詐騎士(ラノベ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『詐騎士』とは、かいとーこにより2011年に『レジーナブックス』から発売された小説を原作として、麻菜摘により2016年に『アルファポリス』にて漫画化された新感覚王道騎士ファンタジー。王国騎士に所属するルーフェスは、傀儡術(かいらいじゅつ)という特殊な魔術を使う優秀な騎士である。しかし、腹黒で口が達者なため周りからは「詐騎士」と呼ばれている。そんなルーフェスだが、実は性別も、年齢も、身分も、余命すらも詐称であったのだ。武力も口も達者な男装少女が主人公という、新感覚な王道騎士物語が魅力な作品である。

ルゼが身代わりとなった少年。
かなり体が弱く幼少期は10歳まで生きられないと言われていたが、ノイリの歌のおかげで生きながらえることができた。
しかし完治前にノイリが連れ去られてからはまた徐々に体が弱っており、物語開始時には余命2年と言われていた。
ルゼとの見た目は似通っている程度だが、性格は非常に似ており、まるで魂の双子と言われるほどである。
再びノイリに再会してからは魔界にて療養をし、魔界の技術力の高さも相まって、劇的に健康体へと近づいている。

ゼクセン・ホライスト

ルーフェスの親友であり、ルゼとも交友のある金髪碧眼の美少年。
ルーフェスの妹と婚約している。
天然で嘘を着けない真っ直ぐな性格をしているが、王国有数の商会であるゼルバ商会の嫡男であり、その商才は流石の一言に尽きる。
商会自体は姉が継いでおり、ゼクセンはギルネストの従騎士に任命された。
一見すると女性に見えるほどに可憐な見た目をしているため、男装していたルゼにとってはいい隠れ蓑でもあった。
ルゼやルーフェスのことを本当に大切に思っており、ノイリが見つかりルーフェスの延命が叶うとわかった時には涙を見せるほどであった。

ギルネスト

ランネル王国の第四王子。
エディアニースと合わせてサディストコンビと囁かれるほどの美貌と色気をもっている。
攻性魔術を得意とし、その中でも炎と風を最も好んでおり、魔術の火力は王国1と言われるほどである。
しかし、回復魔法を使うと逆に傷を悪化させてしまうという欠点をもつ。
母親から異常に執着されており、恋人ができるたびに嫌がらせなどで別れさせられていた。
グランディナとは双子だが、双子は不吉だという迷信のせいでグランディナが不遇の目に合っているのを不服に思っている。

エディアニース・ユーゼ・ロスト

ギルネスト付きの騎士。
グランディナの婚約者でありずっと想い続けているが、素直になれない性格のせいでグランディナには冷たくあしらわれている。
グランディナに火傷を負わせた張本人であり、エディアニースへの嫌がらせとして、本来治せるその火傷をそのままにされている。
真面目で冗談が通じない面があるため、よくルゼに振り回されている不憫枠でもある。

ホーン

ルゼと同じ孤児院出身の魔術師。
ルゼの兄貴分でもあり、ルーフェスの身代わりとしてやてきたルゼをフォローしてくれた。
運に頼らないゲームは負け知らずなため、賞金稼ぎと呼ばれている。

ティタニス

ルゼと同じ孤児院出身で、ルゼに惚れており、彼女を追って騎士となった。
勘や運が良いため、部屋に入って30秒で隠し扉を見つけてしまったり、逆に間が悪すぎていつもルゼの胸囲の話をしている時に本人に出くわしたりと不憫でもある。
増幅術の使い手である魔術師でもあるが、武器を持つより素手の方が強いため肉弾戦が得意である。

王族・貴族

グランディナ

ランネル王国の王女であり、ギルネストの双子の妹である。
魔力の影響か、不吉とされる金の瞳を持って生まれたため、双子であることも相まって不遇な扱いを受けていた。
幼い頃、グランディナが自分のことを相手にしてくれないからと嫉妬したエディアニースに本を焼かれ、その火の中に手を突っ込んだため腕から顔まで火傷を負っている。
火傷は治すこともできたが、エディアニースへの嫌がらせと、母親に政略の道具にされないためにそのままにしている。
ルゼとは非常に気が合い、男装をしていた時から仲の良い友人のようであった。

セレイン

ギルネストとグランディナの実兄である王子。
魔族との混血である王室つきの医者であるセクへ恋をしており、ストーカー並みの行動をしている残念な王子である。
セクが関わらなければ知的な青年であり、ギルネストたちの兄らしい姿も見られる。

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