スペクトラルタワー(Spectral Tower)のネタバレ解説・考察まとめ

『スペクトラルタワー』とは、1996年に発売されたPS用。「ネバーランドシリーズ」の第1作である。固定地形の塔を登るダンジョン探索型だが、最大の特徴は最終目標である「最後の塔」が実際に10000階という途方もない階層を持つ点にある。階層スキップはあるものの、踏破には膨大な時間を要する。極端な運要素や単調なゲーム性は賛否を呼ぶが、豊富な職業や凝った世界観は後のシリーズの礎となった。2007年にはゲームアーカイブスでも配信されている。

「歩くだけ」のゲーム性

敵と接触しなければ戦闘が発生せず、成長のメリットも薄いため、中盤までは雑魚敵を避けて階段の鍵を探すだけの作業になりがちだ。さらに成長が進むと、敵にぶつかるだけで即勝利となるため、緊張感のない移動を繰り返すだけの虚無的なゲームへと変貌する。

戦略性の乏しい運ゲー

戦闘はサイコロの出目に依存する完全な運任せであり、必殺技や特技の発動可否すらも運に支配されている。敵の攻撃は的中しやすく、運が悪ければゲーム開始直後に何もできず敗北する理不尽さも珍しくない。

不便を強いる戦闘・成長システム

戦闘中のアイテム使用は不可能であり、回復手段が特定の職業に限定される。また、戦闘勝利による能力向上が体感しにくく、敵の強化スピードに対して成長が追いつかない場面が多い。

セーブ機能の欠陥

セーブはランダムに出現する「セーブの像」でしか行えず、運が悪いと1時間以上セーブできない。さらに、誤ってセーブをキャンセルすると像が消失し、二度とやり直しが効かないという致命的な仕様も存在する。

準備の概念の欠如

RPGの基本である「出発前の準備」が不可能であり、不要なアイテムを店で売るなどの有効活用システムも存在しない。

『スペクトラルタワー』(Spectral Tower)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

レベルを上限近くまで上げると敵にぶつかっただけで勝利

このゲームは塔の頂上を目指して登って行くのだがその階層は10、20、100階と上がっていく。この100階でもそうとう高いのだが、なんと最終的に10000階まで攻略可能になる。
ゲームの戦闘システムはサイコロの目によって決まるので戦略性がほぼ無く、レベルを上限近くまで上げると敵にぶつかっただけで勝利するので戦闘の意味が無くなる。つまり、ぶらぶらとダンジョン内を歩き回り、戦う意味のない敵を倒し続け、欠伸をかみ殺しな高い塔の頂上を目指すゲームなのである。

10000階踏破のクリア特典はピンズ

本作には、10000階を登り切ったプレイヤーにのみ許された特典が存在する。
10000階クリア時に表示される画面を写真に撮り、メーカーへ送ることで「天空戦士のピンズ」を入手できる。これに、1000階クリア報酬の「超戦士のピンズ」と予約特典の「英雄のピンズ」を合わせると、一つのエンブレムが完成する仕組みだ。
しかし、そのエンブレムの裏側に記されていたのは「隠し職の番号」などの攻略情報だった。10000階を制覇し、もはや知るべきことが何もないはずの「天空戦士」に攻略情報を与えるという、極めてシュールな結末となっている。

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