夜廻（ゲーム）のネタバレ解説・考察まとめ
『夜廻』とは、日本一ソフトウェアから発売された夜道探索アクションゲームシリーズの1作目。本作の好評を受けて『深夜廻』、『夜廻三』と続編が制作されている。PlayStation Vita、Nintendo Switchなど様々なプラットフォームでリリースされている。
幼い少女が姉と愛犬を探して、夜の町を歩き回るというストーリーだ。キャッチコピーは「夜の怖さをおぼえていますか？」。
「電撃PSアワード 2015」インディーズ部門で第1位を獲得し、PHP研究所から小説版も発売されている人気作だ。
トンネルの奥、鳥居がつづく山道でひろえる。
なにかのぶひん
色々な場所でひろえる、何かの部品。1～5まである。ストーリークリア後、家にいる姉に預けると「ラジオ」になって戻ってくる。
パズルのかけら
色々な場所でひろえるパズルのピース。1～20まである。すべて集めると地図が完成する。
『夜廻』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
想定を大幅に上回る売り上げ
日本一ソフトウェアの社内で『夜廻』はそれほど期待されたタイトルではなく、経営層は「想定本数を上回ればOK」と思っていたという。しかし蓋を開けてみると、同年に発売された人気シリーズの最新作『魔界戦記ディスガイア5』に迫る4.8万本を出荷したスマッシュヒットとなった。
代表取締役社長の新川宗平はインタビューの中で『夜廻』を「インディーゲーム的な、作り手のこだわりが強い作品」と表現し、『夜廻』のヒットの理由を「お客様が職人の世界観に関心を持っていらっしゃるということ」と分析している。
のちに『夜廻』は『深夜廻』『夜廻三』と続編が作られるシリーズ作品となり、ホラーゲーム界の中で確固たる地位を築くユニークな作品となった。
個性的な新規IP（知的財産）に挑戦し続ける……日本一ソフトウェア 代表取締役社長・新川宗平氏インタビュー【ゲームメーカー新時代戦略】 - ファミ通.com
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ゲームメーカーの舵取りを担うキーマンに、新時代の戦略を聞くシリーズ企画。今回は、『htoL#NiQ -ホタルノニッキ-』や『夜廻』といった社内公募から生まれた個性的な新規IPをヒットさせ、2016年もさらなる新規IP創出を追い求める日本一ソフトウェアで制作指揮を執る代表取締役社長・新川宗平氏とプロデューサーの菅沼元氏に話を聞いた。
姉目線の物語が描かれる小説版
小説版『夜廻』。
2017年2月22日、PHP研究所より小説版の『夜廻』が発行された。著者は保坂歩、イラストは溝上侑が担当している。
ゲームと同じ少女の視点で物語が進むだけでなく、ゲームでは描かれない姉の視点での出来事も描かれている。主人公が小さい頃、姉妹の母が山の神にさらわれた。姉は母を助けに行ったが、あまりの恐ろしさに母を見捨てて逃げ出してしまった。それ以来妹の母親代わりをしていた姉だったが、徐々に左目が痛むようになっていったある日、ポロがいなくなる。姉は「山の神がポロを連れていった」と思い、自分の目でポロの生死を確かめるために出かけていった。
ポロの不可解な死
山の神がいる神社へと続くトンネル。トンネルを抜けると雑木林があり、車が通るような道は続いていない。
物語の冒頭、プレイヤーがチュートリアルをこなすとポロが小型トラックに轢かれて死んでしまう。しかしこのトラックが向かう先にはトンネルしかなく、トンネルの向こうに車道は続いていない。この道路のこの方向に向かって車が走るはずがないのだ。ポロの死がただの事故ではなく、山の神によって引き起こされたものであることがわかる。
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目次 - Contents
- 『夜廻』の概要
- 『夜廻』のあらすじ・ストーリー
- いなくなったポロとおねえちゃん
- ポロの死
- よまわりさん
- 夜の怖さ
- 『夜廻』のゲームシステム
- アクション
- 歩く・走る
- スタミナ
- ひろう
- 隠れる
- セーブとファストトラベル
- 『夜廻』の登場人物・キャラクター
- 少女
- ポロ
- 姉
- よまわりさん
- ムカデ
- 山の神
- 『夜廻』のアイテム
- 消費アイテム
- 10円玉
- こいし
- マッチ
- 清めの塩
- ワラ人形
- どうぶつのエサ
- ひろいもの
- かいちゅうでんとう
- おねえちゃんのくつ
- ちぎれたくびわ
- かわいためんたま
- なにかのぶひん
- パズルのかけら
- 『夜廻』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 想定を大幅に上回る売り上げ
- 姉目線の物語が描かれる小説版
- ポロの不可解な死