安達としまむら(あだしま)のネタバレ解説・考察まとめ

『安達としまむら』(あだちとしまむら)とは入間人間によって執筆された、二人の女子高生が抱く複雑な人間模様を描いたライトノベル作品及び、それらを原作としたアニメ作品である。2020年10月から12月まで、手塚プロダクションが手がけたテレビアニメが放送された。略称は「あだしま」。体育館の二階で出会い、友達になった安達としまむらという二人の女子高生が主人公。日々の中で、安達はしまむらに対し特別な感情を抱えるようになる。自身の抱える感情に苦悶しながらも、二人は少しだけ変わった日常を歩んでいくことになる。

その他

シャーマン田岡

声:福原香織
夜のローカル番組に登場する、派手な化粧と衣装をまとった年配の女性占い師。
安達はその姿にやや引いていたが、占いの内容が良くないものだったため、彼女の言葉通りに行動している。
占いの最後に番組プレゼントのキーワードを毎日1文字出しており、しまむらはプレゼントに応募した結果当選したので、名古屋駅の電光掲示板に安達へのメッセージを送った。

エキシャーマン

声:日野まり
安達達が住む地域で無許可で営業している占い師。しかし割れている水晶玉を持っているなど見るからに怪しい人物。安達も最初は警戒していたが、しまむらとの関係に対してアドバイスを送ったことが、安達としまむらの関係を修復するきっかけになった。

『安達としまむら』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

安達がしまむらへの想いを告白するシーン

公園でしまむら(右)に頭を撫でてもらう安達(左)

4話にて、日野や永藤が一緒とはいえ、しまむらと遊べるようになった安達。カラオケに行き、その帰り道で公園に寄った安達は、思い切ってしまむらに「しまむら…私の頭を撫でてでてみてくれない?」とお願いする。しまむらに頭を撫でてもらえたことをきっかけに、安達はモノローグにて「しまむらと特別でありたい。変な意味はない。しかし特別であるのなら変でもかまわない」とし、「要するに好きなんだろうなぁと思った」と自分がしまむらに抱える気持ちを確信したのだった。

安達「しまむらの一番の友達になりたい!」

6話にて、クリスマスのプレゼントを交換し合った安達としまむら。ブーメランをプレゼントしてもらえた、ということよりもしまむらからプレゼントをもらえた事実が嬉しかった安達は、しまむらの手を取り「しまむらの友達になりたい」と吐露した。しまむらは「もう友達のつもりだけど?」と困惑するが、続けて安達は「そうじゃなくて、一番の友達になりたい!」と伝えた。そんな安達の頭を撫でて、クリスマスの夜は幕を下ろしたのだった。

しまむら「どんな形でも誰かに大事に思われるのは悪い気はしないよ。」

しまむらの一言がきっかけで涙を流す安達

11話にて、しまむらが新しいクラスに馴染んでいくことに嫉妬していたことを明かした安達。その夜、久々にしまむらと通話した安達は、「電話している間はしまむらの時間を独り占めできる…し…」と自身の気持ちを打ち明ける。それに対し、しまむらは「どんな形でも誰かに大事に思われるのは悪い気はしないよ」と返し、安達は感動して涙を流したのだった。

『安達としまむら』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ヤシロの設定

『電波女と青春男』に登場する星宮社

本作と同じく入間人間が原作の『電波女と青春男』には、星宮社(ほしみや やしろ)という人物が登場する。名前のほか、星宮も宇宙服を着込んでいたり中身が美少女だったりと、本作に登場するヤシロと一部の設定が共通している。

物語の舞台は岐阜県がモデル

作中に登場した駅のシーンの比較

作品の舞台は主に岐阜県の岐阜市・各務原市・本巣市、そして愛知県・名古屋市になっている。9話では名古屋駅へ向かう為に、東海道線の313系5000番台に乗車しているシーンも描かれている。また、東海地方を代表するラーメン「スガキヤ」も、寿がきや協力の基で描かれている。 原作者の入間人間は岐阜県出身、安達役の鬼頭明里は愛知県出身。

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