海が走るエンドロール(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『海が走るエンドロール』とは、『ミステリーボニータ』にて2020年11号から連載中のたらちねジョンによる日本の漫画。
主人公・茅野うみ子は夫と2人で映画鑑賞するのがとても好きだったが、夫とは死別したばかりだった。久しぶりに映画館に行った際、かつて夫から言われた「映画が好きなのではなく、映画を観ている人が好きなんですね」という言葉を思い出し、ふと映画館内の客席を見ていたら映像専攻の美大生・海と目があってしまう。

カイの高校時代の親友で、映画にとても強い関心があり、自分で絵コンテを描くほど熱意がある。本格的に映画に対して興味があるカイと一緒に映画を制作して動画サイトにアップしていた。今後の進路のことでカイから美大に一緒に進もうと誘いを受けるが、父親が亡くなったり家が裕福でなかった為、「映画は趣味で遊びだった」と笑って誤魔化し誘いを断っている。それ以降カイと話すことなく高校を卒業している。

高階晴(タカシナ ハル)

うみ子と同じ美大の映像専攻をしている女子。うみ子とは映像実習の班で一緒になった。とてもおっとりした性格で、あまり物事を深く考え込まないタイプ。見た目や言動とは裏腹に真面目で熱心な一面もある。将来はうみ子やカイの目指している映画監督ではなく、映像専攻をしている目的は映像編集技術を取得するためであり、この先は教員資格を取得する予定もある。将来は動画投稿サイトで登録者数100万人を達成してタワーマンションに住む夢をみている。

北里一心(キタザト イッシン)

美術大学の映像専攻をしている男子。うみこや高階と同じクラスで映像実習でも一緒の班になっている。親がカメラマンをしており何となく美大に進学している。実習にて厳しい評価を受けて映画製作が本当に自分がやりたいことなのかと将来について不安になっている。

浜本卓史(ハマモト タカシ)

美術大学の映像専攻してる男子。うみ子、山口、高階、北里と同じクラスで映像自習でも同じ班になっている。自分が商業映画の監督を務めている姿が想像できないと考えていて、今は大学生らしいことを一生懸命しようと考えている。

『海が走るエンドロールの』用語

映画

映画はうみ子の生活の一部となっていて『海が走るエンドロール』の大きなテーマとなっている。

映像専攻

カイやグチが通うに美術大学の映像科。後にうみ子も映画を撮りたいという理由で入学している。映像実習などで5人1組でロケハンしたり、実際に映像作品を作って先生に講評してもらう授業がある。

ビデオデッキ

うみ子の家にあるビデオデッキで、亡くなった夫と二人でよく映画を観ていた。突如ビデオデッキが故障したことがきっかけで、カイと親密な関係になっていく。

うみ子の心が何か衝撃を受けた時、海を使った心象描写が出てくる。うみ子とカイの名前も海が関係している。

『海が走るエンドロール』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

うみ子「あの、映像科ならビデオデッキ直せない?」

カイ(左)にビデオデッキを直せるか尋ねるうみ子(右)

出会ったばかりにカイがそっけなく立ち去ろうとしているところを、うみ子が「あの、映像科ならビデオデッキ直せない?」と半ば強制的に引き止めたセリフ。本人は「年の功 今使わなければ いつ使う」と心の中で一句読んでいる。その後ビデオデッキはカイの手によって直っている。

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