないよう、コスプレ活動は公にせず、しかし生徒達のやりたい事をやらせる。
何かあったときは全力で先生が生徒を守る。それが大人の覚悟だと名もない校長先生は新任のまゆり先生に語った。

『2.5次元の誘惑』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

悪役は出さないという作者のポリシー

2020年2月に掲載されたインタビュー記事で、作者である橋本氏は自身もオタクであり、同じ仲間達の事を悪く書きたくなかったと発言している。
また読者にも悪役と言われるキャラを作らないことによりストレスのない漫画にしているとのことであった。

当初の計画より前倒しで描かれた夏のコミケ編

本来夏コミ編はもっと後に作中に出て来る予定であったらしいが、2020年からの新型コロナウィルス感染拡大の影響で現実世界での様々なイベントが中止に追い込まれた。
夏のコミケも2020年は中止になっており、作者である橋本氏が実際に行けなかったオタク、コスプレイヤー達の為にと考え前倒しで夏コミケ編を描いた。
また連載時期も現実世界と重なるように2020年8月に連載された。

リリサが自宅で飼っているラブラドールレトリバー

第9.5話として番外編で語られたリリサの家のペット。
飼われているのはラブラドールレトリバーのルナ、メスの15歳。
リリサと共にアニメを見るのを余生の楽しみにしている。
しかし老犬であるが故に今見ているアニメの最終回まで自分が生きていられない事を悟っているらしい。
しかし続きが気になるアニメの連載、リリサの恋の相手の事が気になり最終的にはめちゃめちゃ長生きしたらしい。

奥村の鍛え抜かれた肉体

夏合宿の際に奥村が服を脱いだ時に鍛え抜かれた体が露出した。
運動部でもない奥村がなぜこれほどまでの肉体かと疑問に思った美花莉であった。
奥村曰く、ワンパンマンの筋トレ感謝の正拳突き、煉獄の稽古をオタクなら毎日実施することらしい。

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