小山田圭吾(おやまだ けいご)とは、日本のミュージシャン、音楽プロデューサー、マルチプレイヤーである。1989年にフリッパーズ・ギターのメンバーとしてデビューし、解散後、ソロユニットCornelius(コーネリアス)としての活動を開始。グラミー賞にノミネートされるなど国内外で高く評価される。フリッパーズギターでの活動により、"渋谷系"ムーブメントの中心となった小山田。サンプリングや多重録音を駆使した実験的かつ多角的なサウンドが特徴で、多彩な才能によりクリエイターとして多岐に渡る活動を行っている。
『THE FIRST QUESTION AWARD』
01. THE SUN IS MY ENEMY / 太陽は僕の敵
02. (YOU CAN'T ALWAYS GET) WHAT YOU WANT / ホワット・ユー・ウォント
03. SILENT SNOW STREAM / サイレント・スノウ・ストリーム
04. PERFECT RAINBOW / パーフェクト・レインボウ
05. BAD MOON RISING / バッド・ムーン・ライジング
06. CANNABIS / カナビス
07. RAISE YOUR HAND TOGETHER / レイズ・ユア・ハンド・トゥゲザー
08. THE BACK DOOR TO HEAVEN / バック・ドア・トゥ・ヘヴン
09. THEME FROM FIRST QUESTION AWARD / ファースト・クエスチョン・アワードのテーマ
10. THE LOVE PARADE / ラヴ・パレード
11. MOON LIGHT STORY / ムーン・ライト・ストーリー
Cornelius(小山田圭吾)が1994年2月25日に発表した、1作目のスタジオ・アルバム。
フリッパーズ・ギターのラスト・アルバム『ヘッド博士の世界塔』のような実験的要素は影を潜め、小山田圭吾のポップ性を前面に押し出した作品となっている。小山田曰く「全曲シングルカットが可能なポップス集を目指した」とのことで、王道でありながら遊び心に溢れた珠玉のポップソングが並ぶ。10曲目の「THE LOVE PARADE」には、ゲストコーラスとして野宮真貴が参加した。
初回生産盤はスリーブケース、カラーケース、カードセットが付属するスペシャルパッケージ仕様でリリースされた。本作は小山田自身が主宰するレーベルのカタログ番号として「トラットリア・メニュー29」(アナログ盤はメニュー46)に位置づけられており、CDとLPでジャケットデザインが異なる。2019年7月31日には、初盤発売から25年を記念してデジタルリマスター盤がリリースされ、新たなアートワークとともにボーナストラックが追加された。
『69/96』
01. 69/96 a Space Odyssey Prelude (in Atami) / 69/96 宇宙の旅 〜プレリュード (イン 熱海)
02. MOON WALK / ムーン・ウォーク
03. Brand New Season / ブラン・ニュー・シーズン
04. Volunteer Ape Man (Disco) / エイプ志願者(ディスコ)
05. 1969 (Case of Monsieur Kamayatsu) / 1969(ムッシュかまやつの場合)
06. How Do You Feel? / ハウ・ドゥ・ユゥ・フィール?
07. 1969 / 1969
08. Last Night in Africa / アフ★メタ
09. 1996 / 1996
10. Blow My Mind / ブロウ・マイ・マインド
11. 69/96 Girl Meets Cassette / 69/96 ガール・ミーツ・カセット
12. Concerto No. 3 from the Four Seasons (Pink Bloody Sabbath) / ヴィヴァルディ 「四季」(ピンクの安息日)
13. Heavy Metal Thunder / ヘヴィ・メタル・サンダー
14. Rock/96 / ロック/96
15. World's End Humming Reprise (in Hawaii) / ワールズ・エンド・ハミング~リプライズ(イン ハワイ)
CORNELIUS(小山田圭吾)が1995年11月1日に発表した、2作目のスタジオ・アルバム。
「1996年の自分が、自身が生まれた1969年を眺める」というコンセプトを根底に据え、ハードディスクレコーディングの手法を自身として初めて導入した意欲作である。あらゆるジャンルからの大胆なサンプリングをベースに、ヘヴィメタルへの傾倒や新解釈を盛り込んだカオスかつ緻密なサウンドが特徴。作詞は小山田とブライアン・バートンルイス(一部楽曲は小西康陽)が手がけ、ムッシュかまやつ、カヒミ・カリィ、中原昌也(暴力温泉芸者)、ASA-CHANG、シュガー吉永やムーグ山本(Buffalo Daughter)、堀江博久など多才なゲストが制作を支えている。
初回生産盤は、ピンクのソフトビニール・パッケージ仕様という特異な形態でリリースされた。レーベルのカタログ番号は「トラットリア・メニュー69」(アナログ盤はメニュー80)に指定されており、CDとLPで異なるジャケットデザインを採用。LPのジャケットには永井豪によるデビルマンのアートワークがあしらわれている。なお、タイトルに含まれる『69/96』の区切り記号は、正式にはスラッシュではなく稲妻マークで表現される。
『FANTASMA』
01. MIC CHECK
02. THE MICRO DISNEYCAL WORLD TOUR
03. NEW MUSIC MACHINE
04. CLASH
05. COUNT FIVE OR SIX
06. MONKEY
07. STAR FRUITS SURF RIDER
08. CHAPTER 8 〜Seashore and Horizon〜
09. FREE FALL
10. 2010
11. GOD ONLY KNOWS
12. THANK YOU FOR THE MUSIC
13. FANTASMA
CORNELIUSが1997年9月10日に発表した、3作目のスタジオ・アルバム。
冒頭を飾る「MIC CHECK」でのバイノーラル録音を用いた立体音響をはじめ、ヘッドフォンでのリスニングを強く意識した極めて精緻な音響構築がなされた傑作である。バッハの小フーガ ト短調を原曲とした「2010」や、アップルズ・イン・ステレオのロバート・シュナイダーらが参加した「CHAPTER 8 〜Seashore and Horizon〜」などを収録。本作はアメリカの有名インディーズレーベル「マタドール・レコード」を介して世界21ヵ国でリリースされ、これを機に海外でのライブ活動や世界中からのリミックス依頼が激増することとなった。
初回限定盤は、信藤三雄と北山雅和が手がけた特殊パッケージに特製イヤフォンが付属する仕様で発売された。レーベルのカタログ番号は「トラットリア・メニュー133」(通常盤はメニュー138、アナログ盤はメニュー139)に位置づけられている。通常盤には4曲のボーナストラックが追加され、そのうちの「TYPEWRITE LESSON (Demo)」には嶺川貴子が参加。その後も、2010年に砂原良徳によるリマスタリング盤が発売されたほか、2016年の米Lefse Recordsからのアナログ再発時には海外メディア「ピッチフォーク」で8.8点という高得点を獲得するなど、時代や国境を越えて高く評価され続けている。
『POINT』
01. Bug (Electric Last Minute)
02. Point Of View Point
03. Smoke
04. Drop
05. Another View Point
06. Tone Twilight Zone
07. Bird Watching At Inner Forest
08. I Hate Hate
09. Brazil
10. Fly
11. Nowhere
Corneliusが2001年10月24日に発表した、4枚目のスタジオ・アルバム。
前3作で見られたコラージュ的かつ多要素的なアプローチから一転し、自然の環境音やミニマリズムを融合させたシンプルでアルゴリズム的な音響構築を提示した作品である。全11曲がシームレスに繋がっており、アルバム全体で一つの有機的な流れを形作っている。エンジニアの高山徹による48kHz/24bitの緻密なプロダクションが光るほか、9曲目には映画『未来世紀ブラジル』のテーマ曲としても知られる名曲「Aquarela do Brasil」のボサノヴァ・カバー「Brazil」が収録されている。
本作は前作『FANTASMA』に引き続き、アメリカの有名インディーズレーベル「マタドール・レコード」からもCDおよびLPが供給され、世界21ヵ国でリリースされた。国内盤のレーベルカタログ番号は「トラットリア・メニュー241」(アナログ盤はメニュー243)。パッケージのジャケットシール裏には「サウンド点描~ 視点・論点 ラブ ミー テンダー」というメッセージが配されていた。2003年には本作の全曲に映像を付けた5.1ch対応のミュージックビデオ集『FIVE POINT ONE』がリリースされ、2019年7月31日には、新アートワークやボーナストラック、新映像を追加した豪華仕様のリマスタリング盤が発売された。
『Sensuous』
01. Sensuous
02. Fit Song
03. BREEZIN'
04. Toner
05. Wataridori
06. Gum
07. Scum
08. Omstart
09. Beep it
10. Like a Rolling Stone
11. MUSIC
12. Sleep Warm
Cornelius(小山田圭吾)が2006年10月25日に発表した、5作目のスタジオ・アルバム。
前作『POINT』から約5年ぶりとなる本作は、録音手法を従来の16ビットから96kHz/24ビットへと変更し、情報量と音質クオリティを劇的に向上させた。さらに、最初からサラウンドミックスでの再生を念頭に置いて制作された点が大きな特徴である。収録楽曲はバラエティに富んでおり、ノルウェーのデュオ「キングス・オブ・コンビニエンス」が作詞とヴォーカルで参加した「Omstart」や、フランク・シナトラのカバー曲「Sleep Warm」などが収められている。
世界19ヵ国でリリースされ、国内盤のCDでは1曲目「Sensuous」の前に7秒程度のプリギャップが収録された。本作からは「Fit Song」がシャネル・フランスのCMに、「Gum」がボーダフォンのCMにそれぞれ起用され話題を呼ぶ。発売当時は規格の兼ね合いからDVDオーディオやSACDでのリリースは見送られたものの、2008年には本作の楽曲をサラウンドで体感できる映像作品集『SENSURROUND』が発売され、2014年には制作時のスタジオマスターそのままの高音質でハイレゾ配信が開始された。
『Mellow Waves』
01. あなたがいるなら(If You're Here)
02. いつか / どこか(Sometime / Some Place)
03. 未来の人へ(Dear Future Person)
04. Surfing on Mind Wave pt 2
05. 夢の中で(In a Dream)
06. Helix / Spiral
07. Mellow Yellow Feel
08. The Spell of a Vanishing Loveliness
09. The Rain Song
10. Crépuscule
Cornelius(小山田圭吾)が2017年6月27日に発表した、6作目のスタジオ・アルバム。
前作『Sensuous』から約10年半ぶりとなるスタジオ・アルバムであり、アルバムのジャケットには小山田の叔父にあたる銅版画家の中林忠良による作品が起用された。楽曲面では多彩なアーティストとのコラボレーションが展開されており、「あなたがいるなら」および「未来の人へ」の2曲では、元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎が作詞を担当しCornelius名義としては初のタッグを組んだ。また、「The Spell of a Vanishing Loveliness」では、小山田のはとこにあたるイギリスのロックバンド・Lushのミキ・ベレーニ(Miki Berenyi)が作詞とヴォーカルで参加。最終曲の「Crépuscule」は、これまでに自選ワーク集『Constellations Of Music』へ収録されていた「Tokyo Twilight」のアコースティック・ギター・ヴァージョンとなっている。
本作は海外でも展開され、2018年1月にはアメリカのRostrum Recordsから、ホワイト・ブラックビニールの限定盤LP、180gの通常盤LP、カセットテープがリリースされた。同年9月にはドイツプレスによる国内盤LPも発売され、こちらはCDなどの裏ジャケットとは異なるデザインが採用されている。
『夢中夢 -Dream In Dreamー』
01. 変わる消える
02. 火花
03. Too Pure
04. 時間の外で
05. 環境と心理
06. Night Heron
07. 蜃気楼
08. Drifts
09. 霧中夢
10. 無常の世界
Cornelius(小山田圭吾)による7枚目のスタジオ・アルバム。2023年6月28日にワーナーミュージック・ジャパンより発売された。
前作『Mellow Waves』から約6年ぶりのスタジオ・アルバムであり、ポップス的な歌構造を保ちながらも、これまで以上にアンビエント的なアプローチが色濃く反映された仕上がりとなっている。米メディア「スラント・マガジン」では「歌への明確な傾倒を見せつつも、音響的にはさらにアンビエント・ミュージックへと歩を進めている」と評された。また、音楽メディア『ele-king』のインタビューで小山田自身が「今回は“夢の中で聴こえる音”をテーマに、より脱構築的にしてみたかった」と明かしている通り、メロディと緻密な音響設計の境界をシームレスに曖昧にする手法が貫かれている。
本作のリリースに先駆けては、「変わる消える」と「火花」の2曲が先行シングルとしてアナログ盤でリリース。このうちアルバムの幕開けを飾る「変わる消える」は、シンガーソングライターのmei eharaをゲストボーカルに迎えて発表されたコラボレーション楽曲のセルフカバー・ヴァージョンである。また、自身が所属するバンド・METAFIVEに提供した「環境と心理」のセルフカバーなども網羅され、全10曲で幻想的な音世界が構築されている。なお、本作はCDや配信での発売を経て、2024年8月21日には待望のアナログ盤がリリースされた。
小山田圭吾(Cornelius/コーネリアス)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
「What You Want」
Cornelius 「What You Want」 PV
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目次 - Contents
- 小山田圭吾(Cornelius/コーネリアス)の概要
- 小山田圭吾(Cornelius/コーネリアス)の活動経歴
- 初期キャリアとトラットリアの主宰
- ソロデビューと世界進出
- 『POINT』の発表
- 映像作品集『SENSURROUND + B-Sides』がグラミー賞にノミネート
- 『攻殻機動隊』への参画
- 『Mellow Waves』と多角的なアート活動
- 活動30周年
- 小山田圭吾(Cornelius/コーネリアス)のプロフィール・人物像
- 小山田圭吾(Cornelius/コーネリアス)のディスコグラフィー
- アルバム
- 『THE FIRST QUESTION AWARD』
- 『69/96』
- 『FANTASMA』
- 『POINT』
- 『Sensuous』
- 『Mellow Waves』
- 『夢中夢 -Dream In Dreamー』
- 小山田圭吾(Cornelius/コーネリアス)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
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