夏目友人帳の妖怪まとめ

『夏目友人帳』とは、緑川ゆきにより2007年9月号から『LaLa』で連載が開始された和風ファンタジー漫画。妖怪を見ることができる主人公の夏目貴志(なつめ たかし)が自称用心棒のニャンコ先生とともに妖怪達との出会いや別れを繰り返していく物語である。妖とは妖怪のことを指す人ならざる者たちの総称で、人間に敵対的な者も居れば逆に友好的な者も存在する。また人間側も妖怪が見える者とそうでない者が存在し、作中では見える者の苦悩や見えない者の葛藤が描かれている。

封印されている邪鬼(じゃき)

大杉に封印されていた強力な邪鬼。
「五日印」という、印をつけた者から五日間かけて生気を吸いつくしたり、引き寄せて食べたりする呪いを使って力を蓄えて封印を解こうとしていた。
あと一人食べれば封印が解けるという段階で夏目に五日印をつけるが、最終的に返り討ちに合った。

アカガネ

CV:伊丸岡篤

高貴な妖が集う「磯月の森」で壬生神様の傘持ち兼用心棒をしていた妖。
強面だが性根は優しく、アサギにもう一度琴を弾かせてやりたいと夏目の体にアサギを憑依させる。

アサギ

CV:能登麻美子

磯月の森で壬生神様のために蒼琴を弾いていた美しい妖。壬生神様をとても慕っていた。
体が乾いた土のように崩れていく病にかかり、琴を弾けなくなったため森を出た。
別の器に入れば病の進行を遅らせられるため、現在は瓢箪の中にいる。
最後の琴を友であるアカガネのために弾いて深い眠りについた。

壬生神(みぶがみ)

磯月の森に住まう高貴な妖で、アサギやアカガネが使える存在。
本人の登場はないが、二人の回想で登場する。

ホタル

CV:桑島法子

かつて妖を見ることのできた人間の章史(あきふみ)と友人だった蛍の妖。
2人は次第に惹かれ合っていくが、彼はある日突然妖を見ることができなくなってしまう。
見えなくなってからもホタルと過ごした沼に通っていた章史が、結婚を機にもう沼には来ないことを知ると、ただの虫としての寿命を迎えると分かっていながら実態を持つ蛍の姿になって彼に会いに行った。

間(はざま)

隙間を移動する大物だが害のない妖怪。
夏目に食べ物をもらった礼として、庭の木にある鳥の巣立ちを教えた。

タマ

CV:あおきさやか

辰未(たつみ)という鳥と竜に近い妖で、他の生き物の巣に卵を生みその生物に育ててもらう。
鳥の巣に残っていた所を夏目とニャンコ先生に拾われ、生まれて最初に見た生物の姿をとるため、夏目を見たことで人に近い姿となった。
夏目の危機に一気に成長し、その背に乗せて飛ぶほどの大きさに育ち巣立っていった。

磯月(いそづき)のネズミ

CV:桐本琢也

辰未の雛を主人に献上するために卵を狙い、僧侶の姿をして藤原家に現れた妖。
僧侶の姿でないときには普通のネズミの姿になる。
タマを庇った夏目に危害を加えるが、それをきっかけにタマが急成長して暴れたため返り討ちに合った。
成獣は気性が荒く手を付けられないため、また別の卵を探しに去って行った。

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