モノクロ少年少女(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『モノクロ少年少女』とは、漫画雑誌『花とゆめ』で連載された福山リョウコによる漫画である。両親を亡くし親戚の家を転々としていた巳待呉羽(みまちくれは)。「学費・寮費・全額免除」という魅力的なチラシに釣られて、一般人は入学不可の私立毛保乃高等学校に入学する。そこは人間との共生を目指し、食欲抑制を学ぶケモノの国の子女たちが通う学校だった。呉羽とクラスメイトたちのドタバタ学園生活が始まる。
CV. 釘宮理恵
7月7日生まれ。5歳の頃に両親を交通事故で亡くし、親戚の家をたらいまわしにされていた。「学費・寮費・全額免除」という甘い文句に惹かれ、一部のブルジョア階級しか入れないことで有名な私立毛保乃高等学校に入学。しかしそこはケモノの王族が通う学校で、ウサギ国第32王女としてケモノたちに囲まれる生活を送る。生い立ちゆえに勝気で言葉遣いが荒い。卒業後は人間界に戻り、トリマーとして働いている。
右京(うきょう)
CV. 神谷浩史
11月20日生まれ。クロヒョウ国第4王子だがもともとは下町で養父と暮らしていた。病気がちな3人の王子の代わりに、「王に似ている」という理由で養子として引き取られた。第1王子の黄苑から執拗な嫌がらせを受けている。幼なじみの茅と蝶々とは常に成績トップ3。初めは呉羽を「ダメウサギ」、「チビブス」とののしっていたが、次第に呉羽に惹かれるようになる。卒業後は人間界で児童養護施設の指導員として勤務。
茅(ちがや)
CV. 櫻井孝宏
6月16日生まれ。親しみやすいが軽薄で、複数人の彼女がいる。腹黒い面もあり、右京の宿敵である黄苑と内通していた。トラ国第2王子。第1王子である兄の葛がどんくさく周囲が心配していたため、わざと手を抜いて相手を立てる癖があった。呉羽のことが好きだったが、右京のために身を引く。卒業後、臨床心理士を目指して人間界の大学院に進学を決める。
蝶々(ちょうちょう)
CV. 浅野真澄
4月11日生まれ。オオカミ国第6王女で、兄たちから溺愛されている。自他ともに認める美人でナルシストだが、さりげない気づかいで周囲をフォローする。胸が小さいのがコンプレックス。幼いころからひそかに右京に思いを寄せていた。人間界で大学を卒業後、自身のアパレル店を開くことにする。
黒蘭(こくらん)
ハイエナ国出身。呉羽たちの生徒会の補佐に就任する。可愛らしいルックスに加え礼儀正しいので呉羽から信頼されていたが、実は黄苑のスパイだった。
浅葱(あさつき)
ヒョウ国出身。苦菜とともに3年生の成績トップである。病弱ですぐにせき込むので薬が手放せない。人間の少女に恋をして、定期的に脱走している。
苦菜(にがな)
イタチ国出身。お調子者の浅葱と対照的な性格で、暴走しがちな浅葱をいさめている。兄の妻にかなわぬ恋心を抱いており、それから逃げるために人間を目指していた。
雛菊(ひなぎく)
ライオン国出身。黄苑との関係で生徒会補佐を辞退した黒蘭に代わり、生徒会補佐に就任した。蝶々のことを気に入っており、茅に対して何かとあたりが強い。
上総(かずさ)
キツネ国出身の呉羽たちのクラスの担任。競馬が趣味で常に競馬新聞を持ち歩いている。
六折(むつおれ)
スカンク国出身で、生徒会の顧問。関西弁で話し、物腰柔らかだが人の言うことはあまり聞いていない。
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目次 - Contents
- 『モノクロ少年少女』の概要
- 『モノクロ少年少女』のあらすじ・ストーリー
- 波乱の高校生活
- 生徒会長就任
- 初のクロヒョウ国
- ペナルティの人間界
- 複雑な四角関係
- 最後の審判
- 黄苑との決着
- 卒業と再会
- 『モノクロ少年少女』の登場人物・キャラクター
- ケダ高生
- 巳待呉羽(みまち くれは)
- 右京(うきょう)
- 茅(ちがや)
- 蝶々(ちょうちょう)
- 黒蘭(こくらん)
- 浅葱(あさつき)
- 苦菜(にがな)
- 雛菊(ひなぎく)
- 上総(かずさ)
- 六折(むつおれ)
- クロヒョウ国
- 黄苑(きおん)
- 伊織(いおり)
- トラ国
- 葛(かずら)
- 薊(あざみ)
- 礼文(れぶん)
- オオカミ国
- 連玉(れだま)
- その他
- 獅子尾姫菱(ししお ひめびし)
- 健(たける)
- 『モノクロ少年少女』の用語
- 私立毛保乃高等学校(しりつけだものこうとうがっこう)
- ラビット
- ギフト
- キング
- 『モノクロ少年少女』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 茅「こんなのもう…半分恋なんだよ」
- 右京「なんでか…自分でも…わからねんだけど…しばらく…こうしてていいか」
- 『モノクロ少年少女』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 525の数字
- ドラマCDで初音声化