ふゆみ(最終兵器彼女)の徹底解説・考察まとめ

ふゆみとは、漫画『最終兵器彼女』に登場する人物である。教育実習生として母校を訪れた際、恋人のテツとの関係に悩んで中学生だった頃の主人公シュウジと肉体関係を結ぶ。その後いったんシュウジと別れ、テツと結婚。しかしテツが自衛隊員として家を空けがちだったことから寂しさを覚え、再会したシュウジを誘惑して彼の周囲の人間関係を引っ掻き回した。やがて様々な経験を経て成長したシュウジに別れを告げられ、テツとも死別することとなり、その後は実家に戻って病気の父親の面倒を見ながら最期の時を過ごした。

テツと死別し、シュウジと離別したふゆみは実家に戻り、病気の両親の世話をする。

介護を一段落させた彼女は外出する。そして夜空を眺め、煙草を吸い始める。そして「そこから教えてよ。あしたもいー天気かい?」と彼女は、今は亡きテツへ問いかけるのであった。この次の日、最終兵器であるちせは滅びゆく地球で生きる人類に安らかな死を与える為、シュウジを除く全人類を抹殺する。ふゆみの呟いた「あした」に、彼女はテツの元へ逝く事になるのであった。

ふゆみ(最終兵器彼女)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ふゆみが以前住んでいた千歳

千歳の街並み

作中、ふゆみがかつて住んでいた千歳市は実在する。千歳市は北海道に位置する街で新千歳空港があり「北海道の玄関口」と呼ばれている。また陸上自衛隊と航空自衛隊の演習場も存在し、自衛隊員やその家族が多く居住している。ふゆみとテツが千歳に居住していたのには、こういった背景から来ている。因みに、若者が多い自衛隊員が大勢居住している事から、北海道で一番若者が住む街となっている。

千歳市は元々、「シコッ」と呼ばれていた。元々はアイヌ語の「シコッペ」に由来し、これは日本語で「川」を意味している。近くを流れる千歳川から、その名前が付けられた経緯を持つ。江戸時代には「シコッ」が転じて「シコツ」と呼ばれていた。だが、「シコツ」は漢字の「死骨」を連想させるという理由で1805年に「千歳」に改名されている。これは当時の千歳川に「タンチョウ」という鶴の一種が生息している事から来ている。「鶴は千年、亀は万年」という諺にあやかって、「千歳」という名称に変更された。

ふゆみのイメージに近い動物「兎」

ふゆみは孤独に弱く、性欲が強い印象がある。こういった性質は、動物のイメージに近いといえる。

兎は性欲が非常に強く、頻繁に欲情する。兎型のぬいぐるみや、兎の死体に欲情する例もあり、その凄さが伺える。この事からアダルトコミックのマスコットとして兎のキャラクターが用いられたり、民間伝承では性欲の化身として兎が描かれる事が多い。一般に兎の妊娠期間は30日から40日で、一度に6頭程出産する。繁殖力が高い草食動物のため、自然界では被捕食動物として肉食動物の食糧となっていた。人間も狩猟や家畜の対象にしてきた歴史があり、一部地域では兎肉を使った郷土料理も存在している。現代日本社会ではペットとして主に飼育されている。

「兎は寂しいと死んでしまう」という俗説が定着しているが、科学的にそういったデータは無い。人気テレビドラマの台詞や、多頭飼育で売り上げを上げようとしたペット業者のプロパガンダが俗説の出所として考えられている。

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