マニアックなトムとジェリーの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ

『トムとジェリー』とは、1940年にW・ハンナとJ・バーベラが創作した米国の短編アニメ。猫のトムとねずみのジェリーが繰り広げるドタバタ劇で、セリフを抑え動きと音楽で魅せるスタイルが世界中で愛されている。第1作のヒット以降、1958年までの黄金期にアカデミー賞を連発し不朽の名作となった。『トムとジェリー』には、実は放送開始時は別名だったという噂や、心中を想起させる悲劇的なエピソードがあるなどの都市伝説が存在している。裏設定を知ることでより深く作品を楽しめるだろう。

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息子のタイク

ミセス・トゥー・シューズの顔が見えるシーンがある

ミセス・トゥー・シューズ

『トムとジェリー』の作品の登場人物の一人に、普段は全く顔が映らない黒人女性「ミセス・トゥー・シューズ」がいる。しかし実は、ミセス・トゥー・シューズの顔が一瞬だけ映るシーンがある。『土曜の夜は』という話の中で、ほんの一瞬だけ顔が映るのだ。

ジェリーのいとこの名前は「マッスル」

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マッスル

ジェリーのいとこの名前は「マッスル」(別名ミスターダイナマイトともいう)である。
『トムとジェリー 魔法の指輪』では悪いネズミとして登場している。なお、この時はジェリーのいとこという設定ではなくなっている。

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トムとジェリー魔法の指輪

『トムとジェリー』に出てくるチーズは「エメンタールチーズ」

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多数の穴はチーズアイと呼ばれ、プロピオン酸発酵による炭酸ガスの気泡が固まったもの。

トムとジェリーに出てくるチーズの名前は、「エメンタールチーズ」というものである。
「チーズの王様」と呼ばれることもあり、木の実に似た香ばしい独特の芳香があるんだとか。

『トムとジェリー』はプロパガンダ映画

『トムとジェリー』には、その華やかな歴史の裏側で、戦時下の国家戦略が深く関わっていた。一見すると、ただのネコとネズミの追いかけっこに見えるこの作品が、実は戦時下のアメリカにおいて極めて高度な「プロパガンダ(政治宣伝)」の役割を果たしていたというのだ。
第二次世界大戦中、ウォルト・ディズニーが愛国心をストレートに描き、ワーナー・ブラザースが痛烈な風刺で敵国を攻撃する中、『トムとジェリー』を制作していたMGMスタジオは全く異なるアプローチを取った。
プロデューサーのフレッド・クインビーは、「政治的なネタはすぐに古くなる」と考え、あえてあからさまな政治宣伝を避けたのである。彼らが目指したのは、いつの時代に観ても面白い普遍的なコメディと、業界最高水準の豪華な映像美であった。一見、戦争とは無関係に見えるこの方針こそが、実はMGMの巧みな戦略であった。
戦争の不安が広がる中で、国民にとって豪華で陽気な『トムとジェリー』を観ることは最高の「現実逃避(エスケープズム)」となり、心の安らぎを与えた。それは結果として、「我々が守るべきアメリカ文化は、こんなにも豊かで揺るぎない」という無言のメッセージとなり、銃後(国内)の士気を効果的に高める役割を果たしたのである。

特に、1943年に公開された第11作『勝利は我に(原題:The Yankee Doodle Mouse)』は、その戦略が最も色濃く反映された作品の一つである。
地下室を戦場に見立て、ジェリーがタマゴを爆弾のように投下し、小麦粉を煙幕として使い、最後は「勝利」の文字とともにトムを撃退する。この作品は、戦時中の軍事作戦を彷彿とさせる演出が随所に散りばめられていながら、あくまで「笑い」として昇華されていた。そのクオリティは高く評価され、シリーズで初めてアカデミー短編アニメーション賞を受賞している。

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