音楽/音楽と漫画(漫画・アニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『音楽』とは、大橋裕之の『音楽と漫画』(太田出版)を原作とした岩井澤健治監督のアニメーション映画である。楽器を触ったことのない不良少年達が思いつきでバンドを組み、その魅力にハマっていくロック奇譚だ。「第43回オタワ国際アニメーション映画祭 長編コンペティション部門」グランプリ受賞。「アヌシー国際アニメーション映画祭2020長編部門」最優秀オリジナル音楽賞受賞。

髪ハネ

CV:山本圭祐

本名は明かされておらず、後ろ髪が外ハネしているのが特徴であることから「髪ハネ」と表記される古美術のメンバー。研二達が古美術を探して教室に来た時に寝たふりをしてやり過ごし、急いでメンバーに報告する。フェスでは茶髪にサングラス姿になる。フォークバンド時代はアコースティックギターを弾いていたが、フェスでロックバンドになるとベースを担当している。

マッシュルーム

CV:大山法哲

本名は明かされておらず、見た目の特徴であるマッシュルームヘアをそのまま取って「マッシュルーム」と表記される古美術のメンバー。フォークバンド時代はアコースティックギターを弾いていたが、ロックバンドになるとドラム担当になり、フェスで古武術の演奏に加わった際はキーボードを弾くなど多才な様子が伺える。フェスでメンバーの2人は髪色を変えているが、マッシュルームは眼鏡がサングラスになった以外に変化はない。CVの大山法哲は一度だけ登場するバイト主任の声も兼任している。

その他

亜矢

CV:駒井蓮

研二と同じ学校の女子高生。みんなが恐れている研二達と仲良く話して、他校の不良とも交流がある。他の生徒よりもスカートを長くして昭和の不良少女のような見た目をしている。研二から古武術のボーカルをするように言われた際は反発しながらもまんざらでもない様子で、放課後の寄り道を断って自宅で練習をする。しかし研二がバンドを飽きたことでうやむやになり、ボーカルをすることはなかった。

大場

CV:竹中直人

丸竹工業高校の不良で赤いモヒカン姿をしており、同じモヒカンばかりが集まる大場軍団を仕切っている。研二とタイマンをはりたがっているが無視され続ける。フェス当日は研二の家まで行き、フェスに行くのを邪魔するが研二は逃げ切りステージに立つ。作戦を変えて、1番盛り上がっているところで邪魔しようともくろむが、演奏に圧倒され口を開けて棒立ちになってしまい、最後まで喧嘩をすることはなかった。

『音楽/音楽と漫画』の用語

バンド

バンドにはさまざまな編成があるが、古武術は当初、ギター、ベース、ドラムの3人編成にしようとしていた。しかし研二が持ち帰ったベースをギターと勘違いしたので、結果的にベース2人とドラム1人という異色の編成となった。古美術がフォークグループの時は3人でアコースティック・ギターを弾き、1人がヴォーカルを兼任する編成だったが、ロックバンドに転身すると、ギター兼ヴォーカル、ベース、ドラムの3人編成に変わった。

楽器

ギター

ギターには大きく分けてアコースティック・ギター(通称アコギ)とエレクトリック・ギター(通称エレキギター、エレキ)の2種類がある。アコースティック・ギターの中でもクラシック・ギター、フラメンコギター、スティール弦アコースティック・ギター(フォークギター)などがある。主に6弦ギターが主流だが、エレクトリック・ギターには10弦ギターや12弦ギターなどもある。古美術は当初フォークグループだったためアコースティックギターを使用していたが、ロックバンドに転身したフェスではエレクトリック・ギターを使用している。森田はフェスで、古美術の際は6弦を使用し、古武術の演奏に飛び入り参加した際はネックが2本あるダブルネック・ギター(ツインネック・ギター)を使用している。

ベース

ベースとは低音パートを演奏する弦楽器の総称であるが、本作で登場するベースはエレクトリックベースギター(通称エレクトリックベース、エレキベースなど)である。弦は基本4本だが5本以上の多弦ベースと呼ばれるものもある。ギターとベースにはペグというつまみがあり、そこを回して弦を張ったり緩めたりすることでチューニングを行う。研二はペグの役割を知らず「回して音をビョーンってするための物なんじゃないのか?」と言っている。

ドラム

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