Pentatonix(ペンタトニックス)の徹底解説まとめ

Pentatonix(ペンタトニックス)とは、アメリカ合衆国出身の男女5人組のアカペラアーティストである。Youtubeでレディー・ガガの楽曲をアカペラカバーした動画が30万回も再生され、一気に人気に火が付いた。2011年にデビューした後はロサンゼルスで活動を広げ、2014年に日本で行われた「SUMMER SONIC 2014」に出演をしている。日本の音楽番組への出演、日本人アーティストや韓国人アーティストとアカペラでコラボするなど、アジアにも活動の幅を広げている。

「リーン・オン(Lean on)」とは「もたれかかって、寄りかかって」という意味である。楽曲の中では辛いことがあっても誰かに「寄りかかって」頼って乗り越えていけば大丈夫、という応援するメッセージが込められている。アルバム『Pentatonix』の中に収録された楽曲である。

「ラザー・ビー」

「ラザー・ビー(Rather be)」とは、歌詞の中では「there's no place I'd rather be」のように使われており、訳すと「他に、いたい場所なんてない」となる。これは恋愛の本質を歌った楽曲であり、好きなあなたと一緒なら行先なんてどこでもいい、というメッセージが込められている。撮影は東京のアメ横で行われ、メンバーが東京の観光を楽しむ様子が公式ビデオとして公開されている。

「チアリーダー」

楽曲のタイトルにもなっている「チアリーダー」とは、楽曲の中の主人公が好きな彼女のことを指している。「彼女はいつも僕の片隅にいる。僕が必要な時に」のように、彼女の存在が大きいことを繰り返し歌っている。その存在がまるで、ダンスで応援をするチアガールであり、特にその中のリーダー的存在である「チアリーダー」のようなんだ、と思っている男性の気持ちを歌った曲である。

「レット・イット・ゴー」

2013年に公開された、アメリカ合衆国の3Dコンピュータアニメーションミュージカルファンタジー映画の『アナと雪の女王』の中で歌われる「Let it go」のカバー曲である。ミュージックビデオは終始、焚火がたかれている映像になっており、メンバーは一切出てこない。『PTX Vols. 1 & 2』の中に収録されている。

「ラスト・クリスマス」

YoutuberのHIKAKIN & SEIKINとのコラボレーションで実現したカバー曲である。Pentatonix(ペンタトニックス)からオファーをして実現したコラボ作品であり、毎年クリスマスになるとリリースされるPentatonix(ペンタトニックス)のアルバムを盛り上げるのだった。HIKAKINが途中でボイパをする場面が印象的である。

Pentatonix(ペンタトニックス)の名言・発言

カースティン・マルドナード「彼らが私の女友達なのよ」

日本に滞在したときに5人で観光したときの様子(中央がスコット、その真上がケヴィン、一番右がミッチ、左下がカースティン、その上がアヴィ)

Appleの最新ニュース、新型Apple製品などの噂、ガジェットのレビューや使い方、セール情報を発信するWebメディアの『gori.me』のインタビューで、グループで唯一の女性メンバーであるカースティンが「唯一の女性メンバーだけど苦労すること、逆に得したことはある?」と聞かれた。すると、「唯一の女性メンバーであるのは気に入っているの。高校の時は女友達でなく、彼ら(スコット、ミッチ)と遊んでいたから彼らが私の女友達なの」と気持ちを伝えた。スコット、ミッチとは高校の時からの付き合いであるが、デビューして出会ったケヴィン、マット、サリーとも仲が良い。

グループのリーダーは決めておらず、それぞれが意見を出し合って楽曲を作っていくため、喧嘩することも多いという。しかし、それでもすぐに仲直りできる関係で、カースティンにとってメンバーは家族のような存在であるという。

アヴィ「声がどこまで美しいものになれるかを捕らえるってことなんだ」

ツアー中に撮影した一枚

「日本でアカペラをやっている人たちに向けてアドバイスをお願いします」と求められるとアヴィは、「他のものの真似をする傾向があるように思っているんだけど、僕達が全員で同意してやろうとしてることは、人間の声がどこまで美しいものになれるかを捕らえるってことなんだ」と答えた。アヴィ自身、同時に異なる2つの音を出すオーバートーンを得意としており、アカペラのスキルは高い。原曲と、原曲のメロディーをアカペラで表現することに違いを出そうと試行錯誤してきた経験から、このような応援メッセージが出たのであろう。

スコット「お互いが一緒になって活動してるんだよ。すごくクールなことだと思うんだ」

インタビューの中に番組から提案された黒ひげゲームを始めると(5分38秒)メンバー全員が盛り上げてゲームを楽しんでいた。仲が良い様子がうかがえる。

グループのリーダー的存在を聞かれると、スコットは「僕達は全員がそれぞれに、リードをしてるんだよね。お互いが一緒になって活動してるんだよ。すごくクールなことだと思うんだ」と、リーダーは決めていないことを明かした。曲作りの時は5人全員で思いついたメロディーを歌って、そこにインスパイアされて曲が作られていくという。レコーディングの時も1人1人が意見を出し合って進めることが普通で、この方法をとっているのは「誰か1人の進行で柔軟性に欠ける」といったことをなくすためだという。メンバー同士が一緒になって曲を作るからこそ、数々のオリジナル曲でヒットも出せたのだろう。

S_Nakamura3
S_Nakamura3
@S_Nakamura3

目次 - Contents