マニアックなムーミンの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ

ミイは戦争によって両親を失った女性説

ミイは戦争によって両親を失い、そのショックから記憶と歳をとる事を忘れた女性であるという都市伝説がある。ミイの兄弟の中でも一番小さいのは、成長が止まってしまったためなのだ。
また、核の放射能の影響で歳をとらなくなってしまった、小人症になってしまったという説もある。

ちなみに、原作者のトーベ・ヤンソンは、雑誌の表紙にヒトラーを皮肉る絵を書いたことがあるそうだ。戦争そのものに対する否定は、ムーミンに限った話ではないのかもしれない。

ミムラ一族は未来人の生き残り説

「ミィたちミムラ一族は、核戦争が起きた後の世界の未来人の生き残りなのではないのか？」という説。核戦争後の世界についての都市伝説がムーミンには多いため、そこから発展したものと考えられる。

ミイとスナフキンは異父姉弟説

ミイはムーミン一家の養女で、スナフキンは弟にあたるという説がある。また、ミイとスナフキンは異父姉弟であるという設定があるようだ。

『ムーミンパパの思い出』では、ムーミンパパの思い出を聞いたスナフキンがミイが自分の親類であり、自分より年上であることを認める発言がある。
この親類が、家族なのか同じ一族だからそう言っているのか明らかにされていない。しかしスナフキンにミイの一族であるミムラ族の血が流れているのは確実なんだとか。

また、他にもスナフキンのママとミイが姉妹であり、スナフキンが甥であるという設定も存在している。
果たして姉弟なのか甥にあたる親族なのか、いずれにせよつながりのある二人のようだ。

ミイやスナフキンは人造人間説

ミイやスナフキンは、ムーミンやムーミンパパが、かつてこの世界に存在した人間を再現した人造人間という説もある。

スナフキンは核戦争で唯一生き残った人間説

スナフキンは核戦争で唯一生き残った人間で、核戦争という人類の過ちの結末を見届ける宿命を背負っているという都市伝説がある。

スナフキンは退役軍人説

スナフキンは退役軍人という都市伝説がある。彼には戦争の記憶がなお残っており、今でも核爆発の後行方不明になった戦友たちをあきらめずに探している。なので、スナフキンはよくさすらいの旅に出ているのである。

スナフキンの役目は戦争で命を落とした人の墓参りをすること説

スナフキンの役目は戦争で命を落とした人の墓参りをすること。
そのため、死者を弔うという意味で哲学的な言葉を発している。

最終回は核戦争を表現している説

ムーミンのアニメの最終回と言えば冬眠だ。この最終回の冬眠が、核戦争でムーミンたちが死んでいく様を表現しているという説がある。冬になったのは核の冬であり、核戦争後の急激な温度低下によるものだという。
彼らは核戦争の後にくる核の冬の事を知らなかった。その冬は何年も続き、冬眠ではやり過ごせない。つまりムーミンの最終回で彼らが眠ったあと、彼らは再び目を覚ます事がなかったのである。
たしかに、みんなが眠りについていく最終回はかなり物々しい雰囲気だったため、そのような見解が生まれても仕方がないだろう。

フローレンには名前がなかった

ムーミンのガールフレンドとして有名な「フローレン」。グッズも多数出している人気キャラクターだが、原作である小説が書かれた当初は「スノークのお嬢さん」と呼ばれていたため、特定できる名前がなかった。
ムーミン一家と姿かたちは近いが、ムーミントロールのムーミンとは違い、スノークという種族なのでそう呼ばれていたのだろう。
「フローレン」という名前になる前は、パイロット版アニメが制作された際に、「ノンノン」と名付けられていた。