2.5次元の誘惑(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『2.5次元の誘惑』とは、橋本悠による『少年ジャンプ+』にて連載されているコスプレラブコメ漫画である。
唯一の漫画研究部の部員兼部長の高校生アニメオタク奥村正宗。ある時新入生の天乃リリサが入部する。2人は漫画のキャラクターである『リリエル』の話しで意気投合し部室内でのコスプレ撮影をすることになる。部室から始まる高校生コスプレイヤー達の物語である。
コスプレイヤーやオタクにとってのあるあるや苦悩、魅力に加え高校生の青春が合わさった漫画となっている。

奥村が幼い頃に他の男性と失踪し、奥村が女性不信となるきっかけを作った人物。
作中での失踪理由は不明であるが、日中に幼い奥村を置いて夫に他言しないように言ってから出かけていたりしていた為、不倫していたのではないかと奥村は推測している。

奥村の姉

奥村に対して「家に帰ってこなくていい」など暴言を吐き、奥村が女性不信となるきっかけとなっている人物。
作中では話しのみで未登場。

まりなの両親

英才教育なママとそれを口出しせず見守るパパ。
2人ともまりなの為を本気で思っている育てていたが、まりなの部屋に入る事を禁止されていた為、本当のまりなの趣味や考え方は理解できていなかった。
高校最後の文化祭でまりあが猫耳メイドのコスプレで登場したときはママの方はまりなを疑い、退室しようとしたが、今まで見守ってきたパパから「まりながこれを見に来てと言ったんだ」と引き止められ渋々見届けることになる。
自らの気持ちを正直に歌うまりなと、文化祭終了後に多くの生徒に慕われながら歩くまりなを見てママは自らの考えを改め、自慢の娘を強く抱きしめた。

『2.5次元の誘惑』の用語

アシュフォード戦記

作中で過去に人気になった漫画作品。作者は高松で週刊少年ジャンプにて連載されていた。
作品自体は奥村が小学生の頃に最終回を迎えており、その作品の中で奥村とリリサが愛するリリエルが登場している。

リリエル外伝

アシュフォード戦記の完結後にはじまったスピンオフ作品。作者はアリアの父親でペンネームは日枯陽一。
スピンオフであるがアニメ化もされており、外伝ではオリジナルキャラクターでアリエルというアリアに似ているキャラが描かれていた。

戦乙女戦線

アリアの父親が10年前に描いていた連載作品。当時のペンネームはキサキヨウ。
ヴァルキリー戦線や略してヴァル戦と呼ばれている。
しかしアシュフォード戦記のパクリと批判を受け、10話で打ち切られ、作者に深いトラウマを与える作品となった。
奥村は子供頃にヴァルキリー戦線を読みファンになり、当時唯一のファンレターを送っていた。

『2.5次元の誘惑』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

奥村正宗「あんたが描いたあんたの漫画が俺を幸せにしたんだ」

夏コミイベント二日目にリリサ達のコスプレがSNSで話題になり、リリエル外伝の作者であるアリアの父親にまで情報が届き父親が娘のアリアに一目見るために会場に訪れた。
その際に声をかけずに立ち去ろうとしたアリアの父親に、アリアが来るまでの時間稼ぎをしようとした奥村が最後に放った一言。
小学生の頃から好きだった漫画のファンであることを奥村が伝えた時にその漫画が誰からも認められなかった漫画だと、忘れてほしい漫画だとアリアの父親は語る。
しかしヴァルキリー戦線という漫画を毎週生きる楽しみにしていた奥村。アシュフォード戦記の連載が終了し絶望していた時、リリエル外伝連載開始を見たときの感動。
作者の知らないところでその漫画は1人の男性の人生に影響を与えているという事を伝える一言であった。

奥村正宗「オタクたるもの好きな物の話は否定しない」

1話の時から奥村が口癖のように言っている言葉。
奥村が漫画研究部に入部した時にいた先輩の口癖だったらしい。
漫画やアニメ、コスプレなど、好きな物は違えど相手の事をまず理解しようとする奥村。
その考え方により極度の人見知りであるノノアやコスプレに対する考え方で悩むリリサなど、多くの仲間を救ってきた。

校長先生「あれは経験する必要のない失敗だった」

rushiya63
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