世界に誇る日本人ゲームクリエイターについて調べてみた。

かつてはゲーム大国と呼ばれた日本ですが、最近は海外産のゲームばかりヒットする印象がありませんか?
つい先日も、米国ゲームメーカーのヒットタイトル「Grand Theft Auto」のシリーズ累計出荷本数が2億2000万本を突破したというニュースが流れたばかり。
このまま日本のゲーム大国としての地位は失われるだけなのでしょうか?

宮本 茂

1952年11月16日生まれ。任天堂専務取締役 情報開発本部長、ゲームプロデューサー。
『スーパーマリオシリーズ』や『ゼルダの伝説シリーズ』、『ドンキーコングシリーズ』の生みの親として知られる。

代表作
◾ドンキーコングシリーズ
◾マリオシリーズ
◾ゼルダの伝説シリーズ
◾ヨッシーシリーズ
◾ワリオシリーズ
◾ピクミンシリーズ

出典: ja.wikipedia.org

言わずと知れたマリオの生みの親。
「万人向けゲーム制作」をモットーとし、数々のヒット作を世に生み出してきた。
趣味はギターで、任天堂入社後にはじめてもらったボーナスをつぎ込んだこともある。
任天堂4代目社長であった岩田聡氏の逝去後、代表取締役専務として任天堂を牽引している。

小島 秀夫

1963年8月24日 生まれ。コナミデジタルエンタテインメント所属。元執行役員副社長、元エグゼクティブコンテンツオフィサー、開発チーム小島プロダクションが存在していた時は監督を務めていた。

作品一覧
◾夢大陸アドベンチャー(1986年 企画サポートのみ)
◾メタルギアシリーズ
◾スナッチャー(1988年)
◾ポリスノーツ(1994年)
◾ときめきメモリアルドラマシリーズ
◾ギターフリークス(1999年)
◾ボクらの太陽シリーズ
◾ZONE OF THE ENDERSシリーズ

出典: ja.wikipedia.org

通称「監督」。
幼少期は映画に夢中で、夢は映画作家だった。
大学時代に「スーパーマリオブラザーズ」に出会ったことでゲームクリエイターを志望するようになるが、メタルギアシリーズには多数の映画的演出を取り入れるなど、映画へのこだわりは健在。
世界的ヒットとなったメタルギアシリーズだが、当初はソフトの複雑な処理のためプレイヤーが敵キャラと重なると銃弾が出ないという開発状況にあり、
「それならば銃を打たないゲームにすればいい」との発想から生まれたのが、ステルスアクションであるメタルギアだった。

野村 哲也

1970年10月8日生まれ。ゲームクリエイター、イラストレーター、アニメーション監督。スタッフからの呼び名は「哲さん」「哲(植松伸夫から)」など。スクウェア・エニックスの主要クリエイターの一人。

ディレクター作品
◾キングダム ハーツ(2002年)
◾キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ(2004年)
◾ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(2005年)
◾キングダム ハーツII(2005年)
◾キングダム ハーツ 358/2 Days(2009年)
◾キングダム ハーツ コーデッド(2009年)
◾キングダム ハーツ バース バイ スリープ(2010年)
◾キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス](2012年)
◾キングダム ハーツIII(発売日未定)

キャラクターデザイン作品
◾ファイナルファンタジーVII
◾ファイナルファンタジーVIII
◾ファイナルファンタジーX
◾ファイナルファンタジーX-2
◾ファイナルファンタジーXI
◾パラサイト・イヴ
◾パラサイト・イヴ2(キャライラストのみ、デザインはしていない)
◾ブレイヴフェンサー 武蔵伝(キャライラストのみ、デザインはしていない)
◾武蔵伝II ブレイドマスター
◾バウンサー
◾ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII
◾ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII
◾ダージュ オブ ケルベロス ロスト エピソード ファイナルファンタジーVII
◾クライシス コア ファイナルファンタジーVII
◾すばらしきこのせかい
◾MONOTONE
◾ファイナルファンタジーXIII
◾ディシディア ファイナルファンタジー
◾ザ・サード バースデイ
◾ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー
◾ファイナルファンタジー零式
◾ファイナルファンタジーXIII-2
◾ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII
◾パズドラ バトルトーナメント -ラズール王国とマドロミドラゴン-
◾ファイナルファンタジー レコードキーパー
◾ファイナルファンタジーXV
◾ランページ ランド ランカーズ
◾ディシディア ファイナルファンタジー(アーケード版)
◾ワールド オブ ファイナルファンタジー

出典: ja.wikipedia.org

デザイン系専門学校を卒業後、スクウェアへ入社。
最初の仕事は「ファイナルファンタジーⅣ」のデバックだったという。
その後、ファイナルファンタジーⅥの企画会議で野村氏が考えていたキャラクターデザインと設定が坂口博信氏の目に留まり、キャラクターのデフォルメデザインを担当する。
その後、ファイナルファンタジーⅦではキャラクターデザインのほか、ストーリーやバトルシステムの構築にも参加。
その独特な厨二病的世界観はしばしば批判の的ともなるが、今も昔もFFシリーズを牽引するキーパーソンであることには変わりない。

桜井 政博

1970年8月3日生まれ。ゲーム制作会社有限会社ソラの設立者で代表。
『星のカービィシリーズ』と『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』の生みの親で、主にディレクションを手がける。

作品リスト
◾星のカービィシリーズ・星のカービィ(1992年、ゲームボーイ) ディレクター
◾星のカービィ 夢の泉の物語(1993年、ファミリーコンピュータ) ディレクター
◾星のカービィ スーパーデラックス(1996年、スーパーファミコン) ディレクター、声優。マイクカービィ(スタンドマイク)の声を担当。
◾星のカービィ64(2000年、NINTENDO64) 声優。デデデ大王の声を担当。
◾星のカービィ 夢の泉デラックス(2002年、ゲームボーイアドバンス) ゼネラルディレクター
◾カービィのエアライド(2003年、ニンテンドーゲームキューブ) ディレクター
◾星のカービィ 鏡の大迷宮(2004年、ゲームボーイアドバンス) スペシャルアドバイザー
◾大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ・ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ(1999年、NINTENDO64) ディレクター・VC版でも開発に参加。
◾大乱闘スマッシュブラザーズDX(2001年、ニンテンドーゲームキューブ) ディレクター
◾大乱闘スマッシュブラザーズX(2008年、Wii) ディレクター、声優。『星のカービィ64』と同じくデデデの声を担当。
◾大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U(2014年、ニンテンドー3DS、Wii U) ディレクター、声優。デデデの声を担当。
◾メテオス(2005年、ニンテンドーDS) ゲームデザイン
◾新・光神話 パルテナの鏡(2012年、ニンテンドー3DS) ディレクター、シナリオ

出典: ja.wikipedia.org

幼少期からパソコンゲームに熱中し、中学時代にはファミリーベーシックを購入してゲーム開発に取り組んだ。
1989年にHAL研究所に入社。
当時、任天堂前代表の岩田聡氏は上司だった。
弱冠22歳にして「星のカービィ」のディレクターを務め、全世界累計販売数500万本を超えるヒットを生み出すなど、当時経営危機に瀕していた会社の救済に一役買うこととなった。
2003年には会社を飛び出し、フリーのクリエイターとして活動を開始。
独立以降もかつての上司である岩田氏との親交は深く、「大乱闘スマッシュブラザーズX」や『新・光神話 パルテナの鏡』など、任天堂ハードにて多数のヒット作を手がけ続けている。

宮崎 英高

フロム・ソフトウェア取締役社長。代表作は『Demon's Souls』、『DARK SOULS』。

作品
◾アーマード・コア ラストレイヴン(2005年8月4日、フロム・ソフトウェア、PS2、PSP)、プランナー
◾アーマード・コア4(2006年12月21日(PS3)、2007年3月22日(Xbox 360)、フロム・ソフトウェア、PS3、Xbox 360)、ディレクター(開発途中から)
◾アーマード・コア フォーアンサー(2008年3月9日、フロム・ソフトウェア、PS3、Xbox 360)、ディレクター
◾Demon's Souls(2009年2月5日、ソニー・コンピュータエンタテインメント、PS3)、ディレクター
◾DARK SOULS(2011年9月22日、フロム・ソフトウェア、PS3)、ディレクター兼プロデューサー
◾DARK SOULS II(2014年3月13日、フロム・ソフトウェア、PS3、Xbox 360、Windows)、スーパーバイザー
◾Bloodborne(2015年、ソニー・コンピュータエンタテインメント、PS4)、ディレクター
◾DARK SOULS III(2016年初頭発売予定、フロム・ソフトウェア、PS4、Xbox One、Windows)、ディレクター

出典: ja.wikipedia.org

2004年に外資系IT企業からフロム・ソフトウェアへと転職。
ゲーム開発者としては新参者ながら、2009年にディレクターを務めた「Demon’s Souls」は全世界128万本を売り上げた。
それまでにない「一期一会」、「緩い繋がり」をコンセプトとしたオンライン設計は、同タイトルのヒットを生み出すとともに、国内外の企業にも多大な影響を与えた。

いかがでしたか?
世界中で人気を博すタイトルの開発者ばかりなので、皆さんも一度は彼らのゲームを遊んだことがあったのではないでしょうか。
ただ漠然とゲームを遊ぶだけでは、なかなか彼らの人物像に触れることもないですが(ゲーム内に頻繁に登場する小島監督を除く)、たまにはどんな人がゲームを作っているのかを調べてみるのも面白いのではないでしょうか。

また機会があれば他のゲームクリエイターについてもまとめてみたいと思います。

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