サイバー・ブレイン
通称サイブレ。
4コスト3ドローSTのいかれたスペックは、初期のウィザーズがいかにドローを軽視していたかという証明である。
登場から長らく必須カードの一つであり、早い時期に制限がかかるが一定の価格を維持し続けた。
あらゆるコントロールデッキを支えた後、最終的に超次元登場後のドロマーハンデスに採用され、禁止に。
そのときすでに制限カードだったため、これとアクアンを引けるかどうかが勝負の明暗を分けていた。
キリコ
DM最強の踏み倒しカードと名高い進化クリーチャー。
登場した次のパックで星域が収録されると、ロマネスクやキング・アルカディアスとセットで猛威を振るった。EMがキリコとそのメタデッキであるネクラ、黒緑ばかりだったのは記憶に新しいか。
EM後に制限をかけられるも生き残り続け、エクス、ザビ・ミラの登場によって圧倒的な勢力を誇るようになる。スローリー・チェーンの再発見によって防御手段も獲得し、圧倒的な強さを誇った。
半面、その強さとコンボデッキゆえの隙から大型大会では常に徹底してメタられ、キリコ期最後の大会である関東CSでは使用者は少なかった。
マッド・ロマノフ
もともとはスーパーデッキにて限定収録されたカード。
ロマノフ系統の中で最も強く、登場当初から猛威を振るった。
初期はコダマなどを積んだ黒M、ジェスタールーペからの展開を狙った青Mの2パターンのデッキが存在したが、締めはいずれもマッドからのベター・トゥモロー。
殿堂入り後は進化の化身でサーチ、アタックしつつシューティング・ホールでガイアール・カイザーを呼び出してビートする型が主流に。
地雷として金沢CSで結果を残すと、その後の大型大会でも常に白Mや黒M、青Mが結果を残し、キリコ期最終大会である関東CSでは絶対領域さんの駆る黒Mが優勝。
結果として直後に禁止になった。
母なる紋章
およそ緑が絡むデッキならばほとんどのデッキで投入可能だったパワーカード。母なるシリーズである。
この手のカードの例にもれず後年になって呼び出し先が増えるほど相対的に強化され、登場当初のロマネ系統や初期キリコ、不滅オロチ、Vスラッシュ、ドラゴンキリコ、後期黒キリコなどの強力なコンボデッキに搭載され続けた。殿堂入りしてからもその強力さは衰えず、結果としてプレミアム殿堂に。
ドラヴィタ・ホールの登場も禁止への布石だったか。