天空戦記シュラト(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『天空戦記シュラト』とは、タツノコプロが製作し1989年4月から1990年1月にかけて放映されたインド神話をベースにしたファンタジーアニメである。インド神話によく似た異世界「天空界(てんくうかい)」を舞台に、天空界を守護する戦士集団「八部衆(はちぶしゅう)」の1人・修羅王(しゅらおう)の生まれ変わりである少年日高秋亜人ことシュラトが天空界に召喚され、その裏でうごめく陰謀に巻き込まれていく。漫画『聖闘士星矢』の影響を受けた美少年キャラが鎧を装着して戦う「鎧もの」の1作である。
CV:林原めぐみ
シュラトの妹。
兄のシュラトとガイの試合を家族と共に見に来ていた。天空界の記憶のことで苦悩するシュラトを心配し、ショッピングに誘うなど兄想いな性格。シュラトに家族のことを託され、天空界へ旅立つ彼を見送った。
黒木 美奈(くろき みな)
CV:川村万梨阿
ガイの姉。父親は現在仕事の都合でヨーロッパに赴任しているため、弟のガイと暮らしている。シュラトからは「美奈さん」と呼ばれている。
弟同様大人びた雰囲気の女性。行方が分からなくなったガイを心配しており、シュラトにその不安を告げる。
後のOVA『創世への暗闘』では、物語のキーパーソンとなる。
中国拳法の師匠
シュラトとガイの中国拳法の先生。
作中では主にシュラトやガイの回想に登場する。
『天空戦記シュラト』の用語
八部衆関連
八部衆(はちぶしゅう)
天空界を守護する8人の戦士集団。デーヴァ神軍に所属する部隊の1つで、突撃部隊を担う。「八大明王に次ぐ精鋭部隊」と言われている。
神獣や動物をモチーフとした鎧「神甲冑(シャクティ)」を纏い、それぞれの属性を生かした技を操って戦う。シュラトとガイ以外の6名は天空界に住んでおり、当初インドラの指揮下にあった。「曼陀羅陣」という合体技を持つ。
名称の由来は仏陀に仕え、仏教を守護する8人の神々の集団から。
神甲冑(シャクティ)
本作に登場するパワードスーツ。真言を唱えることで装着する。
ダイヤモンド並みの硬さを持ち、羽根のような軽さが特徴の鎧。鎧のモチーフは神獣や動物。主に八部衆をはじめとした神将が装着する。
装着していない時は、バルダという乗り物として使用することが可能。装着すると、パワーも数段アップする。過去の記憶を持っており、作中で龍王の神甲冑は先代龍王が不動明王アカラナータに倒された記憶から、アカラナータに対し怯えた様子を見せていた。
名称のシャクティは、サンスクリット語で「力」「能力」を意味する。
護符(ヴェーダ)
神甲冑が縮小した形態。縮小すると掌に納まるサイズになる。
神甲冑を装着する神将が亡くなるとこの形態になる。シュラトは天空界へ召喚された際、腰に装着されていた。
バルダ
神甲冑の高速移動形態。空中飛行能力を有する。護符(ヴェーダ)がそのまま巨大化した姿になる。
神獣をモチーフとした形態になり、スケートボードのように搭乗して使用できる。
高速で移動できるメリットがある一方、自身のソーマを大量に消耗してしまうというデメリットがある。
曼陀羅陣(まんだらじん)
八部衆が使用する合体技。3名から使用可能で、人数が増えるとその分攻撃の威力が増す。使用人数によってそれぞれ曼陀羅陣の呼称が異なる。使用するとソーマと体力を激しく消耗するというデメリットがある。
アニメ本編で登場したのは4名で使用する「獣王曼陀羅陣」のみ。
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目次 - Contents
- 『天空戦記シュラト』の概要
- 『天空戦記シュラト』のあらすじ・ストーリー
- 修羅王覚醒
- 八部衆対八部衆
- 天空殿の戦い
- 破壊神復活
- 戦いの意味
- 『天空戦記シュラト』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 日高 秋亜人(ひだか しゅらと)/修羅王(しゅらおう)シュラト
- 黒木 凱(くろき がい)/夜叉王(やしゃおう)ガイ
- ラクシュ
- 八部衆の戦士達
- 迦楼羅王(かるらおう)レイガ
- 天王(てんおう)ヒュウガ
- 龍王(りゅうおう)リョウマ
- 那羅王(なーらおう)レンゲ
- 比婆王(ひばおう)ダン
- 闥婆王(だっぱおう)クウヤ
- 先代八部衆
- 天空界の住民
- 調和神(ちょうわしん)ヴィシュヌ
- 雷帝(らいてい)インドラ
- ミー
- サティ
- サティの村の老人
- レビ
- クウヤの弟
- ミンチ
- ナーガ
- アグリ
- マツリ
- 勢至天(せいしてん)パールヴァティ
- 天空界の戦士達
- 弁財天(べんざいてん)サラス
- 烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)マユリ
- 北面使(ほくめんし)タクシャカ
- 南霊使(なんれいし)ランバーン
- 傀儡師(くぐつし)カリ
- 鳩摩羅天(くまらてん)ダーラ&ムーラ
- 摩利支天(まりしてん)マリーチ
- 羅刹天(らせつてん)ニリハリ
- 幻帝(げんてい)ミトラ
- 水帝(すいてい)ヴリトラ
- 霧帝(むてい)メキラ
- 大元帥明王(たいげんみょうおう)アータバッカ
- 増長天将(ぞうちょうてんしょう)ヴィルーダカ
- 右天王パジュ
- 左天王パーニ
- アスラ神軍
- 破壊神(はかいしん)シヴァ
- 不動明王(ふどうみょうおう)アカラナータ
- 降三世明王(ごうざんぜみょうおう)トライロー
- 軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)クンダリーニ
- 冥帝(めいてい)ビカラ
- 日帝(にってい)アンテラ
- 月帝(げってい)サンテラ
- 火帝(かてい)クビラ
- 地帝(ちてい)ハイラ
- 風帝(ふうてい)バサラ
- その他の神族
- 創造神(そうぞうしん)ブラフマー
- 調和神(ちょうわしん)スクリミール
- 主要人物の関係者
- 日高 勇太郎(ひだか ゆうたろう)
- シュラトの父
- 日高 桐子(ひだか きりこ)
- 日高 由美子(ひだか ゆみこ)
- 黒木 美奈(くろき みな)
- 中国拳法の師匠
- 『天空戦記シュラト』の用語
- 八部衆関連
- 八部衆(はちぶしゅう)
- 神甲冑(シャクティ)
- 護符(ヴェーダ)
- バルダ
- 曼陀羅陣(まんだらじん)
- 獣王曼陀羅陣(じゅうおうまんだらじん)
- 天空曼陀羅陣(てんくうまんだらじん)
- 紫風曼陀羅陣(しふうまんだらじん)
- 宝珠曼陀羅陣(ほうじゅまんだらじん)
- 智慧曼陀羅陣(ちえまんだらじん)
- 金剛曼陀羅陣(こんごうまんだらじん)
- 八部衆三連晃(はちぶしゅうさんれんこう)
- 天空界関連
- 天空界(てんくうかい)
- 天空樹(てんくうじゅ)
- 玄武殿(げんぶでん)
- 青龍殿(せいりゅうでん)
- 白虎殿(びゃっこでん)
- 朱雀殿(すざくでん)
- 天空殿(てんくうでん)
- 月光窟(げっこうくつ)
- 蓬莱山(ほうらいさん)
- ソーマの泉
- デーヴァ神族(しんぞく)
- デーヴァ神軍(しんぐん)
- 神将(じんしょう)
- アムリタ
- サーマ暦(れき)
- 光流(ソーマ)
- 黒の光流(くろのソーマ)
- 迷い水(まよいみず)
- 赤種斑(せきしゅはん)
- 幻夢衆(げんむしゅう)
- 八大明王(はちだいみょうおう)
- 十二天聖(じゅうにてんせい)
- 十六大護(じゅうろくだいご)
- 四天王(してんのう)
- 十二羅帝(じゅうにらてい)
- アスラ神軍関連
- 異動宮(いどうきゅう)
- 魔神将(まじんしょう)
- 獣牙三人衆(じゅうがさんにんしゅう)
- 明王合身(みょうおうがっしん)
- 須弥山(しゅみせん)
- 創造神ブラフマーの神甲冑
- 『天空戦記シュラト』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 悲劇の愛戦士・那羅王レンゲ
- シュラトとガイが起こした友情の奇跡
- 日高 秋高人/修羅王シュラト「そんなに捨てたもんじゃないさ。俺達だって」
- 『天空戦記シュラト』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作品を語る上で外せない作画崩壊問題
- タツノコ作品『赤い光弾ジリオン』でも共演したシュラト・ラクシュ・レイガ役の声優陣
- 本作の同人誌・イラストを手掛けたことがある漫画家集団CLAMP
- 『天空戦記シュラト』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):清水咲斗子「SHINING SOUL」(第1話 - 第26話)
- OP(オープニング):清水咲斗子「Truth」(第27話 - 第40話)
- ED(エンディング):清水咲斗子「砂塵の迷図」(第1話 - 第26話)
- ED(エンディング):清水咲斗子「キャラバン友情」(第27話 - 第40話)
- 挿入歌:清水咲斗子「SET THE FIRE」
- 挿入歌:石原慎一「オン・シュラ・ソワカ」