SMASH(海外ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『SMASH』とは、2012年2月よりアメリカ合衆国で放送開始されたテレビドラマ。ミュージカル制作の裏側を描いた、ショービズ・サバイバル・ドラマである。劇中では数々のヒット曲のカバーの他、魅力的なオリジナル楽曲が多数登場する。過酷なショービズ界の裏側を描きつつ、登場人物たちの恋愛模様も楽しめるのも魅力的である。主人公のカレンは、マリリン・モンローを題材とした新作ミュージカルの主演オーディションに挑む。落選はしたが、高い歌唱力が審査員の目にとまり、アンサンブルとして稽古に参加することとなる。
マリリンの2人目の夫、ジョー・ディマジオとのロマンチックで幸せに満ち溢れたデュエット。アイヴィーとマイケルがこの曲を歌っている場面に居合わせたジュリアは、かつての自分の過ちを思い出すと同時に、未だにマイケルに対しての思いが断ち切れていないため、非常に複雑な心境となる。
挿入歌:アイヴィー・リン、マイケル・スウィフト、コーラス「History is Made At Night」
第4話に登場。「Mr. and Mrs. Smith」と同様、愛に満ち溢れたデュエットだが、喜びがあふれる部分はコーラスを活かして非常に生き生きとしたものになっている。
挿入歌:アイヴィー・リン、コーラス「Let's Be Bad」
一見楽しげに聞こえる楽曲だが、不安障害や薬物乱用、私生活の乱れによるマリリンの苦しみがよく表れている。アイヴィーは、大役をこなすことのプレッシャーや、いつ主役の座を奪われるか不安にさいなまれながらこの曲を歌っている。
挿入歌:アイヴィー・リン、マイケル・スウィフト、コーラス「On Lexington & 52nd Street」
セックスシンボルの女優として活躍する妻への複雑な心境を歌い上げる、ディマジオのソロ。『ボムシェル』の演出で、マリリンのスカートが風でめくれる、誰もが知る名シーンがこの曲中で見られる。
挿入歌:カレン・カートライト「Touch Me」
なかなか進まない制作に業を煮やしたデレクが、現代のマリリン像をイメージし、自分なりの前衛的な演出を入れ、カレンに歌わせた楽曲。『ボムシェル』に登場する曲ではないが、『SMASH』の作中でも印象に残る1曲である。
挿入歌:コーラス「(The Higher You Get) The Farther The Fall」
『ボムシェル』とは別に、トムが手掛けるミュージカルの中の1曲。アイヴィーはこの舞台にコーラスで出演していたが、ハイになったまま出演し、舞台を台無しにしてしまう。
挿入歌:トム・レヴィット、コーラス「Don't Say Yes Until I Finish Talking」
「20世紀FOX」経営トップであるF.ザナック役が歌う楽曲。ザナックとマリリンが対立していた様子が表れている。ザナック役が稽古に間に合わなかった際はなんと、トムが代役を務める。
挿入歌:カレン・カートライト、デープ・サンダラム、コーラス「A Thousand and One Nights」
「Touch Me」と同様に『ボムシェル』では登場しない曲である。カレンがレベッカとデーブと一緒にインド料理店に訪れた際の妄想で流れた。カレンの妄想の中では、ミュージカル制作に関わっている人物だけではなく、デーブやその同僚のRJも登場し、見事に歌と踊りをこなしていた。
挿入歌:アイヴィー・リン「Secondhand White Baby Grand」
目次 - Contents
- 『SMASH』の概要
- 『SMASH』のあらすじ・ストーリー
- 第1シーズン
- 新作ミュージカルの制作と主演女優のオーディション
- 難航する稽古とそれぞれが抱える人間関係の悩み
- アイヴィーの不調と新たな主役候補
- それぞれが更なるトラブルに直面
- 新作ミュージカル『ボムシェル』のボストンでのプレビュー公演
- 喝采(スマッシュ)
- 第2シーズン
- もう1つのミュージカル
- 『ボムシェル』と『ヒット・リスト』
- カイルの死
- トラブルの中で迎えるトニー賞授賞式
- 『SMASH』の登場人物・キャラクター
- 『ボムシェル』関係者
- カレン・カートライト(演:キャサリン・マクフィー)
- アイヴィー・リン(演:メーガン・ヒルティ)
- ジュリア・ヒューストン(演:デブラ・メッシング)
- トム・レヴィット(演:クリスチャン・ボール)
- デレク・ウィルズ(演:ジャック・ダウェンポート)
- アイリーン・ランド(演:アンジェリカ・ヒューストン)
- エリス・ボイド(演:ハイメ・セペロ)
- マイケル・スウィフト(演:ウィル・チェイス)
- レベッカ・デュバル(演:ユマ・サーマン)
- サム・ストリックランド(演:レスリー・オドム・Jr)
- ボビー(演:ウェズリー・テイラー)
- ジェシカ(演:サバンナ・ワイズ)
- デニス(演:フィリップ・スパース)
- スー(演:ジェニー・ラロッシュ)
- リンダ(演:アン・ハラダ)
- その他の登場人物
- デーブ・サンダラム(演:ラザ・ジャフリー)
- フランク・ヒューストン(演:ブライアン・ダーシー・ジェームズ)
- レオ・ヒューストン(演:エモリー・コーエン)
- リー・コンロイ(演:バーナデット・ピータース)
- ジェリー・ランド(演:マイケル・クリストファー)
- ケイティ・ランド(演:グレース・ガマー)
- ニック・フェルダー(演:トーステン・ケイ)
- ランディ・コブラ(演:テレンス・マン)
- ライル・ウエスト(演:ニック・ジョナス)
- RJ(演:タラ・アッシュ)
- 第2シーズン
- ジミー・コリンズ(演:ジェレミー・ジョーダン)
- カイル・ビショップ(演:アンディ・ミータス)
- アナ・バーガス(演:クリスタ・ロドリゲス)
- ヴェロニカ・ムーア(演:ジェニファー・ハドソン)
- デイジー(演:マーラ・ダヴィ)
- 『SMASH』の用語
- 『ボムシェル』
- 『ヒット・リスト』
- トニー賞
- 『SMASH』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- オーディションシーン
- デレク「芸術は個人の問題を解決するセラピーじゃない。どれだけ傷つこうとそれを利用し、昇華するんだ。」
- デレク「この先何があっても自分を疑うな。君はスターだ。」
- 感動のラストシーン
- 『SMASH』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 本作の撮影場所はニューヨーク
- ケネディ大統領のために歌われた「Happy Birthday To You」
- 36歳で亡くなったマリリン・モンロー
- 『SMASH』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:カレン・カートライト、アイヴィー・リン「Let Me Be Your Star」
- 挿入歌:カレン・カートライト、コーラス「The 20th Century Fox Mambo」
- 挿入歌:アイヴィー・リン、コーラス「I Never Met a Wolf Who Didn't Love to Howl」
- 挿入歌:アイヴィー・リン「The National Pastime」
- 挿入歌:カレン・カートライト「Never Give All the Heart」
- 挿入歌:アイヴィー・リン、マイケル・スウィフト「Mr. and Mrs. Smith」
- 挿入歌:アイヴィー・リン、マイケル・スウィフト、コーラス「History is Made At Night」
- 挿入歌:アイヴィー・リン、コーラス「Let's Be Bad」
- 挿入歌:アイヴィー・リン、マイケル・スウィフト、コーラス「On Lexington & 52nd Street」
- 挿入歌:カレン・カートライト「Touch Me」
- 挿入歌:コーラス「(The Higher You Get) The Farther The Fall」
- 挿入歌:トム・レヴィット、コーラス「Don't Say Yes Until I Finish Talking」
- 挿入歌:カレン・カートライト、デープ・サンダラム、コーラス「A Thousand and One Nights」
- 挿入歌:アイヴィー・リン「Secondhand White Baby Grand」
- 挿入歌:カレン・カートライト「Don't Forget Me」
- 挿入歌:ジミー・コリンズ「Broadway Here I Come」
- 挿入歌:カレン・カートライト「Caught in the Storm」
- 挿入歌:ジミー・コリンズ、カレン・カートライト「Heart Shaped Wreckage」