夏目友人帳の妖怪まとめ

『夏目友人帳』とは、緑川ゆきにより2007年9月号から『LaLa』で連載が開始された和風ファンタジー漫画。妖怪を見ることができる主人公の夏目貴志(なつめ たかし)が自称用心棒のニャンコ先生とともに妖怪達との出会いや別れを繰り返していく物語である。妖とは妖怪のことを指す人ならざる者たちの総称で、人間に敵対的な者も居れば逆に友好的な者も存在する。また人間側も妖怪が見える者とそうでない者が存在し、作中では見える者の苦悩や見えない者の葛藤が描かれている。

モサモサした妖怪

CV:田中美央

北にあった古木に住んでいた大きな妖怪。住んでいた木が切られてしまったため、南にあるその木と対になる木に移り住む途中、近道をしようと多軌の家へ入り込んだ際、迷って出られなくなる。
その後、祖父の陣を使って姿を見た多軌の協力で家から出ていった。この時お礼として梅の花の枝を送っている。
しかし、人の心に触れたことで多軌が忘れられなくなり、時々戻ってきては多軌のことを見つめていた。
多軌の為に何かをしたいと思い夏目に協力する形でウサギ妖怪の捜索を手伝ったものの、結局多軌への想いを隠したまま、ウサギ妖怪たちを連れて去っていった。

アワユキとタケミツ

CV(アワユキ):伊東みやこ
CV(タケミツ):金田アキ

多軌の家に迷い込んだ、小さな旅ウサギの妖怪たち。
好奇心から多軌の家へ入り込み迷って離ればなれになったところを多軌の家へやってきた夏目たちに発見された。
みんなの協力の元再開することができ、モサモサした妖怪に連れられ多軌の家を出て行った。

イト

CV:沢田敏子

田沼の親戚が経営する民宿の近くに住む初老の老婆で「イトさん」と呼ばれている。その正体は、近くの水凪神社に仕えて山の祭りを護るという神社守りの妖怪。
何かと便利という理由で普段から人の姿をして正体を隠し、人間に紛れて生活している。
祭りに使う白い女の面が民宿にもぐり込んだ妖怪に盗まれたため探していたところを夏目に見つかってしまう。
夏目の協力で面を取り戻し祭りを無事終わらせた後は、正体を見られたため人間の姿を捨て別の姿で別の街へ移り住んで神社と祭りを守り続けていくこととなった。

葵(あおい)

CV:小野大輔

人の姿に近い妖怪。
相性の良い妖怪だけ見ることができる園川香(そのかわ かおる)という少女と幼馴染であったが、彼女の将来を案じて関係を断った。
彼女からの手紙だけは届いていたが見ることはしなかったが一番上に合った結婚式の招待状だけは見てしまい、祝福の言葉を伝えて未練を断つために香に会いに来た。
実は香の結婚というのは葵に会うための嘘であり、夏目の助力で再開した2人は人と妖怪でありながら想いを通じさせた。

遊蔓(ゆうづる)

CV:鈴村健一

白い襦袢を着た傷だらけの若い成年の姿をした妖怪。
三隅岳の近くにある谷の主で、森の中の荒れ果てた屋敷を所有している。
時々屋敷に妖怪たちを集めては谷の覇権をかけたゲームを行う酔狂な妖怪だが、ちょび曰く酔狂だが話は分かる妖怪だという。
ニャンコ先生を追いかけてたまたま迷い込んだ夏目を戯れにゲームに参加したとみなして妖怪のかくれんぼ大会に巻き込んだが、抜けることを請うた夏目に赦しを与えた。

シロ

ヤギのような姿の妖怪。
森を治めるミカタケの体調が優れなくなってきたため、後継者を決める勝負の審判を夏目に依頼する。
アケの方が優れているのを自覚しているために勝負をすることで後継者の座を諦めようとしたが、ミカタケの薬を探し回って疲れていたアケに勝ってしまう。
自身の鍛錬や勝負よりもミカタケの体調を気にしていたアケの行動に、勝負のことしか見えていなかったことを反省する。
その後迎えに来たミカタケに2人揃って回収されていった。

アケ

三角を持つシロよりも大きな妖怪。
シロよりも強いが、後継者を決める勝負よりもミカタケの体調を気にする優しい心の持ち主。

ミカタケ

シロとアケの師匠で、森を治める妖怪。
2人を片手でつまみ上げれるほどの大きな姿をしている。
体調が優れないことが多いようだが、ニャンコ先生曰くもうしばらくは問題ないらしい。

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