それ反則!?使用禁止になったデュエル・マスターズのカードまとめ

2002年の発売以来、大人気を誇るトレーディングカードゲーム『デュエル・マスターズ』。その数あるカードの中には、ルール上使えないものや強キャラすぎて使用が禁じられたものなど、様々な禁止カードが存在しています。この記事では、そんな反則的なカードについてまとめました。1枚1枚のカードに込められた歴史を辿っていくと、とても奥深いですね。

2006年3月15日禁止

出典: gathe.ocnk.net

ボルバル

デュエル・マスターズで《アストラル・リーフ》と《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》に並び真っ先に挙げられるであろう最凶クリーチャー。
登場当初は「ゲームに負ける」と言うデメリットが目立ちネタカード扱いであったが、全国大会でのボルバルステロイドの活躍により一気に脚光を浴び、水のドロー要素を加えたボルバルブルーも実績を上げていくにつれ、非常に強力なデッキとして広まっていった。

2007年1月15日禁止

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サファイア

おそらく《アストラル・リーフ》《無双竜機ボルバルザーク》と並んでデュエルマスターズで最強のカードのひとつに挙げられるであろうクリーチャー。
《無双竜機ボルバルザーク》の殿堂入り後すぐに登場し、その凶悪さでその後任としてメタゲームの中心を荒らしまくった。
公式大会では、オープンクラスでアフタージェネレートリーグが実施され、《大勇者「ふたつ牙」》を中心にしたマナブーストと併せた牙サファイアが上位を独占。通常の環境でも通用するデッキだったため、各地の公認大会でも使用者が多く見られた。

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ロスチャ

僅か3ターン目から相手のデッキの内容を把握することができ、危険なカードを間接的に除去することができる。その上自分はマナブーストを行えるなど、ゲーム性を脅かすには十分な性能。

ライブラリアウト系の除去コントロールデッキでは相手の山札を削るメインのカードであり、特に《宣凶師ベリックス》との併用は知名度が高い。
また、ライブラリアウト系デッキ以外でも、自然文明の入らない闇文明入りのデッキなどでは貴重なマナブースト手段として非常に広く重宝された。

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ヘル・スラッシュ

プレミアム殿堂施行で禁止化されるまで、ありとあらゆるライブラリアウトデッキで数多くのプレイヤーに使用されてきたカードである。

8コストと相当の重さだが、一度ある程度相手をコントロールしてしまえば十分に撃てる機会はあり、様々な使い回しエンジンを駆使して何度も山札を破壊していた。
同時に山札確認も可能であり、ピンポイントにカードを抜きつつ、相手のデッキ構成を把握できたのも強み。
三回も詠唱できれば相手のデッキをボロボロにでき、あとはのらりくらりとコントロールしてライブラリアウトを待つだけである。

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フューチャー・スラッシュ

プロモしかないにもかかわらず禁止になったカード。
この当時、ヘル・スラッシュを使いまわして勝つライブラリアウト系のデッキが猛威を振るったため、山札切れを起こすカードはすべて禁止になったのだ。
実際には使われていなかった。

2007年8月15日禁止

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パトロール

事務局裁定の煽りを食らったカード。

仕込み対策以外に主な使い方がなかったがゆえにガッカリレア扱いで次第に忘れ去られていきそうになったが、DM-24で《海王龍聖ラスト・アヴァタール》というカードが登場したために、相手のシールドをすべて墓地に置く凶悪なコンボ(「ラストパトロール」)が組めるようになった。
裁定次第では禁止にならずともよかったため、不運なカードである。

2007年11月15日禁止

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裁き

パワー3000以下のクリーチャーの存在意義をなくさせたカード。
これほどあからさまに一部のクリーチャーを否定するカードも珍しく、ボルバルブルーなどで猛威を振るった。

2008年10月15日禁止

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スケルトン・バイス

4コス3ドローのサイバー・ブレインがあった時代にデザインされたカード。
サイブレと比べると見劣りしそうだがさにあらず、展開合戦の際に挟むと強力な打撃を与えられる。
当時はアクアンの存在もあり、コントロールデッキには常に入っていた。
現在は禁止、ジェニーなどが代わりに活躍している。

2009年4月15日禁止

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母なる大地

3コスで相手のクリーチャーを除去してもよし、自分の大型を出してもよしの万能カード。
さらにトリガーまでついている。
登場後すぐ必須カードになり、入手しにくかった。
発売後かなりたってから採録されるが、間をおかず制限、禁止に。
たった3コストでなんでも除去できるカードだったので、仕方ないか。

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ダーク・ヒドラ

自身を回収することもできるシステムクリーチャー。
種族デッキと非常に相性がよく、アッシュランデスなどはこのカードのおかげで成り立っていたほどである。

自身も6000Wのアタッカーであったため、貧弱な種族デッキもこのカードのおかげで戦うことができた。

回収効果の強力さのためか、禁止に。

2009年12月19日禁止

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カース・トーテム

STを無効にするコントロールデッキのフィニッシャー。
7弾のほぼ唯一といってもいいパワーカードである。
デュエルマスターズ最大の逆転要素であるトリガーを無効にできるため、登場当初から多くのデッキで使われた。
ボルバルとの共存ができなかったためにボルバル期はガラムタのほうが使われたが、それ以降は常に不動のフィニッシャーである。

ゲームの根本的な面白さをつぶしてしまうため、ロマネサインに組み込まれたのを最後に禁止。

海外では発売前の時点でテキストが差し替えられていた。

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ソルアド

枚数制限があるように見えるものの、実質全ハンデス。
登場当初からネクラギャラクシーをはじめ多くのコントロールに組み入れられ、圧倒的な強さを発揮した。
コントロールミラーでは実質先行ゲー。

シールド枚数に依存することからおそらくビートダウンが流行することを狙ったのだろうが、コントロールばかりが流行ってしまった。

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ゲート

DM版死者蘇生。
登場当初はサファイアをナスオで墓地に落とし、釣り上げるという使い方がされた。
墓地にあるクリーチャーならば進化以外すべてになれるカードであるが、そのコストは5と異様に低い。
リアニメイトデッキで運用され続け、ロマネサインで使われたのを最後に禁止。

2010年5月15日禁止

キング・アルカディアス

クリーチャーをロックするクリーチャー。
場に出る代わりに墓地へ行くため、召喚時効果も誘発しない。
登場当初からトップレアであり、シークレット版は高い値がついた。
ネクラギャラクシーからハイドロ、5c、ロマネスクなどありとあらゆるデッキに入る拘束の緩さ、また効果の凶悪さもあり、禁止指定される。
最終的にはEMの速攻を除くほぼすべてのデッキに投入され、ミラーマッチはいかにこれを早く出すかのゲームであった。

2011年1月15日禁止

出典: t2.gstatic.com

アクアン

1枚のカードが最大5枚ドローに変換されるとんでもないクリーチャー。
アストラル・リーフ制限後に活躍した。
当初はその効果から白あるいは黒と組まされ、アクアンホワイト、アクアンブラックといったウィニーが生まれる。
クリーチャーであったため、コントロールのみならずビートダウンを支え続けた。
最後は超次元登場後のドロマーハンデスに採用された後、禁止に。

7akawasima-02
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