ナニワ金融道(ナニ金)のネタバレ解説・考察まとめ
『ナニワ金融道』とは、青木雄二によって1990年から『モーニング』(講談社)にて連載された漫画、および漫画を原作としたドラマ作品である。2005年と2022年には映画化もされている。商人の街大阪を舞台として、主人公・灰原達之が消費者金融会社「帝国金融」に入社し、様々な事情から債務者になって行く人々と関わりながら、消費者金融営業マンとして成長していく作品。作中で描かれた挫折や良心の葛藤がとてもリアル。
帝国金融の社員で漫画の途中から登場する。
司法書士を目指しており真面目で几帳面な性格、妻子持ちでパートタイマーで働いている、灰原よりも年上だが後輩になる。
肉欲 棒太郎(にくよく ぼうたろう)(演:堤真一(ドラマ))
「肉欲企画」という不動産会社(地上げ屋)を経営している青年実業家。風俗関係の雑居ビルを建設する計画を立てるが、灰原が近隣住民と裏で入知恵をして阻止されてしまい倒産してしまう。
部下からの信頼も厚く、頭脳明晰で仕事も出来るので夜逃げ先で競馬のノミ屋集金をするが周りに一目置かれている。
チケット売り場で偶然見かけた新幹線チケットを転売するビジネスを思いつき、かつての部下の川井と共に広島で再起を図る。
今までの身を破滅するような債務者とは違い、どん底から這い上がる希望を持った債務者として描かれている。
泥沼 亀之助(どろぬま かめのすけ)(演:梶原善(ドラマ))
先輩の披露宴の受付をしていた際にご祝儀詐欺に合い、披露宴のご祝儀を全てとられてしまう。その穴埋めをするために灰原から借金をすることになる。
無計画な性格で自転車操業を繰り返していて借金は膨らんでいき、最後は灰原からも見切りをつけられてしまう。
その後拘置所で偶然に灰原と再会することになる。
銭田 掏二朗(せんだ ずりじろう)
トイチの闇金業者(十日で1割の利息を取る違法な業者)でミナミで貸金業をしている。
ミナミの帝王の萬田銀次郎をモチーフにしているが、弱者を助ける正義感のある萬田とは反対に弱者をいじめる悪者の金融屋として登場する。
灰原と対立することになり、暴力団に頼んで朱美を拉致させるが朱美が自力で脱出することになり最後は灰原に負けてしまう。
『ナニワ金融道』の用語
カタにはめる
お金を借りさせて契約を結ばせる。
飛ぶ
手形の不渡りを出す。
キャン言わす
観念させる、諦めさせる。
風呂に沈める
ソープで働かせる。
眠たい事を言う
面倒な言い訳を言う。
『ナニワ金融道』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
桑田「人間どんなことにも慣れられるもんやで」
桑田「ド素人のほうが極道よりやることがえげつないことがようわかったやろ」
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目次 - Contents
- 『ナニワ金融道』の概要
- 『ナニワ金融道』のあらすじ・ストーリー
- 帝国金融に就職
- 初仕事で抱いた葛藤
- 『ナニワ金融道』の登場人物・キャラクター
- 灰原 達之(はいばら たつゆき)(演:中居正広(ドラマ)/杉浦太陽(2005年映画)/高杉真宙(2022年映画))
- 桑田 澄男(くわた すみお)(演:小林薫(ドラマ)/杉本哲太(2005年映画)/加藤雅也(2022年映画))
- 市村 朱美(いちむら あけみ)(演:池脇千鶴(ドラマ))
- 金畑 金三(かねはた きんぞう)/金子 高利(かねこ たかとし)(演:緒形拳(ドラマ)/津川雅彦(2005年映画)/宇崎竜童(2022年映画))
- 高山 和夫(たかやま かずお)(演:綿引勝彦(ドラマ)/赤井英和(2022年映画))
- 吉村 定雄(よしむら さだお)
- 肉欲 棒太郎(にくよく ぼうたろう)(演:堤真一(ドラマ))
- 泥沼 亀之助(どろぬま かめのすけ)(演:梶原善(ドラマ))
- 銭田 掏二朗(せんだ ずりじろう)
- 『ナニワ金融道』の用語
- カタにはめる
- 飛ぶ
- キャン言わす
- 風呂に沈める
- 眠たい事を言う
- 『ナニワ金融道』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 桑田「人間どんなことにも慣れられるもんやで」
- 桑田「ド素人のほうが極道よりやることがえげつないことがようわかったやろ」
- 桑田「貧乏はするもんやない、踏みにじられた後にも法に従わなければならない」
- 桑田「日本はバレなければ何をしても良い国」
- 金田「マチ金に金を借りたやつは必ず2、3年のうちに消える運命にある」
- 金田「この仕事は焼き畑農業と一緒で常に新規開拓が必要」
- 灰原「この世は誰かが不労所得を得る陰で、誰かがその人の分まで働いているわけですよね」
- 灰原「しかし浮気の代償は高くつきましたねー 清水さん」
- 灰原「ここの代金は払っておきますから人を騙した酒の味 せいぜい味わってなさい!」
- 『ナニワ金融道』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 他メディアへの展開
- スペシャルドラマ
- 劇場版
- 作品モチーフは『罪と罰』
- 読売ジャイアンツの選手名が多数登場
- 『ナニワ金融道』の主題歌・挿入歌
- スペシャルドラマ版
- 主題歌:ウルフルズ「借金大王」
- 2005年版映画
- 主題歌:水元秀二郎「一☆番星」
- 挿入歌:水元秀二郎「愛してたんや」
- 2022年版映画
- 主題歌:ウルフルズ「借金大王 V」