お文具といっしょ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『お文具といっしょ』とは作者「お文具 @imoko_iimo」がTwitterに投稿した4コマ漫画から誕生した作品である。白くて丸いお文具さんが仲間たちとともに癒しのある毎日を過ごすという内容で、2020年1月15日にYouTubeに投稿したことで人気に火がついた。旅行、ルーティン紹介、激辛カップ焼きそばに挑戦、作業系動画など幅広い内容の動画が毎週水、金、日曜日の20時ごろに投稿される。講談社からは単行本も出版されていて、これはTwitter上の作品に書き下ろしを加えて収録したものである。

トイレの花子さん

お文具さんの質問に答えるトイレの花子さん。

お文具さんの友人で、一緒にモノポリーする仲。

赤いスカートに白いシャツ、おかっぱ頭の女の子。
部屋数が多いのと水回りがしっかりしているため、学校のトイレに住んでいる。
お文具さんから「若者の花子さん離れ」が深刻になっているが本人はどう思うか聞かれた際は、自分はなかなかの古株のためそろそろ怪談は若手に任せるつもりだと返答した。また、トイレの花子さんの怪談を聞いてやってくる人達に対しては「執拗にドアを叩かないで」と苦言を呈した。

ハロウィン中にお菓子の包装紙をトイレに流されるので、やめてほしいと思っている。また流された包装紙で千羽鶴を折っていた。

お文具さん、プリンさん、名も無き者さんの3人で暗い部屋で怪談話をした時は、こっそり参加してプリンさんを大いに驚かせた。また、3人に怪談話をせがまれた花子さんは「夜トイレに行くのが怖い」と打ち明けた。

吸血鬼

お文具さんにハロウィンについて聞かれた吸血鬼さん。思慮深く考えた後、オバケたちにもお菓子を分けるように提案した。

お文具さんの友人で、一緒にモノポリーをする仲。

ある日お文具さんは、ハロウィンは本家に許可を得ているのか疑問に感じ、プリンさんに「人々がオバケに仮装してお菓子をもらう行事は、遠隔的にオバケたちに濡れ衣を着せているのではないか?」と問いかけた。

そしてその疑問を解決するため、お文具さん、プリンさん、猫さん、名も無き者さんの4人は吸血鬼さんのもとへ出向くこととなった。
お文具さんが吸血鬼さんの友人であることをこのとき初めて知った一行は驚きと同時に、すべての存在あるものを友人とするお文具さんのコミュニケーション能力の高さに感心したのであった。

お文具さんにハロウィンの日に人々が仮装してお菓子を貰うことをどう思うか聞かれた吸血鬼さんは、「お菓子をモノポリー(独占)せず、僕らにも分けてほしい」と言った。

貞子さん

吸血鬼さんの回想で登場した貞子さん。

お文具さんの友人。
お文具さん、トイレの花子さん、吸血鬼さんの3人と家でモノポリーをする仲である。

ハロウィンについてオバケたちはどう思っているのか疑問に感じたお文具さんたちが吸血鬼さんに質問したところ、貞子さんの意見を又聞きではあるが聞くことができた。貞子さんは井戸で気軽に食べられるお菓子を分けてほしいとお文具さんたちに希望した。この回答にプリンさんは思わず「地上に出て食べてください」とツッコミをいれてしまった。

ゲストキャラクター

つぶ豆さん

絵本を開いたところ突然発芽し、驚くつぶ豆さん。

CV:工藤ひなき

地上波で『お文具といっしょ』のCMが放送された際にゲストキャラクターとして登場した。自己紹介がてら大好きな絵本の読み聞かせをしようとしたが、踏ん張っているうちに背中から発芽し、花を咲かせてしまった。

しわしわさん

良く伸ばさなかったため、よれたまま乾いた洗濯物。自身が無く、おどおどした様子である。

CV:篠原夢

十分に伸ばさずに干したためシワシワになった洗濯物。
しわしわさんは自身がこのような洗濯物になった理由を「これはきっと何かしらのシワ寄せが僕にきたんだ」と説明した。お文具さんがしわしわさんを「パンパン」してシワを伸ばしてあげたところ顔立ちがきりっとし、「おかげで背筋もピンとなったよ」と自信に満ち溢れた表情を見せた。

『お文具といっしょ』の用語

無事るし良品/BUJI良品

無事るし良品で買い物を楽しむ2人。『お文具といっしょ』にはたびたび無事るしグッズが登場する。

無印良品によく似た雑貨店でで「BUJI」とも表記する。
お文具さん、プリンさん、猫さん御用達の店である。

『無事るし良品の購入紹介』ではお文具さんが購入商品であるアヒルのおもちゃ、紅牡丹サボテン、小顔ローラを1つずつ嬉しそうに紹介している。購入品紹介後には小顔ローラを試してみたがビフォーアフターがほとんど変化せず、少し気まずそうに「わあ、まったく、ちがいますね」とつぶやいた。

『BUJI良品の購入紹介動画』ではお文具さんとプリンさんの2人が実際に店舗に足を運んで買い物を楽しんだ。ケルティックな店舗内BGMを聴きながら、プリンさんは乳液、ブリージングケアオイル、オリーブの木、干し芋を購入した。

PIKEA(ピケア)

動画内では、お文具さんがPIKEAで購入した食用のコップに金木犀を生けている。

IKEAに似ているお店で、インテリアや雑貨などを取り扱っている。

『秋の購入品を紹介します【PIKEA編】』ではお文具さんが、自身が購入したバスタオル、植物のコップ、ポチポチ柄がついているお香のお皿、アイディアを書き留めるためのノートとペン、ヒモ、縁がナチュラルウッドの額縁を紹介した。

お文具さんはお花を生けるための歪曲したガラスや陶器は持っていたが筒状の花瓶は未購入だったため、PIKEAで植物用のコップを購入した。金木犀を生けたところほんのりとした香りが部屋中に広がり、「金木犀のお茶を飲んでみたい」とつぶやいた。

また、お文具さんはこれまでは無地一色のお香のお皿ばかり使っていたが、この回ではぽちぽち柄が描かれているお皿を購入することにした。深く赤い色合いのお皿に金色の丸い模様が描かれていて、お文具さんはこのお皿を使う日を楽しみにしている。

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