目玉焼きの黄身 いつつぶす?(漫画・アニメ・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』とは、おおひなたごうによるフードコメディ漫画。『コミックビーム』にて、2012年10月号から連載された。主人公・田宮丸 二郎は食事に異常なこだわりを持つ男だ。同棲中の恋人・長嶋 みふゆが自分とは違う目玉焼きの食べ方をしていたことから「自分の食べ方はメジャーではないのか?」と衝撃を受ける田宮丸。それ以降もことあるごとに他人の食事の仕方に疑問を持ち、首を突っ込んで食べ方について論争していく。周囲と食べ方で衝突しながらも、田宮丸が人として成長していくストーリー。

1人暮らしをしているみふゆの父。

みふゆの父。青森で1人暮らしをしている。

みふゆが出ている番組は全て録画し、DVDなども購入している。
みふゆが田宮丸を連れて来たときは、みふゆが好きになった男だからと快く受け入れていた。しかし、みふゆのために用意しておいた美味しいすじこを田宮丸が全て食べてしまったことで激怒。田宮丸を家から追い出した。
その後、田宮丸が「僕のことは許さなくても構いません。ですが、すじこだけは受け取ってください」と代わりのすじこを持ってきたことで田宮丸を許す。共にすじこを食べ、結婚式にも参列した。

『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』の用語

仕事関係

フラワー企画(フラワーきかく)

羅生門が社長を務める会社。ゆるキャラのスーツアクターやショーなどのイベントを企画している。「どくフラワー」のショーもあって業績は好調。
田宮丸は当初スーツアクターのアルバイトという立ち位置だったが、みふゆとの結婚を決めた際に正社員になっている。

どくフラワー

ショーでダンスを踊る「どくフラワー」。

主に田宮丸が中に入っているキャラクター。
元々は野に咲く名もない花だった。それがある日、雑草軍団のどく攻撃を浴びて変色して萎れてしまう。しかし、子供たちの純粋な花を想う気持ちで復活し、毒の力をエネルギーに変えた。どく攻撃を浴びた過去があるため、全体的に紫色をしている。また常に鼻水を垂らしているデザイン。どくフラワーを演じた後の田宮丸は、どくフラワーと一心同体になっているため、ショーのあとは鼻水を垂らしている。

ある時、市に大規模なテーマパークが作られることになった。そこの看板キャラクターとしてどくフラワーが選ばれるが、見た目が紫であることや「鼻水は不潔」という理由からやむなく「らぶフラワー」に改名された。

ヒマりん

物にぶつかる「ヒマりん」。

主に大貫が中に入って演じているキャラクター。ひまわりをモチーフにしている。

一時期、食べ方に悩んだ田宮丸は上の空でどくフラワーを演じていた。それを見抜いた近藤により、田宮丸はどくフラワーを降ろされてしまう。同時期、アパートが全焼したことから大貫が入院。大貫の代わりに田宮丸が「ヒマりん」を演じたこともあった。

『目玉焼き どう食べる?(めだまやきどうたべる)』

田宮丸とみふゆが目玉焼きの食べ方で揉めた話を聞いた笠原が、その話を元に書いた芝居の脚本。
内容は、「最初はただの恋人同士の喧嘩だったのが、やがて社会問題へと発展しついには日常生活が崩壊する」というものである。田宮丸の話が元になっているので、笠原は「主役を務めてほしい」と田宮丸にお願いした。

魑魅魍魎(ちみもうりょう)

左がみふゆ、右が千夏。

みふゆと千夏からなる若手の女性コンビ。みふゆが「魑魅魍魎」の「魍魎」でボケ担当。千夏が「魑魅」でツッコミ担当。
高校時代、1人でご飯を食べていたみふゆに千夏が声を掛けたことから友人となる。その後も仲が良く、コンビを組むことになった。ネタは2人で考えている。
下積みを重ね、漫才界の頂点である『MANZAI GP』の決勝まで進出したが敗退。しかし、知名度は上がっていった。
魑魅魍魎として仕事はこなしていたが、みふゆへピンの仕事が舞い込んだこと、そして千夏の妊娠と結婚もあり円満に解散した。

食堂などの施設

大衆食堂びぜん

田宮丸がみふゆと目玉焼きの食べ方で揉めた後、近藤と共に訪れた大衆食堂。
そこで近藤の、自分ともみふゆとも違う目玉焼きの食べ方を知り衝撃を受ける。これ以降「みんなどうやって食べてるんだ?」と人の食事が気になり始める。

CURRYSHOPた〜めリック

田宮丸がオプションでカレーのルーを全がけ出来ると知ったカレー屋。

らーめん麓亭(ろくてい)

ラーメン店ではあるがつけ麺も有名なお店。
田宮丸は「つけ麺とはなんなんだ?」という疑問を抱えていた。つけ麺を食べていると「なぜスープと麺を分けているんだ?スープがどんどんぬるくなっていくのはどうしたらいいだ?麺とつゆを合体させたラーメンを食べればいいのでは?」と感じてしまう。
その疑問を近藤にぶつけると、近藤は「つけ麺はぬるくていいんだ」とそのままを肯定される。また共に食べに来ていた靖雄からは「麺をガッツリ食べたくてつけ麺を食べている」とつけ麺を食べる理由を説明される。そして「そもそもつけ麺とラーメンを比較することが間違い」ということに気付かされ、ラーメンはラーメンとしてつけ麺はつけ麺として食べられるようになった。

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