3×3EYES 幻獣の森の遭難者(サザンアイズ)のネタバレ解説・考察まとめ

『3×3EYES 幻獣の森の遭難者』とは高田裕三によるアクション伝奇ロマン漫画である。WEB漫画サイト『ヤングマガジン海賊版』にて2014年第35号~2015年第35号まで、『eヤングマガジン』では2015年第36号~2016年第33号で連載された。作者の代表作である『3×3EYES』の正統続編作品である。主人公・藤井八雲は宇宙ステーションで獣魔の卵の駆除をしている最中に獣魔女王・エキドナに遭遇したことをきっかけに、とある事件へと巻き込まれていく。獣魔や呪文を使ったアクションが魅力となっている。

美智瑠の親友。獣魔術を扱うことができ、八雲に襲いかかってきた。あだ名は「ちな」。気の強い性格で、攻撃系の獣魔を使用する。12年前に腕を骨折して入院していたときに美智瑠と出会い、親友となった。両親が不仲だったため「サンハーラ」後はノルマルテと美智瑠、唯華、沙雪と暮らしていた。美智瑠を救うために八雲捕獲作戦に参加した。

実は、ノルマルテが羽を使って作り出した分身。本物の千夏は「サンハーラ」以降、美智瑠の元には来ず、また美智瑠を見ても思い出すことはなかった。

渡部唯華 (わたなべゆいか)

美智瑠の親友。獣魔術を扱うことができ、八雲に襲いかかった。あだ名は「べっちゃん」。頭が良く、親友3人の中では参謀のような立ち位置。契約している獣魔は移動系。自身の大人びた顔つきを、フケ顔だと思ってコンプレックスに感じている。12年前に足を怪我して入院していたところ美智瑠と出会い親友となった。両親が不仲であったため、「サンハーラ」後はノルマルテと美智瑠、千夏、沙雪と一緒に暮らしていた。美智瑠を救うために八雲捕獲作戦に参加した。

実は、ノルマルテの羽を使って作り出された分身。本物の唯華は「サンハーラ」以降、美智瑠の元には来ず、また美智瑠を見ても思い出すことはなかった。足は完全に治らなかったようで、松葉杖を付いたままであった。

有村沙雪 (ありむらさゆき)

美智瑠の親友。獣魔術を扱うことができ、八雲に襲いかかった。あだ名は「さゆきん」。3人の中で一番小さく、子供っぽい。精神コントロール系の獣魔を使用して、パリ市民を操った。腕にぬいぐるみを抱えている。ノルマルテ陣営のムードメーカー。12年前に目の病気で入院していたときに美智瑠に出会い、親友となった。両親が不仲であったため両親が不仲であったため、「サンハーラ」後はノルマルテと美智瑠、千夏、唯華と一緒に暮らしていた。美智瑠を救うために八雲捕獲作戦に参加した。

実は、ノルマルテの羽を使って作り出された分身。本物の沙雪は「サンハーラ」以降、美智瑠の元には来なかった。しかし、本物の沙雪は全てが終わって美智瑠の心臓手術が成功したあと、親友の中で唯一美智瑠と再会した。親友たちの中で唯一美智瑠を覚えていた。目は治らなかったようで、白杖をつき盲導犬を連れている。

ゲゲネイス・ド・ギガンテス

元九頭龍将の配下。ギガンテスという名前の通り闇の怪物の巨人族であるが、名前ほど巨躯ではない。鬼眼王の行った人化の法の警護に当たっていたが、それが済むと捨てられてしまった。戦乱の世を望む戦闘狂だが、鬼眼王が倒されると戦える環境が無くなってしまい虚無感を抱えていた。そんななかで、ノルマルテに会ったことをきっかけに生きがいを教えてもらい、ノルマルテをベナレスの部下に戻すことで恩返しをしようと決める。そして、ノルマルテへの恩返しと自分の戦いのためにエキドナ召喚の術を三只眼から教えてもらった。
ノルマルテに八雲の腕を身体に合成してもらうことで、无の力の一部を奪い取ってエキドナを召喚した。そして、エキドナと契約して獣魔でベナレスに挑んだ。しかし、圧倒的実力差に圧されてしまう。戦いが終わったあとはベナレスに実力を買われて、九頭龍将の1人として迎え入れられた。

ウコバク

下級妖怪。ゲゲネイスに協力して、エキドナを召喚した。ゲゲネイスに協力したのは人が嘆き苦しむ様が見たいという理由からである。人間の姿は偽物で、人間体の内側にいる醜い姿が本物。下級よろしく、頭はあまり良くない。

鬼眼王陣営

ベナレス

鬼眼王の无。龍皇と呼ばれる強力な怪物で、12年前に八雲たちとの激闘の末にカーリーと共に月の裏側へと移住した。以降は、人間が緩やかに滅びいくのを見守ることにしていた。ノルマルテなどの妖怪を作り出し、さらに獣魔術さえも創り出すなど多才。鬼眼王の无らしく実力は相当なもので、八雲たちからは2度と戦いたくない相手とされている。ノルマルテとゲゲネイスの策略や、美智瑠の心臓の正体などを知っている。
八雲のことを気に入っており、自身のもとで修行することを提案した他九頭龍将の首領にすることを望んでいる。

カーリー

シヴァから鬼眼王を受け継いだ三只眼吽迦羅。パイのコピーであるため見た目はそっくりだが、能力は劣る。ベナレスと共に月の裏側にある龍皇城に住んでいる。地球がエキドナによって荒らされている事に気づき、部下を2人連れて地球へと降りてきたが、ゲゲネイスにベナレスを呼ぶための餌として使われてしまう。好戦的な性格のため争い事が好きですぐに首を突っ込む。ベナレスに対して恋心のような感情を抱いているため、彼の足手まといになるようなこと嫌う。
八雲のことを安心できる相手として認識しているようで、フランクに話しかけてくる。

ガルベル

カーリーの部下の妖怪。ウルベルと共に宇宙空間でエキドナを見つけて、カーリーと共に地球に降りてきたが、ゲゲネイスの呪力封じの氷に捕まってしまった。捕縛されている姿を八雲に見られてしまったときには恥ずかしそうに顔を赤らめて嫌そうな声をあげていた。口調は荒いが、冷静な判断を下せる性格をしている。

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