ドント・ブリーズ2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドント・ブリーズ2』とは、2021年に公開されたアメリカのサイコスリラー映画。主人公は、スティーヴン・ラングが演じ、前作で脚本を担当したロド・サヤゲスが監督を務めた。物語は、主人公ノーマン・ノードストロームが火事の家から逃げ出した少女フェニックスを助け出すとこからはじまる。平和に暮らす2人だったが、ある日フェニックスの実の両親が彼女の心臓を狙って襲ってきた。ノーマンは自身の過去と向き合いながら、フェニックスを救うために戦う事になる。

親がいない、親に捨てられたなど様々な理由のある子供たちが暮らす場所。フェニックスはたくさんの子供がいる孤児院でみんなと友達になりたいと願っていた。

『ドント・ブリーズ2』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

武装集団に襲われた時の戦闘シーン

ノーマンは盲目でありながらも、驚異的な戦闘技術を持っている。その理由は彼が元軍人だからである。また、目は見えないが耳がとてもよく、まるで見えているかのように敵の動きを把握する。彼がノーマンの自宅に侵入した時の戦いで、その戦闘力を披露するシーンは迫力満点である。目が見えないノーマンは、敵の動きを察知して自宅にある斧や鍬を使って相手を負傷させていく。そのシーンはノーマンの強さと不屈の意志を感じる。

見えないことを利用した射撃のシーン

ノーマンがレイランのアジトに侵入した時、手下たちを一気に襲撃しようと、ノーマンは死んだふりをして大きな水溜りで死んだふりをしていた。敵が水溜りに侵入して起きた水の波長だけを感じ取り、一発で3人を銃殺した。盲目でありながらも、計り知れない身体能力を持っているノーマンの強さが表現されているシーンである。

ノーマン・ノードストローム「お前にも私が見ている世界を見せてやろう」

ノーマンが次々と敵を倒し、最後はレイランとの一騎打ちとなる。ノーマンは目が見えないことが信じられないほどの強さを見せてきた。レイランの手下を次々と倒し、最後はレイランを追い詰めると目を潰して視界を奪い、「お前にも私が見ている世界を見せてやろう」と言った。レイランに絶望を与える言葉となる。

『ドント・ブリーズ2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

監督の作品にかけるこだわり

監督のロド・サヤゲスは、この作品をつくる際に音にこだわっていると語っている。以下はインタビューの記事である。
ジャンル的にも音はとても重要な要素だった。是非とも映画館で、音も含めて“自宅では得られない体験”を楽しんでもらいたいと思う。実際この映画では音自体がストーリー展開をしている場面もあり、そういう映画だからこそチャレンジしたいと思ってくれた大変有能なサウンドスタッフが集まってきた。この映画にとって音は最も重要な要素の一つであり、そのことが映画の特徴でもある。

脚本から監督になったロド・サヤゲス

前作の監督を務めたフェデ・アルバレスは、今作から監督をロド・サヤゲスに託した事「脚本家から監督になるのは比較的スムーズだ。なぜなら監督として最も重要なのは“物語を伝える力”だから。」と語っている。

エンドロール後のシーン

エンドロールが終わったあとに、レイランの居場所まで案内した犬が、ノーマンの手を舐めるシーンがある。これは死んだと思われるノーマンが実は生きていたと示唆しているシーンなのではないかと言われている。

レイランのアジトのロケ地

レイランがアジトとして使用している場所は、廃墟のホテルで撮影された。この廃墟は本作の見どころである最後の戦闘シーンが撮影された場所である。
日が出ている時と日が出ていない時では印象が違って見える。

『ドントブリーズ2』の主題歌・挿入歌

挿入歌:Drescian「Encabronada 」

挿入曲:ロケ・バニョス「Opening」

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