腸よ鼻よ（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

2024.07.03

『腸よ鼻よ』とは、島袋全優による闘病コミックエッセイである。コミック配信サイト「GANMA!」にて2017年6月よりWEB上で連載を開始。2019年に行われた「第五回次にくるマンガ大賞 Web漫画部門」にて3位にランクインした。本作の主人公であり著者でもある島袋全優は、19歳の時に潰瘍性大腸炎を発症する。23歳で大腸を全摘出するまでの壮絶な体験を描く。過酷な闘病生活を題材にしながらも、悲壮感を出さないコメディタッチなストーリーが話題を呼んだ。

『腸よ鼻よ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

『腸よ鼻よ』は作者である島袋全優の実体験をもとに描かれており、主人公の名前は作者と同じ島袋全優である。しかしながら、全優は漫画のキャラクター決めの際、「自分そっくりな主人公は嫌だな」と考えたようで、思いっきり美少女という設定にしたそうだ。ちなみに、作者本人がメディアに登場する際などは顔に特殊メイクを施しており、どんな素顔なのかわからないようになっている。従って、本当に作者本人の顔と本作の主人公・島袋全優の顔が似ていないのかどうかは確かめようがない。
一方で、全優の家族や友人のイラストについては、本人が見たら自分のことだとわかるほどに似ているようである。特に全優の兄の顔がそっくりに描かれていることから、その点に注目して読んでみてほしいと作者は語っている。