SMASH(海外ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『SMASH』とは、2012年2月よりアメリカ合衆国で放送開始されたテレビドラマ。ミュージカル制作の裏側を描いた、ショービズ・サバイバル・ドラマである。劇中では数々のヒット曲のカバーの他、魅力的なオリジナル楽曲が多数登場する。過酷なショービズ界の裏側を描きつつ、登場人物たちの恋愛模様も楽しめるのも魅力的である。主人公のカレンは、マリリン・モンローを題材とした新作ミュージカルの主演オーディションに挑む。落選はしたが、高い歌唱力が審査員の目にとまり、アンサンブルとして稽古に参加することとなる。

本作の撮影場所はニューヨーク

近年、アメリカのテレビドラマは、アメリカ都市部でのスタジオ及びロケによる撮影の費用高騰と製作費の節減のために、都市部が舞台だったとしても比較的安くおさえられるカナダや、アメリカ中西部のスタジオを使う傾向にある。だが、『SMASH』はスピルバーグ監督が長い間温め続けた企画だけあって、NYでの撮影に踏み切り、リアルなブロードウェイの舞台を描き出すことに成功した。

ケネディ大統領のために歌われた「Happy Birthday To You」

マリリン・モンローは、肉体関係にあった大統領、ジョン・F・ケネディの45歳の誕生日に、露出度の高いドレスでこの曲を歌唱した。このエピソードをもとに、第1話では、カレンがデレクの部屋でマリリンとしてこの曲を歌った。

36歳で亡くなったマリリン・モンロー

マリリン・モンローは、1962年に36歳という若さでこの世を去った。自宅のベッドで受話器を握りしめる最期は、『ボムシェル』でも描かれている。死因は睡眠薬の大量摂取で、自殺と報道されたが、その後の調べで他殺という見解も出た。

『SMASH』の主題歌・挿入歌

ブルーノ・マーズの「Grenade」など、既存のヒット曲も作中に多数登場するが、ミュージカル制作の裏側を描くドラマだけあって、魅力的なオリジナル曲が多数登場する。

挿入歌:カレン・カートライト、アイヴィー・リン「Let Me Be Your Star」

『ボムシェル』のオープニングで流れる曲であり、『SMASH』第1話のオーディションの場面で、カレンとアイヴィーが熱唱する。スターを夢見る少女の、希望に満ち溢れた姿を描いている。

挿入歌:カレン・カートライト、コーラス「The 20th Century Fox Mambo」

第2話に登場。マリリン役オーディションで、振り付きでカレンが歌う。レトロな雰囲気も感じさせるサウンドが特徴的で、マリリンがスターへと変身する様子が見事に表現されている。周りのダンサーの動きも見ごたえがある。

挿入歌:アイヴィー・リン、コーラス「I Never Met a Wolf Who Didn't Love to Howl」

第3話で初登場する。ライルの誕生日パーティーでアイヴィーが披露した。

挿入歌:アイヴィー・リン「The National Pastime」

マリリンのセクシーさと、無邪気な部分が同時に表れている楽曲。赤いドレスのマリリンと野球のユニフォームを着た男性達が特徴的な演出である。アイヴィーがキュートでセクシーなマリリンをこの楽曲で披露し、制作陣を魅了する。

挿入歌:カレン・カートライト「Never Give All the Heart」

第1話で、ジュリアとトムが作成したデモテープに収録された曲。

挿入歌:アイヴィー・リン、マイケル・スウィフト「Mr. and Mrs. Smith」

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