ハレ婚。(おかわり!)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ハレ婚。』とは、2014年から2019年にかけて『週刊ヤングマガジン』に連載された青年漫画であり、作者はNONである。2022年には続編である『ハレ婚。おかわり!』が連載された。また、同年に朝日放送テレビにて実写ドラマが放送された。
『ハレ婚。』は一夫多妻制、ハーレム婚(ハレ婚)が導入された街を舞台としたラブコメディーであり、女性も楽しめるお色気シーンがたっぷりの作品である。久しぶりに地元に帰ってきた主人公の前園小春は、伊達龍之介の第3夫人としてハレ婚家族の一員となる。

龍之介「愛し続けるために結婚している」
龍之介が自身の結婚論を語るシーン

龍之介ならではの結婚観を語るシーンで放ったセリフが「愛し続けるために結婚している」である。龍之介は心の底から3人の妻の幸せを願っており、そばにいて愛し続けるために3人と結婚している。また、彼の底知れぬ自信が見える瞬間でもあり、龍之介のような男が好きな人にとっては、たまらないシーンといえる。

龍之介「幸せにするよ 3人目だけど」

龍之介「幸せにするよ、3人目だけど」
伊達龍之介から小春へのプロポーズ

すでに2人の妻を持つ伊達龍之介が小春に対して言うセリフが「幸せにするよ3人目だけど」である。龍之介の容姿が整っており、なおかつモテる要素で溢れているからこそ言える言葉といえる。冗談のようだが、実際に龍之介は3人の妻を愛しており、幸せにするよう努めている。ハレ婚のような一夫多妻制度でしか、あり得ないセリフである。

『ハレ婚。』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

女性読者が多い作者NON

作者のNONと構成を手がける手塚だいは、私生活でも夫婦である。NONは『デリバリーシンデレラ』でデビューしており、女性でも楽しめる青年漫画を執筆している。
NONは幼少期よりゲーム・『週刊少年ジャンプ』作品の大ファンであり、『HUNTER×HUNTER』や『るろうに剣心』『封神演義』などを愛読していた。専門学校に進学すると、少年誌ではなく青年誌に掲載される漫画を手がけることを勧められる。その後『デリバリーシンデレラ』を集英社に持ち込み、デビューとなった。この頃から同居していた手塚だいのアドバイスを受けながら、漫画を手がけている。
リアリティのあるキャラクターが特徴的であり、女性ならではの目線も取り込まれている。そのため、青年漫画でありながら女性読者が多いことで知られている。『デリバリーシンデレラ』に登場するキャラクターも、『ハレ婚。』に登場するキャラクターも女性が多く、浮世離れしたキャラクターと現実にいそうなキャラクターが混在していることが特徴である。どちらも性的な描写が多いが、『ハレ婚。』に登場する高校生・松橋うららに関しては、ピュアなキャラクターとして描かれている。NONが女性キャラクターをつくりあげるときには、周りの女友達のことを参考にすることもあるようだ。

大津家の名前は全員柑橘系

ゆずには、弟が1人と妹が2人いるが、兄弟の名前はみんな柑橘である。ゆず、弟のハッサク、妹のみかん、そして末の妹のれもんがいる。弟のハッサクは実名を嫌がっており、周りから「サク」と呼ばれている。兄弟揃って整った顔立ちであり、女子は母に似て巨乳である。

龍之介から小春に渡された媚薬チョコ「モダン・エール」

バレンタインデーエピソードに登場する、龍之介が小春にプレゼントした媚薬チョコは「モダン・エール」という名称であった。このチョコレートは北つばめ市の特産品だったが、市民からの批判を受けお蔵入りとなってしまったチョコレートである。マンネリ解消のスパイスとして用いられることが期待されており、龍之介はホワイトデーのお返しとして、このチョコレートを小春にプレゼントするのであった。

『ハレ婚。』の主題歌・挿入歌

主題歌:HYDE「FINAL PIECE」

ドラマ『ハレ婚。』の主題歌は、かねてより原作漫画のファンであることを公言していたHYDEの「FINAL PIECE」であった。「FINAL PIECE」はHYDE初のウエディングソングである。
HYDEは、漫画『ハレ婚。』の帯にもコメントを寄せたことがあるほどの大ファンであり、ドラマ側から主題歌をオファーした。

Shouhei_kanaie5
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@Shouhei_kanaie5

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