Apotheon(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『Apotheon』とは、Alientrapによって開発されたメトロイドヴァニア系ゲームである。2015年に、PlayStation 4、PC向けにリリースされた。古代ギリシアの壁画風グラフィックで描く本作は、横移動による探索要素とシンプルながら迫力満点のバトルがメインとなっている。英雄ニカンドロスを主人公にしており、厄災が襲う大地を救うためにオリンポスの神々に挑む姿が描かれる。Steamでは、2800を超えるレビューの多くで「非常に好評」の評価を得ている作品だ。
アレスの統治するエリアは、死と隣り合わせの戦いが繰り広げられる地下闘技場であった。闘技場の入り口まで来たニカンドロスだったが、一人の憲兵にふいを突かれて闘技場の最下層まで落ちてしまう。本チャプターでは、罠や獰猛な獣が野放しとなっている闘技場を抜けながら、3箇所で鍵を入手することが目標だ。定められた3箇所のエリアでは、気が狂った兵士達と生き残りをかけた戦いを強いられたり、巨人族の兵士を2体同時に相手をしたりと、戦いに特化したギミックが用意されている。
3箇所で鍵を手に入れたニカンドロスは、鍵を開けた最深部でアレスの側近を倒すことに成功し、アレスの強靭な肉体にダメージを与えることのできる神聖なアイテムを入手する。闘技場内を警備していたアレスと戦い無事勝利したニカンドロスは、アレスから兜を奪うことに成功するのである。
ATHENA
アテナが統治するエリアに足を踏み入れたニカンドロスは、アテナのから知恵と力量を試されることになる。エリア全体が歯車のように回転するギミックや、タイミングや距離感が重要な弓の試練などが用意されており、これまでの戦いに特化した内容とは真逆の構成となっている。アテナの部下は遠距離から魔法を撃ってくる強敵で、近接攻撃よりも遠距離攻撃をメインに立ち回る柔軟性も重要だ。
すべてのギミックを突破しアテナの待つエリアにたどり着いたニカンドロスは、戦いのために呼吸を整えていた。しかし、神々の怠慢さに気付いていたアテナが戦闘を放棄したことでニカンドロスに軍配が上がるのである。
ZEUS
ゼウスの側近がすべて討伐されたことで、ゼウス本人がニカンドロスの目の前に現れる。ゼウスは精神体となって忠告に現れたが、ニカンドロスにとってはゼウスの忠告に耳を傾ける意志はなかった。本チャプターは、ゼウスの待つ天界で最も高い場所へと登り、神ゼウスを打倒することが目である。
ゼウスの元までは、これまで以上に強力な兵士が道を塞ぎ、更にはゼウスが呼び出す雷を避けながら先に進んでいく必要がある。長い道中を抜けて、最上階にいるゼウスとの死闘を制したニカンドロスだったが、ゼウスの妻であるヘラの悪事によって地上に落ちて巨大化したゼウスを追うことになるのであった。ここまで神々との闘いが長期化していたのは、ヘラが神々の世界を破壊するために仕組んだものでありゼウスを最高神の座から失墜させることが目的だったのだ。すべてを知ったニカンドロスは、その怒りをぶつけるようにヘラに刃を突き立て地上にいるゼウスを止めるために最後の戦いへと赴くのであった。ゼウスとの最終決戦を制したニカンドロスは、太陽の日差しが降り注ぐ大地で倒れている一人の人間を救出していた。荒れ果てた大地に生存者はいないと思っていたニカンドロスは、助けた人間を守ることを約束し物語の幕が下りるのである。
『Apotheon』のゲームシステム
豊富な武器と防具
本作は、豊富な武器や防具を使った多彩なアクションが魅力だ。武器は、耐久値が減っていき最終的には壊れてしまうため、使い捨てながらも多種多様な武器で戦況を切り抜けるサバイバル要素を楽しむことができる。近接武器の他に弓や投石といった遠距離武器も豊富であり、近距離と遠距離を使い分けて戦う工夫も必要だ。また、向いている方向によって攻撃モーションや盾の防御範囲が変わるシステムが導入されている。これによって、攻撃と防御にメリハリが生まれ、シビアながら達成感のある戦闘を生んでいる。
騎馬戦や水中戦など豊かな戦闘バリエーション
武器以外にも、エリア特有の戦闘も用意されている。大海原を泳いで探索したり、馬に乗って騎馬戦を行ったりとバリエーション豊かで飽きさせない戦闘が用意されている。暗闇では盾の代わりに松明を持って周囲を照らさなければならないため、敵やトラップといった咄嗟の状況判断が迫られる場面も少なくない。
素材を消費するアイテムクラフト
商人や宝箱からアイテムのクラフト方法を取得することで、素材を消費してアイテムをクラフトできるようになる。回復アイテムや、投擲アイテム、自身を強化するバフアイテムなど多種多様な種類のクラフトがあるため、アイテムが枯渇して戦闘が継続できないといった心配は不要だ。
『Apotheon』の登場人物・キャラクター
ニカンドロス(NIKANDREOS)
本作の主人公。紀元前8世紀ごろにスパルタを統治していた王である。飢饉に苦しむ人間を代表する形で神々との対話に赴くが、人間の存在を軽視する神々に憤り打倒の道へと進んでいく。
ゼウス(ZEUS)
雷を操るオリュンポスの最高神であり本作のラスボス。結婚と離婚を繰り返すほど浮気性な一面があるが、その実力は本物である。本作では、人々が暮らす世界をないがしろにしている姿が描かれているが、そう仕向けたのは妻であり実姉の神ヘラである。ヘラの手の内で踊らされている描写が多いが、最終バトルはプレイヤーを大いに苦しませるほどの強敵だ。最終的に強大な力を得たニカンドロスに討ち取られている。
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『Apotheon』の概要
- 『Apotheon』のあらすじ・ストーリー
- VILLAGE OF DION
- AGORA
- APOLLO
- ARTEMIS
- HADES
- VILLAGE OF DION2
- ACROPOLIS
- POSEIDON
- ARES
- ATHENA
- ZEUS
- 『Apotheon』のゲームシステム
- 豊富な武器と防具
- 騎馬戦や水中戦など豊かな戦闘バリエーション
- 素材を消費するアイテムクラフト
- 『Apotheon』の登場人物・キャラクター
- ニカンドロス(NIKANDREOS)
- ゼウス(ZEUS)
- ヘラ(HERA)
- アポロ(APOLLO)
- アルテミス(ARTEMIS)
- ハデス(HADES)
- ポセイドン(POSEIDON)
- アレス(ARES)
- アテナ(ATHENA)
- 『Apotheon』のアイテム
- 近接武器
- 遠距離武器
- 投擲武器
- 防具
- 回復アイテム
- 貴重品
- 『Apotheon』の用語
- ヘルス
- スタミナ
- 耐久度
- 『Apotheon』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 最強武器のサンダーボルト
- 熱いバトルを繰り広げるマルチ対戦
- 日本の客層を取り入れるAlientrapの進化