HAWAII FIVE-0(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『HAWAII FIVE-0』(ハワイファイブオー)とは、アメリカ合衆国のテレビドラマ。特別捜査チームであるHAWAII FIVE-0が、ハワイ州で巻き起こる凶悪犯罪に立ち向かう活躍を描く、本格派刑事ドラマである。1968年放送の世界的超人気シリーズ『ハワイ5-0』のリブート作品。本作は現代版として、オリジナル版に現在の社会情勢を取り入れよりリアルに近い刑事ドラマとして蘇った。次々と現れる強敵、何でもありの迫力あるバトルアクション、舞台となるハワイの雄大なロケーションなどが見どころ。

ビーチで語り合うスティーヴ(右)とダニー(左)

香港マフィア幹部の射殺事件が発生した。狙撃犯逮捕のためチームが捜査を開始すると、同様に容疑者を追う軍捜査司令部の軍曹のクイン・ルーと出会う。
クインとチームは共に捜査するが狙撃犯は自殺し、黒幕がいる可能性が浮上する。捜査上に浮かんだのはウィス・カレンという男性だ。彼はかつてマフィア幹部に仕組まれた車の爆発事故で妻と娘を亡くした。
チームが捜査する中で、彼は組織に殺される。そしてクインは根気強さが評価されてチームに加入する。

スティーブは突然CIA捜査官から「コロンビアのカルテル率いる女ボスの元に潜入した同僚が殺された。犯人はドリス・マキギャレットだ」と言われる。殺された同僚の遺体からドリスの銃弾が回収されたという。
スティーヴは母親を助けるため単身コロンビアへ向かう。スティーヴはドリスと接触するが、彼女は彼に銃を向け救出を拒否。ドリスは自分の人生を嘆き、心を痛めていた。
そんな中、潜入したスティーヴの存在がバレ、ドリスは女ボスから刺される。スティーヴが女ボスからドリスを取り返したが、既に死んでいた。
スティーブがドリスの遺体を連れ帰ると、彼女の容疑は晴れた。残されたドリスの口座から、任務を受けたのが子供達に金を残すためで、いつも家族を考え動いていたことを知る。

コノと離婚したアダムは、幼なじみのヤクザの娘と恋仲となる。その恋人が攫われ、救うため尽力する。だが娘の代わりにヤクザ組織のボスが殺される。捜査で誘拐犯はギャング組織と判明。だがアダムはこの騒動で地位を得た側近を怪しむ。
アダムは日本のヤクザ組織の組長に会い、事情を説明。彼の首切りを要求する。組長は検討する条件として、「ハワイに戻って組織の内通者となり、情報を流せ」と命令し、アダムは快諾する。

ハワイに戻ったアダムは、チームに何も知らせず一人で計画を実行した。アダムに不信感を持つ仲間が現れてもスティーヴは信じ続けた。そしてアダムの計画が功を奏す。アダムは日本の組長に訴えて側近に疑いを向け、自分は「情報を横流しする有能な人間」とアピール。焦った側近がヘマをするのを待ち、それを証拠にした。チームはアダムと共に組織の残党を捕らえ、ヤクザ組織を壊滅させた。

ドリスの弁護士から封筒を渡されたスティーヴ。封筒の中には暗号が描かれたメモがあった。だが母が死んでからも振り回されたくないスティーヴは解読せず放置した。だが封筒を何者かに盗まれかけたことで、何かあると感じる。彼は暗号を解ける人にメモを渡す。
スティーヴに、ダニーから「尾行されている」と連絡が入り、銃声が聞こえる。急いでダニーの元に向かうも、ダニーは連れ去られていた。その時スティーブの携帯電話にウォー・ファットの妻のダイユ・メイから暗号文とダニーを交換しようと言われる。

1人で来いと指示されたスティーヴは、1人で向かう。取引は無事終了せず、去り際にダニーが胸を撃たれ、生死を彷徨う。スティーブは暗号文を解いてダイユ・メイの行動を読み、捕まることを決意。その後暗号文から、ドリスが眠っていた墓地が手がかりだと判明。ドリスは死後に無事子供に遺産を残せるよう、用心して暗号文に隠し場所を残した。
チームが急いで向かうもすでに中身はダイユ・メイに奪われ、彼らが身を隠す港を割り出し向かう。

スティーヴ達は激しい銃撃戦となり、スティーヴは夫の仇となじられながらも、彼女達をを逮捕。事件後ダニーは目を覚ましたが、スティーヴは張り詰めていた糸が切れたように感じた。
1週間後、自宅裏のビーチでスティーブとダニーはぼんやり海を眺めた。
スティーヴはダニーに「チームを抜けて、これから世界中を歩き回ることにした」と打ち明ける。スティーヴはハワイで生まれ育った。一度離れたが、戻ってきたのは父親の死んだ事件のため。そして父親の仇を討ち、守ると誓った母親も死んだ。
スティーヴはハワイにいる目的が無く、無気力だった。スティーヴはダニーに自分の時間を大切にしたいと話す。だがダニーはスティーヴを放っておけなくて引き止めた。だが揺るがない相棒の覚悟を受け入れ、互いの別れを惜しむ。

スティーヴの家にチームが大集合し、別れを惜しみ、スティーヴは家を出た。飛行機に乗り込んだ後、ダニーから「もう寂しい」のメッセージが入る。別れた後も笑わせようとする相棒に感謝し、スティーヴはハワイから旅立った。

『HAWAII FIVE-0』の登場人物・キャラクター

HAWAII FIVE-0メンバー

スティーヴン・ジャック・マクギャレット(演:アレックス・オロックリン)

日本語吹き替え:綱島 剛太郎(つなしま ごうたろう)
通称:スティーヴ
HAWAII FIVE-0のリーダー。
元海軍特殊部隊出身で、あらゆる武器の扱いや戦術に精通している。肉体的にも精神的にもタフで、力づくで強引に捜査を進める強引な部分がある。正義感が強いが仲間に対する愛情が深く、仲間のために法令違反をも犯す。父ジョンの葬儀でハワイに戻った際にハワイ州知事からチーム創設を相談された、自身がスカウトしたメンバーでチーム結成。キャサリンと付き合い結婚も考えたが、彼女のキャリアを応援し別れた。最終話でハワイを去る。
シーズン1からレギュラーとして出演。

ダニエル・ウィリアムズ(演:スコット・カーン)

日本語吹き替え:山路 和弘(やまじ かずひろ)
通称:ダニー、ダノ
スティーヴの相棒。
ニュージャージー州出身のホノルル市警の刑事。以前は本土で勤務していたが、元妻レイチェルに親権が渡った娘のグレイスがハワイに引っ越したのを追って自らもハワイに移住した。スティーヴの父親ジョン・マクギャレットの殺害事件を担当しており、捜査中にスティーヴと鉢合わせしたのがきっかけでHAWAII FIVE-0のメンバーになる。常識人で、破天荒な捜査手段をとりがちなスティーヴ無謀な行動にいつも文句を言っている。女性好きでよくナンパする。ニックネーム「ダノ」は、娘のグレイスが小さい頃「ダニー」と言えずついた愛称で、スティーヴにも呼ばれることになる。
シーズン1からレギュラーとして出演。

チン・ホー・ケリー(演:ダニエル・デイ・キム)

日本語吹き替え:新垣 樽助(しんがき たるすけ)
通称:チン
元ホノルル市警察の刑事。
スティーヴ父親・ジョンの元相棒で信頼されていたが、金銭の横領容疑をかけられ辞職。スティーヴにスカウトされHAWAII FIVE-0のメンバーとなる。寡黙でクールな印象とは反対に、家族を深く愛しており、従妹のコノには兄のように親身に接する。結婚直後に殺された妻マリアの姪サラを引き取り、恋人となったアビーと共にサンフランシスコへ移り住むためチームを抜ける。
シーズン1からシーズン7最終話まで出演。

コノ・カラカウア(演:グレイス・パーク)

日本語吹き替え:松井 茜(まつい あかね)
通称:コノ
チン・ホー・ケリーの従兄妹。
プロサーファーとして活躍していた過去を持ち、警察学校在籍中に捜査に協力した縁でHAWAII FIVE-0へ加入する。度胸、腕っ節の強さ、射撃の腕はスティーヴにも一目置かれるほどの実力の持ち主。少女を売春被害から助けることが自分の使命だと考え、売買組織を潰すためハワイを離れ本土へ移り住んだ。ヤクザ組織の息子アダムと結婚するが、その後離婚。
シーズン1からシーズン7最終話まで出演。

ロリ・ウェストン(演:ローレン・ジャーマン)

日本語吹き替え:樋口 あかり(ひぐち あかり)
通称:ロリ
FBIの分析官でプロファイラー。
HAWAII FIVE-0のお目付け役として、新しい州知事の命令でチームのメンバーに加わる。スティーヴたちとの捜査に感化され次第にチームの肩を持つようになり、責務を果たしていないと責めた知事によって解雇され、チームから離脱する。
シーズン2第1話から第16話まで出演。

キャサリン・ロリンズ(演:ミシェル・ボース)

日本語吹き替え:安藤 瞳(あんどう ひとみ)、北西 純子(きたにし じゅんこ、シーズン2第16話から)
通称:キャス
元海軍大尉。
スティーヴの恋人で、スティーヴを通じてHAWAII FIVE-0に軍の情報を提供している。元同僚にスカウトされ軍を辞めたが、その同僚が殺された事件の捜査を共にしたことからHAWAII FIVE-0へ加入した。その後アフガニスタンへ恩人の息子を探すためチームを離れ、その後CIAにスカウトされる。
シーズン3からレギュラーとして出演。

ルイス・パーネル・グローヴァー(演:シャイ・マクブライド)

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