たまこまーけっと(たまこけ)のネタバレ解説・考察まとめ

『たまこまーけっと』とは、京都アニメーションが手がけた完全オリジナルアニメーションで、ほっこりと温まる日常を描いた作品ある。2013年1月9日から3月27日まで全12話で放送された。「うさぎ山商店街」にある餅屋の娘・たまこは、花屋で南の国から来たしゃべれる鳥・デラと出会う。デラは王子のつかいとして、妃を探しにやってきたのだった。たまこはデラと暮らすことになり、騒がしい1年を送ることになる。うさぎ山商店街の人たちがたまこやデラと織りなすほっこりとしたストーリーが作品の魅力である。

うさぎ山商店街にあるおもちゃ屋。たまこは小さい時に魔法の杖を買った。

さしみ

うさぎ山商店街にある魚屋。

清水屋

うさぎ山商店街にある豆腐屋。たまこがいつも木綿豆腐を2丁買う。

みやこうどん

うさぎ山商店街にあるうどん屋。豆大がよく1人で食べにきている。

うさぎ山高校

たまこ達が通う共学の高校。

『たまこまーけっと』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

デラ・モチマッヅィ「それは自分で言った方がいいに決まっている」

デラにたまこにお礼を伝えるよう頼む史織

デラをたまこの家まで送り届けたことがきっかけで、史織はたまこの家で一緒に晩ご飯を食べ、銭湯に行った。
引っ込み思案な史織は、何日経ってもそのお礼や、楽しかったという気持ちをたまこに伝えられず悩んでいたのである。そんなある日の放課後デラと出会い、たまこにお礼を伝えてほしいと頼んだ。しかし、デラには「それは自分で言った方がいいに決まっている」と返される。そう言われた史織は、思い切って再びたまこの家を訪れる。
たまこと2人で「星とピエロ」に行ってコーヒーを飲みながら話をし、一緒に過ごした日のお礼と、楽しかったという気持ちを伝えることができた。そうしてたまこと史織は友達になったのである。
デラの言葉によって、史織は勇気を出してたまこに直接気持ちを伝えることができたのだった。

たまこから誕生日プレゼントをもらうもち蔵

たまこに誕生日を祝ってもらい、感極まるもち蔵

10月10日のおもちの日はもち蔵の誕生日である。もち蔵はたまこからプレゼントをもらえるかとソワソワしていた。しかしたまこはおもちの日ということで、「たまや」で行う餅つきのイベントに夢中であった。もち蔵は、あんこにもたまこが自分の誕生日について何か言っていなかったかと聞いてみるが、「覚えてないと思うよ」と言われてしまう。
餅つきが終わり、たまこが探していた曲が判明する出来事もあり、もち蔵自身も誕生日のことをすっかり忘れていた。しかしたまこはもち蔵におもちのケーキを用意していたのである。プレゼントされたもち蔵は、嬉しさのあまり泣きそうになり喜んだ。
鈍感なたまこに全く意識されないもち蔵の恋心が少し報われたシーンである。

妃候補を断るたまことデラ

王子の元へ走るたまこ

文化祭でのステージを終え、たまこはみどりやかんなと成功を喜んでいた。そこへチョイが、たまこが王子の妃だと告げる。たまこや周りの人たちは、突然の出来事に戸惑っていた。それでもたまこ以外の人たちは、たまこが幸せになれるならと肯定気味である。そんな時南の国から、うさぎ山商店街に王子がやってきた。
たまこが学校に行っている間、王子は商店街の人たちと「うさ湯」にいた。学校から帰り店が閉まって静かになっている商店街を見て、たまこは母が死んでしまった日のことを思い出し、寂しい気持ちになってしまう。そんなたまこに、デラは王子の妃になることについて、本当の気持ちを尋ねた。
するとたまこは、朝起きた時のあんこを炊く甘い匂い、もち蔵や商店街の人たちとの思い出などを語り始める。そしてうさぎ山商店街で生まれて育って心の底から良かったと話した。
それを聞いたデラは王子の元へ走り、たまこを妃にするのは諦めるよう頼む。それに続いてたまこも王子に気持ちを伝えたのだった。
デラはたまこの本当の気持ちを聞いてたまこと商店街の人たちとの絆に感動し、たまこはデラに思い出を語るうちに自分の本心に気づくことができた場面である。

『たまこまーけっと』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

うさぎ山商店街のモデルは京都にある出町桝形商店街

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