「スポ根展」に遠くなった昭和を思う。
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2015年8月26日から銀座松屋で開催が始まったスポ根展。
個人的に、「ど真ん中ストライク!」な世代なので、激しく興味を引かれました。
「いい大人」になった今だからこそ、あの頃とは違った角度からの視点でこれらの作品群を眺めてみたいと思います。
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このちょっと寂しげな雰囲気も素敵でした。
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この作品は先頃実写化もされました。
山Pと伊勢谷さん!どんだけイケメンなジョーと力石だ!
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そしてどんだけそっくりさんぶりなんだ、香川照之さん!
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そしてやっぱりこの「燃え尽きて真っ白な灰になった」ジョーのカットは本当に有名ですね。
●「エースをねらえ!」
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「エースをねらえ!」は、山本鈴美香作画のスポーツ漫画。
この作品は私より5歳程年下の夫の方が(なぜか)好きだったアニメで、彼はかなり熱心にこの作品を読んでいたようです。アニメももちろん見ていたようですね。
私はこの作品はあまり詳しくないのですが、夫の影響で?アニメを見たらやっぱり面白かったですね。
アタックナンバーワンと同様、この作品が流行った当時にも女子の間でテニスブームが巻き起こり、圧倒的にテニス部に入部したい!という女子が増えたのを覚えています。
ふつーの女の子、的な設定な岡ひろみが、日本を代表する程のテニスプレーヤーに成長するまでを描いた本作。
影のあるコーチ、高校生なのにその縦ロールは大丈夫なのか?とツッコミを入れてしまうようなヘアスタイルのお蝶夫人、こと竜崎麗華(名前もすごい)、他にもクセのある登場人物で固められていてスポ根ものにラブロマンス風味も加わった内容でした。
コーチの宗方が突然不治の病に侵され、ひろみに「岡、エースをねらえ」という言葉を託す場面には感動しました。
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ひろみに「エースをねらえ!」と告げる宗方。
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いつ見てもすごいな、お蝶夫人の縦ロール、しかも思いっきり金髪だった。テニスするのに邪魔ではないのか。
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もうひとりの強敵、緑川蘭子。こちらの名前も凄い。実は宗方コーチの異母兄妹。
まとめの考察
これらの作品が人気を博した1960年代〜1970年代(昭和で言えば30年代〜40年代にかけて)は、ちょうど日本が高度成長期の真っただ中にあって、「明日は今日よりもっと豊かな日になる」と誰もが信じて疑わなかった時代。
だから、みんなが一生懸命仕事や勉強に励み、よりよい「結果」を出していこうと頑張っていられた時代でもありました。
今から思えば、これは幸せなことだったのでしょうね。
だからこそ、この時代「努力すれば必ずすばらしい結果が手に入る」という信念のもと、ひたすらストイックに、ひたすら熱く自分自身のすべてをかけてスポーツにのめり込む若者達を描いた漫画やアニメが熱狂的に支持されたのではないかと私は思います。