ふたりソロキャンプ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ふたりソロキャンプ』とは、出端祐大により描かれているキャンプを題材にした漫画作品。2018年から講談社の『イブニング』にて第1部を連載。同社の『モーニング』にて、2024年から第2部が連載。孤独を愛する34歳独身のソロキャンパー樹乃倉厳と大学生の超初心者キャンパー草野雫が最悪な出会いをする。厳は不本意ながらも雫が一人前になるまでふたりでソロキャンプを行うことになる。登場人物の人間関係の深まりが魅力の作品。加えて、キャンプについての知識も高まり、読んだらキャンプに行きたくなる作品である。

サブメンバー

滝川 彰人(たきがわ あきと)

樹乃倉厳の高校の同級生。高校時代から誰ともツルまない厳に対して、面白く、かっこいいと思い惹かれていた。ツルむのが嫌いな厳に対してしつこく絡み、今では厳の無二の友達である。キャンプ歴は15年。厳の性格を理解し、雫と厳の関係も取り持つ。彰人自身は友達も多く、グループキャンプをやることにも他のキャンパーとキャンプ場で仲良くなることにも抵抗はない。独りの時間が欲しいため、ソロキャンプも好む。

火野 瑞希(ひの みずき)

大空さやと昔からの友達で、さやの紹介で雫とも友達となる。女性・男性のどちらも恋愛対象にできる。ボーイッシュでサバサバした性格のようだが、虫が嫌いだったり、雫とさやとの三人で行ったキャンプの思い出に松ぼっくりをもって帰ると発言したりと可愛い一面もある。親がビルをもっており、父親のことは「パパ」と呼ぶなど、生まれの良さが随所で出ている。

大空 さや(おおぞら さや)

雫と学校の友達。あまり同性に好かれるタイプではないが、雫と瑞希とはとても仲のよい友達。そんな雫のことをとても大切に思っており、厳とのキャンプを当初は不満に思っていた。イケメンの彰人に少し好意を寄せる場面も見られる。

芹沢 花夏(せりざわ かな)

樹乃倉厳の元恋人。厳とは別れ、ニューヨークに飛び立つ。現在は、大女優というほどではないが途切れずに仕事をもらっており、NYの舞台の世界ではそれなりに名前が通っている。日本での仕事のため数カ月日本に滞在。

星崎 結衣(ほしざき ゆい)

生粋のソロキャンパー。元カレに誘われて始めたキャンプで、2年くらいのキャンプ歴をもつ。自転車でのキャンプは始めたばかり。趣味が合い、好みのゴリマッチョである厳に興味をもつ。雫と同様やや押しが強い。ただしお人好しであり、雫と厳の雰囲気を見て二人の間を取り持つシーンもある。

『ふたりソロキャンプ』の用語

キャンプ用語

ソロキャンプ

独りで行うキャンプのこと。自然の中で自分でどれだけのことができるかを楽しむこと。行うことは人それぞれであり、何をしてもいい。

ふたりソロキャンプ

初めて会った際に、厳からキャンプの魅力を教わる雫。そんな雫が、厳とのふたりで行くソロキャンプを提案するシーン。

現地集合現地解散、テントはそれなりに離す、やれることは自分だけでやる、独りになりたい時間を邪魔しないといったルールの中で、二人で行うソロキャンプのこと。初心者としてはちょっとのアドバイスがもらえたり、安心感を得られたりできるため、雫が考えた。

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