熱帯魚は雪に焦がれる(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『熱帯魚は雪に焦がれる』とは萩埜まことによる日本の漫画である。『電撃マオウ』(KADOKAWA)にて2017年8月号から2021年5月号まで連載された作品。
東京から田舎に引っ越してきた高校1年生の天野小夏が、同じ高校の先輩・帆波小雪と高校の水族館部を通じて出会うところから物語は始まる。孤独を抱える2人の女子高生が、学校生活を共に過ごすことで徐々に惹かれあっていくガールズシップ・ストーリーである。

作者のこだわり

『熱帯魚は雪に焦がれる』は、登場するキャラクターではなく水族館部の「活動」部分にスポットを当てている作品である。実際の風景は忠実に再現されているが、登場人物に現地のモデルはおらず、漫画のオリジナルキャラクターとして描かれている。理由は作者が実在する人物をモデルにすると、その人の魂が少なからず宿ってしまうからだという。登場人物はあくまで漫画の中のキャラクターとして作品を楽しんでほしいと語った。長浜高校水族館部には150種2000点を超える生き物が展示されていて、作中に登場したドチザメやハマチも展示されている。ハマチショーも実際に行われているイベントである。ただ、作中に登場したサンショウウオ・カメ・ペリカンは漫画オリジナルだという。

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