結婚指輪物語(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『結婚指輪物語』とは『ビッグガンガン』にて2014年3月より連載されているめいびぃによる異世界ファンタジー漫画作品。幼馴染のヒメを追い異世界へと召喚されたサトウは、伝説の勇者・指輪王に選ばれる。世界を脅威に陥れる深淵王に対抗するために異世界の姫君と結婚するためのサトウの冒険が始まる。個性豊かな5人のヒロインとの恋愛模様と世界を救う王道ファンタジーが魅力である。

ニーダキッタ

火を司り、武を好む猫人達の国。国全体が魔法技術で作られた魔動車で構成され世界中を旅している。猫人の庇護を受けるために、商人が集まりいつしか巨大な隊商となっている。元々ニーダキッタは深淵王に最も近い国であったが、過去の戦いで滅んでいる。

マーサ

遥か昔の時代より続く竜人による大国。大瀑布のふもとに存在する水上国であり、周囲を高い崖に囲まれている。かつては深淵王の軍勢をとどめた最後の砦であった。

イダノイカン

かつてドワーフ達によってつくられた土の指輪を受け継ぐ国。大山壁に沿うように存在し、かつては鉱山都市として栄えた。深淵王の領域に最も近く存在し、現在においては廃墟と化した市街を残すのみである。市街の地下にはドワーフ達の残した巨大な坑道が存在する。

ヴァンナー

深淵王が眠る北の大地。元々はニーダキッタが存在した土地であるが、現在は深淵王に支配されて闇の領域が広がっている。

『結婚指輪物語』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

サトウ「俺にはマルスさんが必要だ 俺の仲間でいてくれ」

指輪王になるという使命を果たせなかったマルス。そんな彼は再会した恋人のサフィラに拒絶され、兄であるスリュダーにも冷たく当たられる。己の弱さを痛感し、精神的に追い詰められたマルスの前に深淵王の手の者である占術師が現れる。占術師は「指輪王を殺し、過ちを正すべき」とマルスに語り掛け、彼を操るのであった。数日後の魔物の襲来による混乱に乗じてサトウに剣を向けるマルス。マルスの表情に迷いが残っている事に気づいたサトウは「優しい人だ」とマルスに語り掛ける。正気に戻りつつあるマルスは「自分を斬ってほしい」とサトウに頼む。だが、サトウはこれまで幾度となくマルスに助けられたことに感謝の意を伝え「俺にはマルスさんが必要だ。俺の仲間でいてくれ」と手を差し伸べる。指輪から聞こえてきた声の指示でマルスを操っていた剣の柄を破壊、彼を解放するのであった。

サトウ「俺はヒメをどの世界の誰よりも愛してるからな」

5つの指輪がまだそろわない中で完全に復活した深淵王。勝ち目がないと思ったアラバスタは、2つの世界を繋ぐ門を開きサトウ達を現実世界へと帰還させる。元の世界で平和に過ごすサトウ達であったが、そこに最後の指輪の姫君であるアンバルが現れる。アンバルの力を使えば元の世界に戻れると知ったサトウは、皆を助けるために帰還しようとするが、ヒメは「今のまま平和に暮らすべき」と言って反対する。ヒメの意見を聞き悩むサトウであったが、アンバルから使命を果たそうとする決意や、指輪の姫君が持つ役割を聞いた事で元の世界に戻る意思を固める。しかしヒメは「サトウを失いたくない」と恐怖を吐露する。サトウは「指輪の宿命から解放されるのは逃げる事ではなく終わらせること」だとヒメを説得、さらには「ヒメをどの世界の誰よりも愛しているからな。大丈夫……負けはしない」とヒメに向けて告白する。サトウの言葉に安心したヒメは戦う意思を取り戻し、再びアーヌルスへと向かうのであった。

サトウ「俺がヒメに未来を見せる ヒメも俺と未来を見てほしい」

魔法修業が進まないヒメは、深淵王の眷属に惑わされ、魔導の尖塔に引きこもってしまう。サトウは、ヒメの心の中の世界と化した塔の内部で闇の心にとらわれたヒメを見つけ出す。ヒメを救出しようとするサトウ。しかし「サトウさえいてくれればいい」と思ったヒメは何も存在しない無の世界を作り出し、サトウと自分を閉じ込める。嫌な事や怖い事のない世界で、二人だけの今があればいいと思うヒメ。それを見たサトウは、自分が指輪王の使命を果たそうとするあまり怖気づき、その事でヒメに恐怖を与えていた事に気づく。ヒメに未来を見せたいと思ったサトウは「何があっても失敗してもいいからヒメと前に進みたい」と思い「俺がヒメに未来を見せる、ヒメも俺と未来を見てほしい」と共に歩んで生きたいと言う。サトウとだともっと先へ進めると思ったヒメは深淵の支配から逃れ、新たな力を手にするのであった。

『結婚指輪物語』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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