ナビレラ -それでも蝶は舞う-(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』とは、2021年に放送された韓国ドラマ。同名の人気ウェブ漫画が原作で、70歳でバレエを始めたシム・ドクチュルとスランプに陥っている23歳のバレエダンサー、イ・チェロクの交流を描いている。厳しい現実を目の前に思い悩むチェロクが、70歳を過ぎ、胸の奥に秘めていたバレエへの思いを募らせたドクチュルの師匠となったことで、成長していく姿や、年の差を超えた2人の友情が話題となった作品。タイトルの『ナビレラ』とは、朝鮮語で「蝶のように羽ばたく」という意味。

70歳を迎えた心優しい元郵便配達員。定年退職を迎えるまでは、3人の子どもと妻を養うために懸命に働いてきた。定年退職を迎え、退屈な日々を送る中で、小さい頃に憧れていたバレエへの情熱が再燃する。スタジオで見かけたチェロクのバレエに感銘を受け、チェロクに弟子入りする。弟子入りしてからはチェロクのマネジャーとして、チェロクの食事や健康の管理を行う。アルツハイマーを患っているが、家族には内緒にしている。

イ・チェロク(演:ソン・ガン)

23歳のバレエダンサー。19歳からバレエを始めた遅咲きのダンサーだが、才能が開花した。しかし近頃は、生活のためのアルバイトや、暴力事件を起こし刑務所に入っていた父の出所など気がかりなことが多い。そのことが原因でレッスンに集中できず、スランプに陥っている。ドクチュルの師匠となり、ドクチュルのバレエに対する情熱に間近で接することで、チェロクの心情も前向きに変化した。高校生まではサッカー部のコーチを務めていた父のもと、サッカーに打ち込んでいた。

ドクチュルの家族

チェ・ヘナム(演:ナ・ムニ)

ドクチュルの妻。3人の子どもを第一に考えてきたため、バレエを習いたいというドクチュルに対し、子どもたちの世間体を考え、反対する。しかしドクチュルの思いが本気だと言うことが分かり、最終的にはドクチュルのやりたいことをやるように勧める。

シム・ソンサン(演:チョン・ヘギュン)

ドクチュルの長男。銀行のアシスタントマネジャーを務めている。上昇志向かつ価値観が古く、妻には家庭に入って欲しいと思っている。ドクチュルのバレエについても世間体が気になり猛反対する。

キム・エラン(演:シン・ウンジョン)

ソンサンの妻。ソンサンの元同僚だが、出産を機に退職した。娘であるウンホが就職したら復職したいと思っているが、夫に反対されてしまう。家族のほとんどがドクチュルがバレエを習うことに反対する中、エランはドクチュルのことを応援する。

シム・ウンホ(演:ホン・スンヒ)

ドクチュルの長男であるソンサンの娘。父の期待に応えるため、大企業のインターンに参加し合格する。しかし、自分のやりたいことではなく、父に敷かれたレールの上を歩く人生が嫌で、将来に悩んでいる。インターン先のレストランでチェロクに出会う。

シム・ソンスク(演キム・スジン)

ドクチュルの長女。夫と不動産屋を経営している。夫は10年連続で議員選挙に出馬しているが落選し続け、金の工面に苦労している。

ビョン・ヨンイル(演:チョン・ヒテ)

ソンスクの夫。議員になることを夢見ており、何度も出馬しているが、落選し続けている。

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