ウツロマユ(Hollow Cocoon)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウツロマユ - Hollow Cocoon -』とは、2013年にNAYUTA STUDIOよりリリースされたホラーアドベンチャーゲームである。主人公の湊が疎遠になっていた祖母の危篤をきっかけに、自身のルーツや家族の秘密を知っていくストーリーだ。低価格にもかかわらず、実写さながらの高クオリティの映像と、予想のできないあっと驚かされる展開、更には隠し要素や複数エンドといったやりこみ要素も加わり、周回プレイするファンも多くおり、高コスパのゲームであると話題になった。

戸籍上の湊の祖母である。実際は結とも湊とも血は繋がっていない。
綾乃と佐一が婚約した時から佐一に恋心を抱いており、絹が山へ置き去りにした事によって綾乃がヒメツキになってからは一生離れないと誓っている。
深山家がダム建設の立ち退きを依頼されても頑なに家を離れようとしなかったが、脳に腫瘍が見つかったことにより綾乃と共に心中しようとしていた。

深山 綾乃(みやま あやの)

絹の実の姉で、幼い頃より容姿端麗で病弱であった。
佐一と婚約したあと、2人っきりで出かける最後の思い出のために絹と2人で紅葉狩りに山に入ったあと置き去りにされる。
1か月後に土埃1つついていない格好で深山家に戻るもヒメツキとなっており、一切食事や睡眠を取らず、水だけを浴びるように飲むが排せつも一切せず、ヒメツキとなってしまう。
ガリガリに痩せるが手足は伸び続け、鶏や牛や人間を嚙み殺して血を飲むなどヒメツキとなってしまった。
1930年11月13日に戸籍上綾乃が死亡していることになっているが、実際は綾乃がかみ殺した下女の遺体がすり替えられている。
ヒメツキとなった後も絹がそばにいるときだけは誰かを襲う事もなく、絹に心を許す素振りを見せていた。
絹との心中に同意して毒入りの水を飲むが死ぬことができず、首を吊っていた絹を助けるために庭へと運んだ。

深山 佐一(みやま さいち)

戸籍上は湊の祖父・結の父だが、絹と籍を入れているだけで血縁関係はない。
元々は綾乃の婚約者として深山家へやってきたが、綾乃がヒメツキとなりその事実が外に漏れないようにと久兵衛からの指示で絹と籍を入れた。
お見合いであったものの綾乃へ好意を抱いていたため、湊が生まれたあともウツロについて調べ綾乃を治そうと奮闘していた。
姉妹へそれぞれ送ったお揃いのかんざしを井戸に落とした、と絹から相談されたために取ろうと井戸へ身を乗り出した際、絹から突き落とされ死亡している。

深山 久兵衛(みやま きゅうべえ)

綾乃と絹の父。
綾乃がヒメツキとなった後、どうにか元に戻す方法はないかと書物を読み漁り、「ウツロ」にたどり着く。しかし、ウツロを使用しては容姿こそ綾乃に戻るが、中身はヒメツキのままとなり、綾乃の魂は二度と輪廻転生できないことを危惧し、使用することはなかった。

その他

下人の男

深山家に仕えていた男。絹の自宅裏の蔵から旧家に繋がる地下道の途中にある地下牢へ監禁され、最後は綾乃に食い殺されている。

下女

深山家に仕えていた女。世話をしている最中、喉の渇きに耐えられなくなった綾乃に食い殺されている。綾乃を世間の目から隠すため、死体を綾乃として葬られている。

島村 彌平(しまむら やへい)

久兵衛の友人で、医師。綾乃の腹に子がいることに気付き、絹の手伝いを借りて帝王切開をして結を取り上げた。その後、気が狂ってしまい最期は自害している。

『ウツロマユ - Hollow Cocoon -』のアイテム

清明丸(せいめいがん)

絹が痛み止めとして常用しており、絹の自宅・蔵・旧家といった至るところに転がっていた。
湊が使用すると体力が回復し、綾乃に襲われた傷を癒すことができる。

絹が庭で飼っていた鶏の卵。食べると永久的にダメージが軽減される。食べずに持っていると、雛が孵り、湊の後をついて回る。

紅い御札

従来より魔除けの効果があるとして至る所に貼られており、ヒメツキとなった綾乃に効いていた。そのため、結や湊も御札に近付くと頭痛や吐き気を催す。
ゲーム内では、セーブポイントの他、セーフティーゾーンの役割も持っており、綾乃に追いかけられている最中に赤く光る御札の元へ逃げ込むと、綾乃を追い払う効果がある。1枚の御札で1度しか使えず、1度使用した御札は光を失い、セーブポイントとしての役割しかなくなってしまう。

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