ユキは地獄に堕ちるのか(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ユキは地獄に堕ちるのか』とは、2014年から2016年まで漫画雑誌『LaLa』にて藤原ヒロが連載した少女漫画である。主人公の鳴滝ユキ(なるたきゆき)を中心に、鳥辺野天哉(とりのべたかや)、壬生秋羅(みぶあきら)、桂真夏斗(かつらまなと)、二ノ瀬呉葉(にのせくれは)、常盤春花(ときわはるか)の6人の幼馴染が不思議な能力で心の闇を食らう“外道”と戦い、800年前の宿敵“虚宿”を封印する物語。熱い友情や宿命に対する恐怖、恋愛の悩みなど、思春期の子供たちが奮闘する姿を描く。

『ユキは地獄に堕ちるのか』の用語

外道(げどう)

人間や動物などの体に取り憑き心の闇を喰らう、輪廻から外れた人外のもの。一度取り憑かれると、外道を祓っても精神の回復に時間がかかることが多い。外道に取り憑かれた人間は近しい人の人生を狂わせる影響力を持っている。そのため外道が現れた場所にはさらなる外道が発生しやすい。

地獄道(じごくどう)

六道のうちの1つで、鳴滝家の鳴滝ユキが司る能力。外道を祓ってあるべき場所へ還す力を持っている。戦いの際は人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道の力を借りて外道をあるべき場所に送るが、地獄道だけで外道を祓い送ることも可能である。満月の夜は能力と煩悩がもっとも強まり、ユキは業火の力が暴走して顔から火が出てしまう。

天道(てんどう)

六道のうちの1つで鳥辺野家の鳥辺野天哉が司る能力。外道を祓ってあるべき場所へ還す力を持っている。戦いの際は人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道の力を借りて外道をあるべき場所に送る。満月の夜は能力と煩悩がもっとも強まり、天哉は色欲に溺れてしまう。

修羅道(しゅらどう)

六道のうちの1つで壬生家の壬生秋羅が司る能力。人間道、畜生道、餓鬼道の能力者とともに、天道、地獄道の能力者を守る役割を担う。修羅道への門を開くことができ、天道や地獄道の能力者が外道をあるべき場所へ還すためのサポートを行っている。満月の夜は能力と煩悩がもっとも強まり、秋羅は激しい怒りと闘争心がかきたてられてしまう。

畜生道(ちくしょうどう)

六道のうちの1つで二ノ瀬家の二ノ瀬呉葉が司る能力。人間道、修羅道、餓鬼道の能力者とともに、天道、地獄道の能力者を守る役割を担う。畜生道への門を開くことができ、天道や地獄道の能力者が外道をあるべき場所へ還すためのサポートを行っている。狼のような獣に変身することができるため、嗅覚、移動力に優れており、誰よりも現場に早く向かうことが多い。満月の夜は能力と煩悩がもっとも強まり、呉葉は理性を失った獣のようになってしまう。

餓鬼道(がきどう)

六道のうちの1つで桂家の桂真夏斗が司る能力。人間道、修羅道、餓鬼道の能力者とともに、天道、地獄道の能力者を守る役割を担う。餓鬼道への門を開くことができ、天道や地獄道の能力者が外道をあるべき場所へ還すためのサポートを行っている。小さな少年の姿に変身して弓で戦う。 満月の夜は能力と煩悩がもっとも強まり、真夏斗はひどい空腹感が起こり、食べ物を食べ続けてしまう。

人間道(にんげんどう)

六道のうちの1つで常盤家の常盤春花が司る能力。人間道、修羅道、餓鬼道の能力者とともに、天道、地獄道の能力者を守る役割を担う。人間道への門を開くことができ、。天道や地獄道の能力者が外道をあるべき場所へ還すためのサポートを行っている。察知、探索、結界を作ることができるため、外道の存在を確認する役割も担っている。満月の夜は能力と煩悩がもっとも強まるのだが、人間道だけは逆に能力が弱まる。

宿命の子(しゅくめいのこ)

ユキたちのように六辻村に生まれ、六道の守家としての村の業を背負う子供たちのこと。800年前に六辻村で修行をしていた僧侶が強い外道を封じるが、その封印はおよそ100年しか効力を持たなかったため、封印を守るために宿命の子が産まれるようになったとされている。六道を司る6つの家系「六家」から生まれる子供たちは代々強い絆で結ばれており、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道の能力者が外道を還す力を持つ天道、地獄道の能力者を守る形で平和を守る役割を担ってきた。能力は16歳の誕生日を迎える日に覚醒し、覚醒した証として腕に数珠が現れるようになっている。

六辻村(むつじむら)

鳴滝ユキ、鳥辺野天哉、壬生秋羅、桂真夏斗、二ノ瀬呉葉、常盤春花らが生まれ育った京都の山奥にある小さな村。村民の数は少なく村全体が家族のように暮らしており、小学校は全員で10人前後となっている。数十年に一度、農作物がひどい不作に見舞われる年があり、800年以上前から山の神にいけにえを差し出して土地を守ってきたと伝えられている。100年に一度、六道の守家として村の業を背負った宿命の子が生まれ、外道の封印を守っている。

六辻寮(むつじりょう)

ユキたち幼馴染6人が暮らす寮。京都市内の昔ながらの京町屋が立ち並ぶ場所にあり、東に京都御所、南に二条城がある。伝統的な木造建築であるが、ユキたちは古くてボロボロの建物に感じている。

『ユキは地獄に堕ちるのか』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ユキ「かまへんかまへん!どげんとでもなるもんや!!」

chan53
chan53
@chan53

目次 - Contents