2.5次元の誘惑(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『2.5次元の誘惑』とは、橋本悠による『少年ジャンプ+』にて連載されているコスプレラブコメ漫画である。
唯一の漫画研究部の部員兼部長の高校生アニメオタク奥村正宗。ある時新入生の天乃リリサが入部する。2人は漫画のキャラクターである『リリエル』の話しで意気投合し部室内でのコスプレ撮影をすることになる。部室から始まる高校生コスプレイヤー達の物語である。
コスプレイヤーやオタクにとってのあるあるや苦悩、魅力に加え高校生の青春が合わさった漫画となっている。

『2.5次元の誘惑』の概要

『2.5次元の誘惑』とは、橋本悠による『少年ジャンプ+』にて2019年6月15日より毎週土曜日更新にて連載されているコスプレラブコメ漫画である。
次にくる漫画マンガ大賞2020webマンガ部門で4位を獲得。
また2020年2月3日の『週刊プレイボーイ』7号にてグラビアアイドルでありコスプレイヤーである伊織もえによる『2.5次元の誘惑』の作品内で出てくる人気キャラクターリリエルのコラボグラビアが表紙を飾った。
物語は、高校生2年生の奥村正宗が1人で活動している漫画研究部の部室に、新入生の天乃リリサが見学をしたいとやってくる所から始まる。
奥村は追い返そうとするが、リリサが作中のアニメであるリリエルの旧劇場版を見つけてしまいそこから2人は意気投合。リリサの夢はリリエルにコスプレしたROMを販売する事だと言い、その撮影を奥村にしてほしいとお願いする。
2次元の漫画とアニメを愛する奥村であったが、3次元であるコスプレの撮影には正直興味がなかったが、リリサの熱意に負け協力することに。
どれだけエロいコスプレをしてこようと決して邪な心は抱かないと自信を見せていた奥村だったが、コスプレをしリリエルになったリリサを見た瞬間、奥村は崩れ落ちる。そこには本物のリリエルがそこにいた。
2次元が嫁と決めていた。3次元には興味がないと決めていた。しかしその狭間である2.5次元の魅力を知ってしまった部室から物語ははじまる。

『2.5次元の誘惑』のあらすじ・ストーリー

コスプレ新入生

高校2年生の奥村正宗(おくむらまさむね)は、1人で漫画研究部の活動をしていた。
彼は3次元に全く興味がなく、2次元のアニメ「リリエル」という男の幻想を詰め込んだキャラクターにはまっていた。

ある日、突然大きなスーツケースを持った新入生の天乃リリサ(あまのりりさ)が部室にやってきた。
リリサは奥村が観ていた「リリエル」の旧劇場版に気付くほどアニメに詳しく、そのまま奥村と意気投合して一緒にアニメを鑑賞した。
リリサは「リリエル」のコスプレのROMを作成するため、撮影を頼んできた。リリサはコスプレの写真や動画を集めたROMをコレクションし、自分も作るのが夢だった。

リリサの熱意に負け協力することにした奥村は、まずリリサのコスプレを見ることにした。奥村は3次元の女子がコスプレしても動じないと思っていたが、完璧なリリサの「リリエル」に愕然とし感動した。
2.5次元の世界の素晴らしさを知ってしまった奥村は、リリサを新入部員にし新たな漫画研究部の活動を始めた。

幼馴染

モデル活動をしている橘美花莉(たちばなみかり)は、海外の撮影が終わり遅れて入学した。
美花莉は奥村がいるであろう漫画研究部を探していた。
実は美花莉は奥村と幼馴染で、昔いじめられていたところを奥村に助けてもらった。
それから好意を抱くようになり、振り向いてもらうためモデルになっていた。
奥村を見つけた美花莉は彼を誘惑しようとするが、「一番好きなのは2次元のリリエルだ」と断られてしまい、昔から変わらない奥村に複雑な思いを抱くのだった。

放課後美花莉は、奥村が「リリエル」のコスプレをしたリリサと、楽しそうに撮影会をしているのを目撃してしまい、3次元の女の子と楽しんでいるのが許せず奥村を責めた。
その様子を見ていたリリサは美花莉をコスプレに誘った。
戸惑う美花莉だったが、リリエルのコスプレに赤面している奥村を見て、攻略するにはコスプレだと考えリリサの誘いに乗った。

美花莉は「リリエル」の友達の「ミリエラ」のコスプレをしてみた。衣装はリリサの手作りで完璧な仕上がりだった。
露出が多い衣装だったが、美花莉は初めて奥村に褒めてもらえて嬉しかった。
コスプレを通して奥村の心に近づこうと「今後もコスプレをしてもいい」とリリサに告げたのだった。

コスプレイベント

リリサは5月のGWに、自分の「リリエル」のROMを作成し販売イベントに参加することを奥村に伝えた。
ROM作成は奥村も手伝い、学校で徹夜してイベントまでに作り上げた。
なんとか作り上げたROMだったが表面は白紙だった。

イベント当日、会場で「リリエル」の衣装に着替えて魅力を伝えようとしていたが、リリサはたくさんのコスプレイヤーに委縮してしまい着替えられなかった。
販売イベントが始まったが、なかなか声かけもできず真っ白なROMは全く売れなかった。
リリサは弱気になって「帰ろう」と言い出したが、奥村に「リリサのリリエルが世界一可愛い」と励まされコスプレに着替えることにした。

完成度が非常に高いリリサの「リリエル」のコスプレはすぐに話題となり、販売ブースには人だかりができた。
戸惑う奥村の代わりに、隣りのブースにいたカメラマンのオギノが、囲み撮影を提案してくれ無事撮影会をすることができた。
結局ROMは売れなかったが、貴重な体験ができた。

部活の危機

ある日生徒会長に、漫画研究部は部活顧問の不在と活動レポート未提出のため、廃部の危機にあると告げられた。
慌てて新しい顧問の先生を探し始めた奥村は、新任教師のまゆり先生が、まだ顧問を持っていないと知り理科室に行ってみた。
実は、まゆり先生は伝説のコスプレイヤーまゆらで、コスプレイヤーであることを隠していたので顧問の話は断られてしまった。

まゆり先生になんとか顧問になってもらうため、リリサの「リリエル」のコスプレを見せて説得してみた。
それを見たまゆり先生は感動し、リリサのROMを貰うという条件で「活動レポートのサポートだけはする」と言ってくれた。

まゆり先生の提案のもと、児童教室での朗読ボランティアの活動レポートを書き上げた。
しかし奥村とリリサは、本来の活動であるコスプレを正直に報告したいという気持ちになった。
リリサは「自分は漫画やアニメが好きで、コスプレをこよなく愛していることを隠したくない」と話した。それを聞いたまゆり先生は、コスプレは恥ずかしく隠すものと思っていた自分を反省し、漫画研究部の顧問になることを決めた。
漫画研究部は廃部の危機を脱し、コスプレ大会に出場することにした。

コスプレストリーム55参加

漫画研究部は、コスプレストリーム55というイベントに参加することにした。
コスプレ四天王の753(なごみ)に会ったリリサは、企業提携しているプロのコスプレイヤーと、「リリエル」が好きなだけでコスプレをしている自分との熱量の差に怖気づいてしまった。
さらに、衣装のスカートを紛失してしまったリリサは「コスプレへの愛が足りないので、衣装も失くしてしまった」と自暴自棄になってしまった。

心配した奥村は衣装を探しに行き、まゆり先生はコスプレイヤーまゆらになってリリサを励ました。この時初めてリリサは、まゆり先生がまゆらだと気が付いた。
自分を見失いコスプレをすることを躊躇していたリリサだったが、まゆらの励ましと奥村が必死にスカートを探してくれたことで、コスプレに着替えることを決意した。

しかし、リリサの着替えに時間がかかり、お客さんが帰ってしまいそうだった。
そのため、まゆらが場を引き延ばすため撮影を始め、753とまゆらの撮影会が始まり盛り上がった。
しばらくしてまゆらが下がると、そこにリリサが「リリエル」のコスプレをして現れた。
リリサはコスプレが好きという原点に返り、楽しんで撮影に挑んだ。

シンデレラスターイベント

SNSで次に来るコスプレイヤー第5位に、リリサの「リリエル」が選ばれ奥村とリリサは驚いた。競うためにやっているわけではなかったが、評価されたことは嬉しかった。
張りきった奥村とリリサは、次のイベントのために衣装素材を買いに出かけた。

そこで突然女の子から、『シンデレラスター』というゲームの1周年記念コスプレイベントの案内ポスターを無言で渡された。
リリサはポスターで、このイベントを教えてくれた無言の女の子に会うことを期待して、次の参加イベントを『シンデレラスター』に決めた。

無言の女の子は氷の美少女コスプレイヤーと呼ばれる、次に来るコスプレイヤー4位のノノアだった。ノノアはSNSにアップされた「リリエル」を見て感動し、友達になりたいと思っていた。しかし、極度の人見知りなためポスターを渡すのが精いっぱいだった。

そしてイベント当日、リリサは「ステージの天使リリエル」の衣装で参加し、ノノアは「クーリア」という表情を出さない冷静なキャラで参加した。
周りは4位と5位の直接対決だと盛り上がっていたが、リリサは戦うつもりがなくノノアに一緒に撮影しようと声をかけた。しかし声を出すことができなかったノノアは、無言でその場を立ち去った。
ノノアは昔友達に好きな漫画の話をし過ぎて、「キモイ」「しゃべらない方がいい」と言われ、それがトラウマになっていた。

ノノアが意気消沈しているところに奥村が話しかけてきた。声を出すことが出来なかったノノアだが、ゆっくり待ってくれる奥村のおかげで、この間素材ショップで転びそうになったところを助けてもらったお礼を言うことができた。
初めて自分の気持ちを伝えることができたと実感したノノアは、「リリエル」にも自分の気持ちを伝えるため彼女を探した。
探している最中に、撮影客に囲まれて動けなくなってしまったが、リリサがやって来て一緒に撮影会をすることができた。ノノアは勇気を出して「友達になってほしい」と言うことができた。

喜咲アリア

仲良くなったリリサとノノアは、放課後まゆり先生の紹介で撮影スタジオを無料で貸してもらい撮影会をした。
するとそこに、喜咲アリア(きさきありあ)という女子高生が乱入し「コスプレで有名になりたいので、友達になって」と言ってきた。
アリアのコスプレは初心者過ぎて話にならなかった。それでも、リリサは顔もスタイルもいいアリアに感動し、一緒にコスプレの勉強をすることにした。

ある日、ノノアがコスプレイヤーたちの画像をインターネットで見ていると、偶然昔のアリアのコスプレの画像を発見した。そのコスプレは『ヴァルキリー戦線』のメリアという、初心者では知りえないキャラクターだった。
ノノアは何か事情があるのかと気になった。

翌日その画像の話をアリアに聞いてみると、『ヴァルキリー戦線』の作者はアリアの別れた父親だと分かった。
『ヴァルキリー戦線』は盗作疑惑が浮上し10話で打ち切られた漫画だった。
アリアは昔、『ヴァルキリー戦線』を「読む価値がない」と父親に捨てられた経験があり、コスプレで有名になって「お父さんの漫画が大好きだ」と伝えたいと思っていた。
それを聞いた奥村たちは、夏コミで父親に届くようなコスプレをしようと、『リリエル外伝』に出てきた天使空挺隊4人衆をすることにした。
リリサとノノア、アリアの他に美花莉を加えた4人で、夏コミに参加することにした。

そんなある日、母親が電話で「何年たっているの。あの人が亡くなって…」と話しているのを聞いたアリアは、父親はもう亡くなってしまったと思った。
アリアはその話を漫画研究部のメンバーにし、それでもコスプレは辞めないと宣言した。奥村はアリアの強さに感動した。

奥村はアリアの父親が亡くなったという話に疑問を持ち、詳しく調べることにした。
そして、アリアの父親が名前を変えて漫画を描いており、しかも『リリエル外伝』の作者であることを突きとめた。
後日アリアが母親に確認してみると、父親が亡くなったことはアリアの勘違いだと分かった。
アリアは父親に届くようにイベントをがんばることにした。

夏コミ

オタクの最大イベント夏のコミックマーケット・夏コミが始まった。
リリサは今回のイベントで1位を取ると意気込み、奥村は4人のコスプレ姿に興奮し卒倒した。
張り切っていた漫画研究部だったが、夏コミの洗礼を受けることとなった。
このイベントは規模が大きいため、人の流動が激しく撮影の囲みが増えなかった。また夏の暑さで水分補給の休憩を挟まなくてはならず、そのたびに撮影者は去ってしまった。
それに加え、4人の経験の差で撮影ポーズのパターンが少なくなってしまい、撮影者は減る一方だった。
なんとか撮影者を増やそうとしたが、リリサが熱中症で倒れてしまい1日目は途中終了となってしまった。

その後リリサの体調が回復してからは、明日の撮影のために練習を重ねた。
この時、ノノアが倒れたリリサを運んでいる様子が、ちょうど原作のシーンの再現のようだとSNSの話題になっていた。

次の日、昨日のSNSの話題もあり撮影者が多く集まった。
昨日とはまるで違うポーズの多さに、撮影会はとても盛り上がった。
この時撮影された写真がSNSで拡散し、『リリエル外伝』のアシスタントの目にとまり、作者のキサキ先生が画像を見ることとなった。
その画像に娘のアリアが写っていたのでキサキ先生はとても驚いた。
ここで会わなければ二度と会えないと思ったキサキ先生は、夏コミ会場へ向かった。

会場に到着しアリアたちのコスプレを見たキサキ先生は、自分の漫画が現実になっていることに感動した。
アリアに声をかけようと思ったが、自分の漫画のせいで傷つけてしまった罪悪感からそのまま黙って立ち去ろうとした。父親を見つけたアリアは奥村に引き止めるよう頼んだ。

必死で引き止める奥村が『ヴァルキリー戦線』の話をすると、キサキ先生の表情は一変しその漫画を否定した。ショックを受けた奥村は「その漫画が自分を幸せにした」と怒り叫んだ。
キサキ先生は、奥村の言葉で『ヴァルキリー戦線』が、少年の生きる希望になっていたことを知り涙した。
その時、アリアが『ヴァルキリー戦線』のメリアのコスプレをして現れた。そして、メアリとアリアの2人分の「生んでくれてありがと」の言葉を伝えた。キサキ先生は感謝して「生まれてくれてありがとう」と答えた。

夏コミ最終日は奥村とリリサの2人で会場に向かった。コスプレで買い物をするのが夢だったリリサは、奥村にも「リリエル」が出てくるアニメである『アシュフォード戦記』の「アシュフォード」のコスプレをさせた。
リリサの「リリエル」は、もう有名になっていたので撮影者に囲まれた。
コスプレは恥ずかしくないとリリサを見ていて思った奥村は、「アッシュフォード」のポーズをきめ歓声を浴びた。

夏合宿

漫画研究部のメンバーは、まゆり先生と夏合宿をすることになった。
奥村はこの合宿で撮影スキルを上げることを目標にしていた。
コスプレイヤーを撮影するには、3次元の生きた人間を本当に理解することが必要だとまゆり先生に教わった。

夜は町おこしで行われてた肝試しに参加することになった。奥村とペアを組んだアリアは、恐怖のあまり腰が抜け奥村におぶってもらい、胸がドキドキし奥村のことが好きになっていると気が付いた。
休憩時間になると、奥村に好きな女の子はいるか聞いてみた。
奥村は好きな子はいたが、母親が自分を置いて他の男と出て行ったため人を信じられなくなり、2次元は裏切らないと「リリエル」にのめり込み助けられたと話した。
「自分だったら絶対裏切らない」と泣くアリアを見て、3次元の女の子にも裏切らない女性がいるかもしれないと奥村は思い始めていた。

次の日、本格的に撮影を始めた奥村はリリサばかり撮影していた。
それに嫉妬して割って入ってきた美花莉の写真が、生きた顔が撮影出来ているとまゆり先生に褒められた。奥村は何がいいのか全く分からなかった。

美花莉はリリサと今まで見たこともない表情で話す奥村を見て、胸が苦しくなり部屋を出た。後を追ったリリサは、美花莉が10年前から奥村のことがずっと好きだったと知った。リリサもコスプレイヤーとして奥村が好きだと話し、意味は違うがお互い奥村を好きだと分かりあった。そんな2人の会話を奥村とまゆり先生は、物陰から聞いていた。

家族に裏切られてから心を閉ざした奥村に、まゆり先生は「自分に関わろうとする人を恐れるな。3次元にもお前の天使はいる」と話した。
その言葉で奥村は、さっき撮った美花莉の写真が、自分が関わることで初めて生まれた表情だから良いのだと理解した。

文化祭

部活動での文化祭の企画書のチェックに生徒会役員が部室にやって来た。その中にいた副会長である安部まりな(あべまりな)は、奥村の初恋の人だった。
生徒会でコスプレカフェをすることになり、まりなは漫画研究部にアドバイスをしてもらうことになった。

奥村とリリサは、生徒会長から頼まれたプリントを渡すため、熱を出したまりなの自宅へ向かった。まりなの部屋で自作の漫画やアニメのポスターを見た奥村たちは、まりながオタクだと知った。
自分がオタクだと知られたことで、まりなは今回の文化祭のコスプレカフェで、隠していた本当の自分をみんなに見てもらおうと決心した。

翌日、生徒会長にオタクであることを打ち明け、自ら発案した猫耳メイドの衣装の作成をリリサに依頼した。
そして、両親には文化祭に来てくれるよう頼んだ。

文化祭当日、校内は各部の様々な企画で盛り上がっていた。
漫画研究部は「リリエル」研究発表会を行った。客はいつものメンバーだけだったが、発表内容は好評だった。

その後、漫画研究部メンバーは生徒会の手伝いに向かった。
その時、アクアリウム研究会の水槽が割れるというトラブルが起こり、生徒会メンバーはコスプレの着替えを中断し、漫画研究部メンバーと共に助けに向かった。
時間を稼ぐため、コスプレカフェでは男子生徒に人気の美花莉が1人で対応した。
その後、トラブルを処理した生徒会メンバーと漫画研究部は、猫耳メイドに着替えステージで踊りカフェを盛り上げた。

文化祭を見に来ていたまりなの母親は、今までと違うまりなの姿にショックを受け下品だと帰ろうとした。父親は「これが見せたかったんだ」と母親を呼び止め、一生懸命歌い踊るまりなを一緒に見るよう促した。
まりなはみんなに本当の自分をさらけ出し、自分を誇りに思うことを伝えた。

生徒会の企画が終わり一段落すると、多くの生徒がまりなの今までの生徒会活動を労い感謝した。大勢の生徒から声援を浴びるまりなを見て、母親は考えを改め自慢の娘を抱きしめた。

無事文化祭も終わり、生徒会を引退し暇を持て余したまりなは、漫画研究部に通うようになった。こうして漫画研究部はこれからも活動をしていくのだった。

『2.5次元の誘惑』の登場人物・キャラクター

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