フェルマーの料理(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『フェルマーの料理』とは、小林有吾が2018年より『月刊少年マガジン』で連載している料理をテーマにした漫画、ドラマである。数学者になる夢を諦めた高校生の北田岳(きただがく)が、若き天才シェフ朝倉海(あさくらかい)と出会い、数学の才能を料理に活かしながら、料理人の道へ進む物語だ。数学と料理という異色のコラボが魅力で、料理の才能を開花させていく岳の成長が見どころ。

岳の友人

魚見 亜由(うおみ あゆ/演:白石聖)

岳の高校の同級生である女性。岳と同じ学食でアルバイトを行っている時に岳と知り合った。
口調は乱暴なものの、面倒見が良い。
運動神経が良く、高校卒業後は東京の大学に水泳のスポーツ推薦で進学している。

武蔵 神楽(むさし かぐら/演:久保田紗友)

国際数学オリンピックの日本代表であり、金メダリストの女性。岳の幼馴染であるが、料理の道を選んだ岳を冷めた目で見ていた。
衆議院議員・武蔵魏一の娘。クールな性格で、数学以外にほとんど興味を示さないが、岳の弱った姿を見て「たまらない」と口にする変態気質な面もある。

広瀬 一太郎(ひろせ いちたろう/演:細川佳央太)

数学者として岳のライバルであり、神楽を含め3人で幼い頃から数学者を目指していた。国際数学オリンピックで最高得点を獲得した金メダリストである。
坊主頭にメガネが特徴で、趣味はダーツ。自信家で、自分の世界しか見えておらず、岳が料理の道を選んだのも数学の為だと考えている。
岳と武蔵と共に数学者として宇宙の真理を解き明かすことが夢である。

岳の周辺人物

西門 景勝(さいもん かげかつ/演:及川光博)

岳が通う高校「私立ヴェルス学園」の理事長。実業家や美食家としての顔も併せ持ち、私立ヴェルス学園を1代で築いている。
自分の意向に沿わない言動を行うものに対し徹底的に追い詰める冷酷な性格。
特待生である岳の才能を買っていたが、岳が数学者になる道を諦めることに腹を立て退学処分を下した。更に退学金の即時返納を要求したが、数日後に自らが主催するパーティーで岳の出すメイン料理のナポリタンに動揺し、処分を取り消す。岳の卒業式では、彼への皮肉を小声で呟いていた。
3年前に欄菜の母である桜が経営していたレストラン「オルス」の一帯における再開発計画に伴う立ち退き交渉を行い、それが断られるとグルメ番組で批判し、桜を精神的に追い込む。

武蔵 魏一(むさし ぎいち/演:堀部圭亮)

政治家。西門が主催するパーティーに参加をし、後日娘の武蔵神楽と共に「K」を訪れ、岳の作った料理を絶賛した。
明るく、人当たりの良い性格。

北田 勲(きただ いさお/演:宇梶剛士)

岳の父。「北田バイシクル」というバイク屋を経営する。
妻が死去してからは男手ひとつで岳を育ててきた。岳の夢を誰より応援し、突然料理人の道を選んでも快く送り出した。
息子思いで男気のある性格で、声が大きい。岳の料理のアイデアは、勲の手料理からヒントを得ていることも多い。

淡島 優作(あわしま ゆうさく/演:高橋光臣)

服に着いたソースを洗い落とす手間を省くために、ディナーの度に上半身裸になる謎の男性。
ドラマ版『フェルマーの料理』のオリジナルキャラクターである。常に合理を求めている。

渋谷 克洋(しぶや かつひろ/演:仲村 トオル)

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