HAWAII FIVE-0(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『HAWAII FIVE-0』(ハワイファイブオー)とは、アメリカ合衆国のテレビドラマ。特別捜査チームであるHAWAII FIVE-0が、ハワイ州で巻き起こる凶悪犯罪に立ち向かう活躍を描く、本格派刑事ドラマである。1968年放送の世界的超人気シリーズ『ハワイ5-0』のリブート作品。本作は現代版として、オリジナル版に現在の社会情勢を取り入れよりリアルに近い刑事ドラマとして蘇った。次々と現れる強敵、何でもありの迫力あるバトルアクション、舞台となるハワイの雄大なロケーションなどが見どころ。

スティーヴの作中の台詞で、相棒であるダニーに「犯人を牢屋にぶち込め」の意味で言う台詞。
スティーヴとダニーが相棒結成のきっかけとなる事件でスティーヴが「ぶちこめ、ダノ!」とダニーに指示した。スティーヴが初めてダニーを愛称で呼んだ特別な名台詞である。英訳は「Book'em Danno!」。この一文はファンにも人気で、本作のグッズとしても良く使用されている。

チン・ホー・ケリー「愛してるなら待つことない」

チンがコノに結婚のアドバイスとして伝えた台詞。
ヤクザの跡取りであるアダムとの結婚を迷うコノに、チンは兄のように優しく諭し「愛してるなら待つことない」と彼女の背中を押した。自身の婚約者マリアが殺され、結婚生活が叶わなかったチンの「愛する人とはすぐ側にいるべきだった」という後悔がにじみ出た、悲しい台詞でもある。

スティーヴン・ジャック・マクギャレット「人生は思い通りにはならない。その時々に選択するだけ」

スティーヴが母親ドリスを亡くした後に口にした台詞。
悪党に母親を殺され、助けられなかった後悔とどうしようもなかったという落胆から、「人生は思い通りにはならない。その時々に選択するだけ」とスティーヴは淡々と語る。この後スティーヴは自身の人生のため、ハワイを出るという選択をする決意をする。

ダニー・ウィリアムズ「ハワイは最高だ」

最終話、ダニーがスティーヴに別れを引き止める際に言う台詞。
「ハワイにはきれいなビーチ、頭を空っぽにするにはとても良い場所だ。ハワイは最高だ」と言うダニーは、本土から越してきた当初ハワイを毛嫌いしていた。しかし彼はこの10年、スティーヴと長く共に過ごすことでハワイの良さを認めていた。本土から越しハワイが嫌いだったダニーの心境の変化、スティーヴとこれからもハワイで共にいたいという気持ちが伝わってくる台詞である。

『HAWAII FIVE-0』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『HAWAII FIVE-0』チーム名はスティーヴの背番号

チームの通称HAWAII FIVE-0は、スティーヴのアメフトのユニフォームの番号から名付けた。
スティーヴの高校時代アメフトでの背番号が50で、さらにスティーヴの父が「ハワイは50番目の州で皆の拠り所だ」と家族をそう呼んでいたことがきっかけ。チームメンバーで試合のビデオを観ていた時、コノがチーム名に相応しいと言ったことで HAWAII FIVE-0に決まった。

人気キャスト降板の理由は契約金

『HAWAII FIVE-0』のメインキャラとして多くのファンを魅了したチン・ホー・ケリー役のダニエル・デイ・キム。彼の降板の理由は、制作会社との契約金の不一致だとされている。彼は共演者のスティーヴ役のアレックス・オロックリン、ダニー役のスコット・カーンと平等な契約金を要求したが納得のいく契約に至らず、シーズン途中で降板し作品から離れた。彼は自身のFacebookで「平等への道には困難はつきものです」と投稿している。

ハワイの長時間撮影がキャストに与えた影響

ハワイでの撮影が仇となり、降板するキャストも出た。マックス役の日本人俳優マシ・オカは、他の仕事との調整の関係でハワイに通うことが難しいとして降板。彼は1年で18回くらいハワイを行き来していたと明かした。またコノ役のグレイスは自身の妊娠と、7年離れていた家族を理由に降板。ダノ役のスコット・カーンも、ロサンゼルスにいる家族と過ごす時間を増やしたいと言うことから、シリーズの登場回数が減っていた。

マクギャレットなしの幻のシーズン11

シーズン10で幕を閉じた『HAWAII FIVE-0』に、実は幻のシーズン11の構成があった。それはシリーズ1から出演している、主演のスティーヴ役を演じるアレックス・オローリンがいないストーリーだった。
アレックスはシリーズ当初に深刻な怪我を負い、怪我の影響に限界を感じて降板希望を申し出ていた。彼が出演出来ないことから、製作総指揮のピーター・レンコフと制作会社であるCBSはスコット・カーンが演じるダニーを主役に番組を存続させることも検討したとのこと。しかしシーズンは10で打ち切りになり、スティーヴのいないシーズン11は幻となり消えた。

最後の撮影直前にシリーズ終了を発表

製作総指揮のピーター・レンコフ氏

シリーズ終了は、製作総指揮のピーター・レンコフから最終話の撮影中にキャスト・スタッフに伝えられた。
レンコフはメディアや報道機関から伝わる前に自分から話そうと決めていたようで、自身の口からきっぱりと「番組の復活はない」と伝えたという。その後の最終話収録では、脚本にはないキャスト自身の表情、涙、感情での演技となった。後にレンコフは「キャストの感情がこみあげている別れのシーンは、最高のシーンのひとつになった」と語っている。

『HAWAII FIVE-0』の主題歌・挿入歌

テーマ曲:ブライアン・タイラー『HAWAII FIVE-0 Main Title Theme』

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