関根くんの恋(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『関根くんの恋』とは、何でも器用にこなしてしまうイケメンエリートの主人公・関根圭一郎の遅咲きの恋を描いた恋愛漫画。作者は河内遥。『マンガ・エロティクス・エフ』にて連載され、第3回ananマンガ大賞を受賞。仕事もルックスも完璧で男女問わずモテる関根。勝ち組に見える人生を歩んできたが、実は何に対しても関心が薄く、常に受け身。中身が空っぽな自分に気づき、趣味として手芸を始めたことで如月サラと出会う。失敗を繰り返しながらも彼女への恋心を伝えようとする、不器用な主人公の姿が多くの共感を呼んだ作品である。

関根が通う手芸用品店キサラギヤの店主の孫。趣味は野球観戦。外見はふわふわしてどこか垢抜けない印象だが、人の内面を見る目を持っており、しっかりとした芯のある女性だ。自分で作った服や小物を身に着けていて、ファッションセンスは個性的。
面倒見がよく、自由奔放な祖父の代わりに店番をしたり、関根にも手芸を教える。突然泣いたりする情緒不安定な彼に対して「若年寄の情緒不安定」と困惑するが、なぜか放っておけない。次第に自分に向けられる関根の想いを感じ取るが、ハイスペックな彼と平凡な自分は釣り合わないという気持ちがあり恋に臆病になっていた。だが自分も彼に惹かれていることに気づき、まっすぐに想いをぶつけてくる関根を受け入れる。

紺野朔太郎(こんのさくたろう)

関根の数少ない友人で、高校の同級生。ぽっちゃりしていて見た目はおっとりしているが実はちゃっかりした性格で、急に頼み事をして関根を困惑させることも。妻の数音(かずね)は高校の先輩であり、学生時代から想いを寄せていた。彼女のためにキャラ弁を作ったりという過去もあり、今でも「数音ちゃん一筋だから」と発言することがあるが、一方で合コンに参加したりもする。妻の怒りを買うことも多く、家から締め出されたりするたびに関根を頼る、なぜか憎めない性格の持ち主。

紺野数音(こんのかずね)

紺野朔太郎の妻。関根と紺野の高校の先輩でもある。関根とは一緒に生徒会役員をしていた。高校時代は拒食症で入院したこともあり、貧血で倒れた時は関根がおんぶして運んでいた。骨や血管が浮き出るほど痩せていたが、後に妊娠が判明してからはふくよかになる。関根は自覚はしていなかったが、彼の長年の片想いの相手である。

おじいちゃん

手芸用品店キサラギヤの店主で、サラの祖父。店で手品教室も開いている。関根に手品を1芸1000円で教えるなど、商売上手。勝手に店を開けたかと思えば突然旅に出てしまうなど、自由奔放な行動でサラを振り回している。

堂島(どうじま)

紺野の同期。関根とは紺野が開いた合コンで知り合う。田舎育ちで上京をきっかけに、モテるために勉強し努力を重ねてきた。マラソンしたり美容パックをしたりと苦労している自分とは違い、無自覚にモテている関根のことが気に入らない。彼を困らせるためにわざとサラに気のあるふりをして、手芸店に顔を出したりする。だが実は幼なじみのことをずっと想い続けるという一途な一面をもっている。

『関根くんの恋』の用語

キサラギヤ

関根とサラが出会った手芸用品店。店主はおじいちゃんだが、孫であるサラも手伝うことが多い。手芸教室・手品教室も開いており、イケメンの堂島(どうじま)が通うようになってからは彼目当ての女性が集まるようになり、生徒数が増えた。

リリアン

編み物をするための手芸用品。前触れもなく突然涙を見せる関根の情緒不安定さを心配したサラが「私の精神安定剤」と言って貸してくれた。説明書はないため使い方がわからず、試行錯誤しているうちに過去のトラウマを思い出してしまい、関根は余計に落ち込んでしまった。

コタロータ

妊娠が判明した数音への贈り物にと、関根が編んだぬいぐるみ。サラが命名した。彼女が出来栄えを絶賛してくれたことが嬉しかった関根は、後日大量に作るほど喜んだ。また、この作品を褒められたことをきっかけに関根はサラを意識するようになった。

『関根くんの恋』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

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