Sex Pistols(セックス・ピストルズ)の徹底解説まとめ
Sex Pistols(セックス・ピストルズ)とは、1997年にイギリス・ロンドンで結成されたパンクやニューウェイヴを代表するパンクバンドである。ジョニー・ロットンが放つ攻撃的な歌詞に、斬新なファッションは人々に影響を与えた。順風満帆だったが、1978年に行われたアメリカツアー中に突然ジョニーが脱退したためバンドは解散。活動期間がわずか2年程だったがその影響力は凄まじく、多くのミュージシャンやファッション業界に多大な影響を与え、1つの社会現象を巻き起こした。
Dr担当。1956年7月20日生まれ。元々はスティーブ・ジョーンズと一緒に悪事を働く不良少年だった。Sex Pistolsの前身のスワンカーズからのメンバーである。
ドラムのプレイスタイルにおいては、「ローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツのような単調さ」と言われていた。
グレン・マトロック
Ba・作曲担当。1956年8月27日生まれ。Sex Pistolsの初代ベーシストとして知られている。他のメンバーよりも演奏能力や向上心があり、世間的常識もあったため浮いた存在となってしまった。ジョニー・ロットンとの仲が最悪になり『勝手にしやがれ!!』のレコーディング前に脱退する。バンド再結成の1996年~2008年の間、再びピストルズでベースを演奏した。
二代目ベーシスト
シド・ヴィシャス
Ba担当。1957年5月10日生まれ。グレン・マトロックの後継者として加入。Sex Pistols在籍中はカリスマ性と過激なパフォーマンスで人々を魅了した。解散後、1979年2月2日に薬物の大量摂取が原因で21歳という若さで他界。パンク・ムーブメントの伝説として語り継がれている。
Sex Pistolsのディスコグラフィー
シングル
Anarchy In the U.K. / I Wanna Be Me
1976年11月26日発売。
1. Anarchy In the U.K.
2. I Wanna Be Me
バンドのデビューシングルとしてリリース。Anarchy In the U.K.は1977年10月発売の『勝手にしやがれ!!』にも収録されている。作曲はグレン・マトロック、作詞はジョニー・ロットンが担当した。
「ロックン・ロールを形作った500曲」の中にも含まれている。
パワフルなギターにシンプルなリズム楽器、全てを吐き出すようなヴォーカルが特徴的である。「誰にも縛られないぜ」というメッセージが込められている。
God Save the Queen / Did You No Wrong
1977年5月27日発売。
1. God Save The Queen
2. Did You No Wrong
バンドの2枚目のシングル。グレン・マトロック脱退後としては初のリリース。God Save The Queenは後にリリースされた『勝手にしやがれ!!』にも収録された。
英国国歌と同名だが、この曲を作曲したグレン・マトロックによると、「当時は『No future』というタイトルだった」という。
全英チャートで最高2位を記録した1曲。当時、エリザベス女王を非難した歌として、メンバーたちは批判されていた。この曲に「No Future For You(お前に未来はない)」というフレーズがあるが、「先のことなんてわからない、とにかく生きていくしかない」というメッセージを伝えたいのではないかと推測されている。
Pretty Vacant / No Fun
1977年7月1日発売。
1. Pretty Vacant
2. No Fun
初代ベーシストのグレン・マトロックがABBAの「SOS」にインスパイアされて作った「Pretty Vacant」と、デイヴ・グッドマンのプロデュースによるバンドThe Stoogesのカヴァーである「No Fun」が収録されている。「Pretty Vacant」はSex Pistolsのシングルで初めてイギリス国内で放送禁止を免れ、全英シングルチャートで6位に達した。また、1981年公開の映画『American Pop』や2007年公開のドキュメンタリー映画『Joy Division』、2010年公開の『The Runaways』のサウンドトラックとしても使用された。
Holidays In the Sun / Satellite
1977年10月14日発売。
1. Holideys In The Sun
2. Satellite
Holideys In The Sunは英国のシングルチャートで8位を獲得した。また『勝手にしやがれ』にも収録されている。日本語表記では、「さらばベルリンの陽」と訳されていることから、ベルリンの平和を願う意味が込められている。
アルバム
Never Mind The Bollocks,Here`s The Sex Pistols
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目次 - Contents
- Sex Pistolの概要
- Sex Pistolsの活動経歴
- 結成
- グレンの脱退とシドの加入
- 絶頂期と解散
- 解散後
- Sex Pistolsのメンバー
- オリジナルメンバー
- ジョニー・ロットン
- スティーブ・ジョーンズ
- ポール・クック
- グレン・マトロック
- 二代目ベーシスト
- シド・ヴィシャス
- Sex Pistolsのディスコグラフィー
- シングル
- Anarchy In the U.K. / I Wanna Be Me
- God Save the Queen / Did You No Wrong
- Pretty Vacant / No Fun
- Holidays In the Sun / Satellite
- アルバム
- Never Mind The Bollocks,Here`s The Sex Pistols
- コンピレーション・アルバム
- Spunk
- The Great Rock'n Roll Swindle
- Some Product
- Flogging a Dead Horse
- Kiss This The Best Of Sex Pistols
- Jubilee
- Sex Pistols Boxed Set
- Agents of Anarchy
- The Original Recording
- Sex Pistolsの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Anarchy in the UK
- God save the queen
- Pretty vacant
- Sex Pistolsの名言・発言
- ジョニー・ロットン「世の中には『こうでなきゃいけない』っていう事はないんだ」
- ジョニー・ロットン「人生とは何かってそんなことはどうでもいい。自分にある物を楽しんでただ突き進め」
- Sex Pistolsの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 恋人だったナンシー・スパンゲンとシド・ヴィシャスの関係