宮野真守(声優)の徹底解説・考察まとめ
宮野真守(みやの まもる)とは、日本の声優、俳優、タレント、歌手。1983年生まれ。小学生の頃から劇団ひまわりに所属し、2002年に声優としてデビュー。代表作は『機動戦士ガンダム00』刹那・F・セイエイ役、『鬼滅の刃』童磨役など。愛称は「マモ」。
ハスキーでありながら力強さを感じさせる独特な性質の持ち主。宮野は当初は役者を目指していたが、同世代の役者への劣等感に悩む中で声優としての仕事を勧められ、その演技を高く評価されて本格的に声優の道を進んでいった。2023年に離婚を発表した。
宮野真守の概要
宮野真守(みやの まもる)とは、日本の声優、俳優、タレント、歌手。1983年生まれ。小学生の頃から劇団ひまわりに所属し、2002年にNHK教育の海外ドラマ『私はケイトリン』グリフェン役で声優としてデビュー。代表作は『機動戦士ガンダム00』刹那・F・セイエイ役、『鬼滅の刃』童磨役など。愛称は「マモ」。
声優のみならず舞台俳優やバラエティ番組の出演者としても活躍しており、「声優=アニメ」という先入観を超えて活動する人物の1人である。
交友関係が広く、特に同業者の水樹奈々と鈴村健一とは親しく交流している。水樹は「声優と歌手」という2つの分野で活躍する先駆者として、鈴村のことは声優としての兄貴分としてそれぞれに慕い、私的な面でも頼りにしていると本人が語っている。
2008年に結婚と第一子の誕生をファンに向けて報告したが、2023年には離婚していたことを発表した。
宮野真守の活動経歴
劇団ひまわりでの活動
幼稚園の頃から演じることが好きで、保護者向けの発表会では「本物のように演技をしよう」との想いから、忍者役で印を結んだままでんぐり返しをしたり、猫役で四つん這いの状態を貫いたりといった熱演を披露していた。宮野本人はこの頃のことを振り返り、「幼い頃から漠然と“演じるとは突き詰めることだ”と考えていた」と語っている。
兄の影響で、7歳の頃から劇団ひまわりに所属。大手デパートのCMやテレビドラマの子役で活躍し、その演技力を高く評価される。この頃には役者として生きていく覚悟を固めるが、浮き沈みの激しい世界であるため、両親からはひどく心配された。
その後も子役として活躍し、周囲の評価は良好だったものの、本人は自身の演技に納得できず「自分は全然ダメだ」と失望。新しい表現を求めて歌やダンスのレッスンにも励み、これが後の歌手としての活動の下地ともなった。
高校卒業が近づくと、いよいよ進路に悩み始め、「このまま役者を続けるか、一般の道に進むか」と思案する。そんな折に当時のマネージャーから「声優の仕事をやってみないか」と勧められ、NHK教育の海外ドラマ『私はケイトリン』でいきなりレギュラーに抜擢された。
駆け出し声優としての活躍
子供の頃の宮野は『ドラゴンボール』をよく見ていたが、自分自身が声優になることはまったく考えていなかった。いきなりレギュラーに抜擢されることとなった『私はケイトリン』では、“声優”という未知の分野の仕事に困惑するも、番組のディレクターから様々なノウハウとテクニックを教授される。これが後に声優業を続けていく中での大きな財産となった。
当時まだ18歳だった宮野の熱演は好評となり、声優としての新たな仕事が次々と舞い込むこととなる。宮野はこれに手応えを感じ、声優として身を立てていこうと考え始める。
2004年頃からは声優としての仕事も増えていき、駆け出しの声優として世間に認知されていく。2006年には人気漫画『DEATH NOTE』の主人公夜神月(やがみ ライト)役に抜擢され、狂気に満ちた怪演が絶賛される。この頃には若手声優の中でも演技力と知名度で頭1つ抜けた存在となり、彼個人に対するファンも増えていった。
『ガンダムシリーズ』と『ウルトラマンシリーズ』の主役に抜擢
2007年は宮野にとって飛躍の年となった。日本を代表するロボットアニメ『ガンダムシリーズ』の新作である、『機動戦士ガンダム00』(きどうせんしガンダムダブルオー)の主役刹那・F・セイエイ(せつな・エフ・セイエイ)役を射止めたのである。
「機動兵器であるガンダムを“神”として崇拝する元少年兵」という難しい役を見事に演じ、その実力が本物であることを知らしめる。刹那は宮野の代表作の1つとなり、その後もゲームなどでたびたび同じ役を演じていった。
2009年には日本を代表する特撮作品『ウルトラマン』のウルトラマンゼロ役を任されることとなり、声優としての名声を盤石なものとする。この頃には「新人声優」ではなく「次世代を代表する実力派声優」として広く知られるようになり、さらなる活躍を果たしていった。
男性声優と歌手の二刀流
2008年には歌手デビューを果たし、アーティストとしても活動を開始。当時まだ男性声優が歌手として活動することは非常に珍しく、文化放送のアナウンサーである斉藤一美(さいとう かずみ)は「新世代の声優が現れた」と感嘆したという。
宮野の曲は、アニメファンを中心に次第に好評を博し、2011年頃からはオリコンチャートにも顔を出すようになっていった。2015年には12枚目のシングル『シャイン』でオリコンシングルデイリーランキング1位を獲得し、歌手としての能力も証明する。
2018年の大晦日には、企画枠である「おげんさんといっしょ」のメンバーとしてではあるが、『NHK紅白歌合戦』に男性声優として初めて登場。「声優」という役職が世間に広く認知されるための一助を担った。
結婚と離婚
声優として歌手として大きな飛躍を遂げていた2008年、結婚と第一子の誕生をファンに報告。相手がどのような人物であるかについては公表されていない。
その15年後となる2023年、妻と離婚していたことを発表。離婚の理由や経緯、親権などについての説明は無いが、人気声優のプライベートな話題ということで、ファンを中心に様々な物議を呼んだ。
宮野真守のプロフィール・人物像
人柄・性格
非常に真面目な性格であり、声優としても歌手としても役者としても「より良いもの」を作り出すためには努力を欠かさない。真面目さが高じて本番前には極端に緊張することが多く、「帰りたい」と口にすることもしばしば。しかしいざアフレコが始まるとすさまじい集中力を発揮して役に入り込む気質で、「スイッチの入れ方が下手だが、スイッチの入り方も極端なタイプ」とされている。
声優としての特徴
ややハスキーながら力強く、滑舌のいい独特の声が持ち味。正義のヒーローから犯罪者、テロリストに勢い任せの不審者まで様々な役柄を努める優れた演技力を持ち、デビューした頃からその実力を評価する声は少なくなかった。
「イケメン声優」としての人気
主役級の役を演じることが多く、本人も整った容姿の持ち主であるため、「イケメン声優」としても広く認知されている。2021年に行われた「好きな男性声優ランキング」では1位を獲得し、その高い人気を証明した。
宮野真守の出演作品
TVアニメ
アキラ(2002年『真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク』)
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目次 - Contents
- 宮野真守の概要
- 宮野真守の活動経歴
- 劇団ひまわりでの活動
- 駆け出し声優としての活躍
- 『ガンダムシリーズ』と『ウルトラマンシリーズ』の主役に抜擢
- 男性声優と歌手の二刀流
- 結婚と離婚
- 宮野真守のプロフィール・人物像
- 人柄・性格
- 声優としての特徴
- 「イケメン声優」としての人気
- 宮野真守の出演作品
- TVアニメ
- アキラ(2002年『真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク』)
- キバ(2003年『WOLF'S RAIN』)
- 野田先生(2004年『学園アリス』)
- 成長したテッド(2004年『KURAU Phantom Memory』)
- フェイ・カーン(2004年『Get Ride! アムドライバー』)
- 林原克敏(2004年『ジパング』)
- 大泉直人(2004年『ヒットをねらえ!』&『LOVE♥LOVE?』)
- 桜庭春人(2005年『アイシールド21』)
- ムーンドギー(2005年『交響詩篇エウレカセブン』)
- 広世(2005年『ジンキ・エクステンド』)
- 津田和輝(2005年『涼風』)
- 将陵僚(2005年『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』)
- アビドス3世(2005年『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』)
- 須王環(2006年『桜蘭高校ホスト部』)
- 夜神月(2006年『DEATH NOTE』)
- 青葉陸(2006年『ときめきメモリアル Only Love』)
- 深入ジョー(2006年『爆球Hit! クラッシュビーダマン』)
- バッキー(2006年『Project BLUE 地球SOS』)
- アスラ(2006年『妖怪人間ベム -HUMANOID MONSTER BEM-』)
- L・A(2007年『エル・カザド』)
- 仲沢利央(2007年『おおきく振りかぶって』)
- 刹那・F・セイエイ(2007年『機動戦士ガンダム00』)
- 陸遜伯言(2007年『鋼鉄三国志』)
- チャオジー・ハン(2007年『D.Gray-man』)