薬の魔物の解雇理由(くすまも)のネタバレ解説・考察まとめ
『薬の魔物の解雇理由』とは桜瀬綾香による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。略称は「くすまも」である。コロナEXより、真丸イノが作画を担当したコミカライズも発売されている。人と人ならざる者たちが存在するおとぎ話のような世界でこの地に迷い込んだネアは、魔物と契約する歌乞いの役職に就くこととなる。ネアと契約した魔物のディノが様々な不思議な生き物たちとの交流しつつ、美味しい日常と季節のイベントを堪能し時折起きる大事件を解決する異種婚姻ファンタジー作品。
故人。ネアの弟。アルビノで白に近い色合いの髪に青紫色の瞳をしている。生まれながらに体が弱く入退院を繰り返していた。難病を抱えていたためネアが少女だった頃に亡くなっている。
ジョーンズワース夫妻
故人。ネアの両親。父親は外交官で母親はオペラ歌手。両親はジークの一族によって車の事故にみせかけて殺された。両親が亡くなった日はネアの母親の誕生日だった。
『薬の魔物の解雇理由』の用語
世界設定
迷い子
どこからか呼び落とされた来訪者。来訪者はみんな稀有な美貌や魔術を有しているという前提がある。
歌乞い
唱歌によって魔物と契約をする役職。特別珍しい職業でもないが国の歌乞いは宣託によって選ばれるため各国1人である。歌乞いは契約した魔物からその魔物が司る魔術の恩恵を得る代わりに魔物の願いを叶えなければならない。その願いは魔物が意図しなくても歌乞いの寿命を削っていく。魔物は歌乞いの唱歌を気に入り現れ、執着して独占する。そのため同性同士であっても契約した魔物は歌乞いが恋をすることも、子供を持つことも許さない。ヴェルクレアではガレンと呼ばれる組織が統括している。
ガレン
魔術師たちの組織。各地の魔術の研究と事件の解決が主な仕事。また、歌乞いを庇護、管理している。この組織のトップはガレンエンガディンと呼ばれエーダリアが長である。
種族
魔物
魔物には階位が存在し高位であるほど美しくなる。元々誘惑と策略に長けていて人と契約をしていない魔物ほど残忍な気質がある。魔物が歌乞いと契約を結ぶ理由は、魔物の欲求に歌が上位に食い込んでいるため。生粋の白を持つ魔物はあまり存在せず、白が一筋混じっただけでも公爵位相当の魔物になる。階位の高い魔物はそもそも人間では殺すことはできないが、崩壊する時に国1つが失われるほどの被害が生じる。
魔術
魔術可動域
この世界の人外者たちや動植物は魔術を持っているが人間は持たずに生まれる。その代わり人間には、体内に魔術を取り込んで流すための器官があり、その容量を魔術可動域という。
目次 - Contents
- 『薬の魔物の解雇理由』の概要
- 『薬の魔物の解雇理由』のあらすじ・ストーリー
- 就職と婚約者
- 虹色の魔物と契約
- グリムドールの鎖
- 転職活動
- 『薬の魔物の解雇理由』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ネア
- ディノ・シルハーン
- エーダリア
- ゼノーシュ
- グラスト
- ウィーム
- 煉瓦の魔物
- 酵母の魔物
- 木通の魔物
- ヴェルクレア
- エインブレア
- その他
- ジーク・バレット
- ユーリ・ジョーンズワース
- ジョーンズワース夫妻
- 『薬の魔物の解雇理由』の用語
- 世界設定
- 迷い子
- 歌乞い
- ガレン
- 種族
- 魔物
- 魔術
- 魔術可動域
- 魔術汚染・魔術侵食
- 魔術抵抗値
- 地名
- ヴェルクレア
- リーエンベルク
- 魔術道具
- グリムドールの鎖
- 『薬の魔物の解雇理由』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ネア「私には不相応としていずれ手放すだろうけど…名前を呼んだだけでこんなにも嬉しそうにするこの魔物を可能な限り大事にしてやろう」
- ゼノーシュ「だから僕はグラストが寂しくないようにグラスのそばにいたいし、グラストがあの子に作ってあげていた白いケーキが食べたいんだ」
- ネア「この生き物がたまらなく愛おしくなってしまうのは、こんなふうに慈しめるものがずっとなかったからだろうか」
- ディノ「あまり私以外のものに心を動かさないで欲しいな」
- ネア「本当にディノを愛してくれるものに委ねるのであれば私もこの執着をなだめることができるはずだ。 それでも…私にもあなたを守ってあげれるだけの力があればいいのに」
- 『薬の魔物の解雇理由』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ネアは呪われた一族の唯一の生存者
- ジーク・バレットはあちらの世界の主人公
- 薬の魔物の解雇理由の続編