ケモノクニ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ケモノクニ』とは、日本の漫画家・土屋計による漫画。『ジャンプルーキー!』にて初公開され、「2022年5月 ジャンプ+連載争奪ランキング」で1位を獲得。その後、集英社のWeb漫画アプリ『少年ジャンプ+』のインディーズ連載枠で、2022年12月に連載を開始した。
舞台は獣人が支配する「ケモノクニ」と呼ばれる国。ヒトは食用や奴隷として消費されていた。主人公の少年・灰茶(はいちゃ)は奴隷として闘技場で海獣と戦っていたが、ヒルコという大人と出会い、闘技場から脱走。外の世界で生きていくことになった。

ブタの獣人。蟲国(ちゅうごく)・オカヤマにある有名な温泉宿「レンガ楼」の支配人兼料理長。三ツ蹄シェフであり、料理人として確かな腕を持っている。

「ケモノクニ」には、桃娘(とうにゃん)と呼ばれる幼少期から桃だけを与えて育てる少女がいる。桃の甘い香りがし、そのあらゆる体液が不老不死の妙薬として富裕層に高く買われる。桃刃のお家・桃家(たおけ)は、桃娘に与える品種改良した栄養価の高い桃を栽培する家の出身だった。幼い頃世話をしていた桃娘が幸せになれるようにと送り出したが、後に桃娘がどのような運命を辿るかを知り、ヒトを食すという文化に憤りを感じて家を出た。その後「レンガ楼」を立ち上げる。ヒトが食べられないですむように、培養肉を作る研究をしており、ヒトが食べられることがない未来を作ろうとしている。

秋(アキ)

シカの獣人。蟲国(ちゅうごく)・オカヤマにある有名な温泉宿「レンガ楼」の番頭を務めている。昔桃刃に拾われた。それに恩義を感じ、桃刃に忠誠心を持って仕えている。

最初は灰茶の受け入れに反対していたが、共に過ごす内に灰茶を仲間と思うようになっていった。

文雄(フミオ)

手前のメガネをかけたブタの獣人がフミオ。後ろの右目のところに模様があるほうが三太郎。

ブタの獣人。蟲国(ちゅうごく)・オカヤマにある有名な温泉宿「レンガ楼」の料理人を務めている。メガネをかけているので、他のブタの獣人達と見分けがつく。仲間からは「フミー」と呼ばれている。

最初は灰茶を認めておらず、自分から「レンガ楼」を出ていくように仕向けようとしていた。しかし灰茶の働きぶりを認め、厨房の仲間だと認めるようになる。

三太郎(さんたろう)

ブタの獣人。蟲国(ちゅうごく)・オカヤマにある有名な温泉宿「レンガ楼」の料理人を務めている。スープ係。右目のところに模様があるのが特徴。

蟲国隊士

黄粉(キナコ)

ジャガーの獣人。蟲国の獣隊部隊二番隊の隊長を務めている。過去、シマネの海上闘技場へ視察に行った時、その海の荒れで船酔いになってしまい、パニックに陥った。その時灰茶の手助けで落ち着いたため、以来灰茶の臭いのついた布がなければ落ち着けなくなってしまった。

「レンガ楼」に視察に行った際に、灰茶と再会。灰茶との戦いに敗れ、灰茶に忠誠を誓う。灰茶のヒトの牧場に行きたいという願いを叶え、サポートし、時にはアドバイスもする。

七三(ナナミ)

ジャガーの獣人。蟲国の獣隊部隊二番隊の隊長を務める黄粉に仕える隊士。幼い頃から黄粉に憧れている。最初は黄粉が灰茶に負けたことを不服に思っていたが、黄粉が灰茶を大切にするのでそれに従って渋々灰茶に接していく。

その他

吹雪(フブキ)

アザラシの獣人。灰茶がいた海上闘技場を取り仕切る興行師。蟲国獣隊二番隊隊長である黄粉が”様”をつけて呼んでおり、興行師でありながらそれなりの地位を持っている様子。

大老ヌメル(たいろうヌメル)

名前だけの登場のため、何に獣人かは不明。長年蟲国でそれなりの地位を保っているもよう。

あしふき/柑(ミカン)

黄粉の奴隷だったヒトの少女。黄粉の足が汚れた時にキレイにする役割を持っていたため「あしふき」と呼ばれていた。灰茶が黄粉に勝ったことで、ヒトとして扱われるようになる。柑(ミカン)という新しい名を授かり、「レンガ楼」で下働きとして働くようになる。

漁火(いさりび)

ブチハイエナの獣人。ゴミ回収屋をしている。黄粉や灰茶がヒトの牧場を視察する際の案内役も務めた。

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