思い、思われ、ふり、ふられ(ふりふら)のネタバレ解説・考察まとめ
『思い、思われ、ふり、ふられ』とは、別冊マーガレットにて連載された少女漫画である。作者は咲坂伊緒。2017年に第41回講談社漫画賞にノミネート、2018年に第63回小学館漫画賞少女向け部門を受賞した。内気な市原 由奈と、快活な山本 朱里。性格が正反対な2人の主人公が、恋愛を通して成長していく青春物語である。2020年には実写映画とアニメーション映画が公開された。
『思い、思われ、ふり、ふられ』というタイトルは、ニキビ占いの言葉から取ったと、単行本1巻に記載されている。ニキビ占いとは、ニキビができた場所により、現在から近い将来の運勢・恋愛関係を判断する事ができる占いである。中でも「思い思われ振り振られニキビ」は、昔からジンクスのように言われており、古来より顔のある位置にできたニキビをこのように表現してきた。
由奈の読んでいる漫画
単行本1巻第1話で由奈が読んでいる漫画『アイウエオーライ』は、漫画家の見崎なつみが小学生の時に作詞作曲した歌のタイトルだと、単行本1巻に記載されている。見崎なつみは第37回BF新人まんが大賞佳作を受賞し、別冊フレンドにてデビューをした少女漫画家である。作品は『わたしの飼育係くん』『先生は悪いコ』等がある。
井上苑子とコラボ
本作をモチーフに井上苑子が制作したコラボ楽曲『恋歌』が、2017年12月6日にリリースされたアルバム『JUKE BOX』に収録されている。歌詞カードには作者のイラストも掲載されていて、由奈・朱里・理央・和臣の4人が登場している。コラボPVにも、作者が『恋歌』をイメージして描き下ろしたイラストが登場している。
コラボについて、作者は「こんな贅沢な企画はなかなかないのでぜひたくさんの方に観ていただきたいです!」とコメントしている。さらに、井上苑子も「『恋歌』は、漫画に合わせて曲を書かせて頂いたので、かなり前向きで告白する勇気が湧いてくるような曲になったと思います!漫画を読んでから曲を聴いてもらうもよし、BGMとして漫画を読みながら曲を流すもよし!漫画と『恋歌』を一緒に楽しんでもらえると嬉しいです!」とコメントを寄せている。
井上苑子は、兵庫県神戸市出身のシンガーソングライターである。そんちゃん、sonko等の愛称で親しまれている。小学校6年生時より作詞作曲と路上ライブを始め、高校入学と同時に上京する。動画配信サービスのツイキャスで人気を集め、視聴者数200万人を突破してメジャーデビューする。代表曲は『大切な君へ』『だいすき。』等がある。
咲坂伊緒コメント
『ふりふら』のために書いていただいた歌で、こんなに素敵な『ふりふら』のPVを作っていただけて嬉しいです!こんな贅沢な企画はなかなかないのでぜひたくさんの方に観ていただきたいです!
井上苑子コメント
『思い、思われ、ふり、ふられ』は主人公が4人いるので全員のいろんなシチュエーションで共感できます!真っ直ぐ人を好きになること、諦めないことを教えてもらえる漫画です。『恋歌』は、漫画に合わせて曲を書かせて頂いたので、かなり前向きで告白する勇気が湧いてくるような曲になったと思います!漫画を読んでから曲を聴いてもらうもよし、BGMとして漫画を読みながら曲を流すもよし!漫画と『恋歌』を一緒に楽しんでもらえると嬉しいです!
出典: natalie.mu
『思い、思われ、ふり、ふられ』の主題歌・挿入歌
実写映画
主題歌:Official髭男dism『115万キロのフィルム』
アニメ映画
主題歌:BUMP OF CHICKEN『Gravity』
挿入歌:BUMP OF CHICKEN『リボン』
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目次 - Contents
- 『思い、思われ、ふり、ふられ』の概要
- 『思い、思われ、ふり、ふられ』のあらすじ・ストーリー
- 価値観の違う二人の出会い
- 誰も傷付かない選択
- 文化祭での告白
- 一緒にいる未来のために
- 『思い、思われ、ふり、ふられ』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- 市原 由奈(いちはら ゆな)
- 山本 朱里(やまもと あかり)
- 山本 理央(やまもと りお)
- 乾 和臣(いぬい かずおみ)
- 理央の友人
- 我妻 暖人(あがつま はると)
- 柴 歩(しば あゆむ)
- 朱里の友人
- 桜 亮介(さくら りょうすけ)
- 花乃(かの)
- 和臣の家族
- 乾 聡太(いぬい そうた)
- 『思い、思われ、ふり、ふられ』の用語
- 王子
- 見晴らし台
- 同志
- 『思い、思われ、ふり、ふられ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 朱里の誤解を解くために奮闘する由奈
- 由奈が理央に初めて告白するシーン
- 和臣が倒れた朱里を助けるシーン
- 朱里と理央のために和臣が怒るシーン
- 山本 理央「大丈夫、ただの姉弟ゲンカ!」
- 理央が由奈を好きだと自覚するシーン
- 文化祭で由奈と理央が両想いになるシーン
- 山本 朱里「引っ越しが決まった時、ほんとはすごく悲しかった。みんなと離れなきゃいけないのが悔しかった。ずっと一緒にいたかった!」
- 朱里と和臣が両想いになるシーン
- 由奈と朱里が感謝を伝え合うシーン
- 『思い、思われ、ふり、ふられ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- タイトルについて
- 由奈の読んでいる漫画
- 井上苑子とコラボ
- 『思い、思われ、ふり、ふられ』の主題歌・挿入歌
- 実写映画
- 主題歌:Official髭男dism『115万キロのフィルム』
- アニメ映画
- 主題歌:BUMP OF CHICKEN『Gravity』
- 挿入歌:BUMP OF CHICKEN『リボン』