安達としまむら(あだしま)のネタバレ解説・考察まとめ
『安達としまむら』(あだちとしまむら)とは入間人間によって執筆された、二人の女子高生が抱く複雑な人間模様を描いたライトノベル作品及び、それらを原作としたアニメ作品である。2020年10月から12月まで、手塚プロダクションが手がけたテレビアニメが放送された。略称は「あだしま」。体育館の二階で出会い、友達になった安達としまむらという二人の女子高生が主人公。日々の中で、安達はしまむらに対し特別な感情を抱えるようになる。自身の抱える感情に苦悶しながらも、二人は少しだけ変わった日常を歩んでいくことになる。
声:沼倉愛美
高校時代からのしまむらのクラスメイトで友人。しまむらがイメージする動物は「リス」。
永藤とは幼稚園からの幼馴染で親友であり、小学生の頃からずっと同じクラス。しばしば家で仲睦まじく過ごしている様子が描写されている。
よく「変なやつ」に遭遇する体質の持ち主で話題には事欠かず、しまむらにヤシロを紹介している。しまむらを通して知り合った安達とは、距離感がいまいちわからないながらも何だかんだで仲良くなっている。安達もしまむらにクリスマスプレゼントを贈る際、日野にプレゼントの相談をしており一緒に買い物に出かけている。
趣味は釣り。
和風の由緒ある広大な邸宅に住んでおり、普段の言葉遣いと異なって育ちはいい。家族も多く、両親の他に4人の兄がいる。現在の生活には概ね満足しているものの、古風な家柄に窮屈さを感じており、家の用事がない限りは永藤の家で時間を潰している。
2年生に進級してからは永藤と同じクラスになったが、しまむら達とは別のクラスになった。
永藤 妙子(ながふじ たえこ)
声:上田麗奈
高校時代からのしまむらのクラスメイトで友人。眼鏡をかけており巨乳。しまむらがイメージする動物は「牛」。
日野とは幼稚園からの幼馴染で親友であり、小学生の頃からずっと同じクラス。しばしば家で仲睦まじく過ごしている様子が描写されている。家は精肉店で時々店番に出ることもある。
中学時代に日野の家出に同行した際に海辺で拾ったブーメランで遊んで以降ブーメランを趣味にしており、しまむらが安達へのクリスマスプレゼントを選ぶ時に同行した際もブーメランをプレゼントに選んでいる。
2年生に進級してからは日野と同じクラスになったが、しまむら達とは別のクラスになってしまった。
知我麻 社(ちかま やしろ)
声:佐伯伊織
釣り堀で日野が遭遇した「変なやつ」。水色の髪と瞳を持つ小学生くらいの少女で、しまむらからは「ヤシロ」と呼ばれている。自称宇宙人で超能力者であり、当初は顔がまだ出来ていないという理由で宇宙服のようなものを纏っていた。しばらくしてノースリーブワンピースの姿でしまむらの前に現れている。
本人によれば近隣にいる「ドーホー」を探してはるばる宇宙からやって来たそうだが、その割には町内のあちこちで遊び回っている。また食べ物に強い執着心を持っており、好き嫌いなく美味しそうに食べる。
しまむらを気に入っているが、安達からは最初に出会った時に横槍を入れられたので警戒されている。しかし本人は気づいていない。しまむら妹と仲良くなってからは時折しまむら家に上がり込んで一緒に遊んでおり、しまむら妹を「しょーさん」と呼んでいる。
樽見(たるみ)
声:茅野愛衣
しまむらの小学校時代の親友。しまむらとはお互いに「しまちゃん」、「たるちゃん」と呼び合う仲だったが、それぞれ別の中学に進んだことで疎遠になった。
しまむらに対して積極的に行動しているが、現在のしまむらの性格については理解出来ていない。
高校1年の2月に偶然しまむらと再会し友達関係のリスタートを望むが、しまむらにとって樽見は過去の友人であり、一緒に出かけた時も一方通行の状態で気まずい空気になってしまった。最終的にしまむらが安達を選んだことにより、再び疎遠になりつつある。
サンチョ・デロス・パンチョ
声:佐々木未来(サンチョ)、小澤麗那(デロス)、稗田寧々(パンチョ)
2年進級時の安達としまむらの3人のクラスメート。それぞれのあだ名はしまむらが内心で勝手に付けたもの。パンチョは中学時代の刺々しい安達のことを覚えている。
クラス替えの翌日にしまむらを昼食に誘っており、彼女が承諾したことで安達との間に溝が生まれてしまう。しまむら自身も3人との薄い人間関係に辟易していたが、エキシャーマンからのアドバイスで自信を付けた安達が戻ってきたことで、その関係が終わったことに安堵している。
安達としまむらの家族
安達 赤華(あだち あっか)
声:伊藤静
安達の母親。容姿は安達と似ているが、社交的で言いたいことをはっきり言うなど性格は正反対。ぶっきらぼうな言い方と口下手な点は母娘共通である。
幼少時から感情が上手く出せなかった娘を理解することが出来ず、距離をとって育てたため、現在の安達の人格が出来上がってしまった。母娘の会話はほとんどないものの、決して嫌っているわけではない。
スポーツジムに通っており、そこで偶然来ていたしまむらと出会う。サウナで娘に対する会話の内容に怒ったしまむらから、負けたら今日一日母親らしくするとの条件でサウナ内での我慢比べをすることになる。勝負の途中でしまむらに対し、娘とどう接すればいいか分からないと本音を漏らした後、勝ちを譲っている。
しまむら妹
声:田中貴子
しまむらの妹で小学4年生。しまむらを「ねえちゃん」と呼んでいる。正式名称は不明。人見知りが激しく、しまむらの家に遊びにきた安達に対して警戒心を持って接している。安達も同じく人見知りなため、しまむら妹の心境は理解している。
ヤシロのことは「ヤチー」と呼び、その行動を不思議がりながらも仲良く遊んでいる。ヤシロから「しょーさん」と呼ばれているが、小学3年生ではない。
島村 良香(しまむら よしか)
声:川澄綾子
しまむらの母親。しまむらや周りの人間に対し色々とちょっかいを出してくるため、家族からはうざがられている。
しまむらに対して放任主義な態度で接しているものの、内心では面倒臭がりで周囲に無関心な娘の将来を心配していた。後に娘が安達と知り合ったことによる変化に気付き、安達のことも「安達ちゃん」と呼んで世話を焼いている。
目次 - Contents
- 『安達としまむら』の概要
- 『安達としまむら』のあらすじ・ストーリー
- 安達が抱える思いの芽生え
- しまむらと過ごすことを選んだクリスマス
- バレンタインとしまむらの旧友
- 進級を機に変わり始める関係
- 変わらないまま変わった関係
- 『安達としまむら』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 安達(あだち)
- しまむら
- 安達としまむらの友人
- 日野 晶(ひの あきら)
- 永藤 妙子(ながふじ たえこ)
- 知我麻 社(ちかま やしろ)
- 樽見(たるみ)
- サンチョ・デロス・パンチョ
- 安達としまむらの家族
- 安達 赤華(あだち あっか)
- しまむら妹
- 島村 良香(しまむら よしか)
- その他
- シャーマン田岡
- エキシャーマン
- 『安達としまむら』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 安達がしまむらへの想いを告白するシーン
- 安達「しまむらの一番の友達になりたい!」
- しまむら「どんな形でも誰かに大事に思われるのは悪い気はしないよ。」
- 『安達としまむら』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ヤシロの設定
- 物語の舞台は岐阜県がモデル
- 『安達としまむら』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):安達としまむら(鬼頭明里と伊藤美来)『君に会えた日』
- ED(エンディング):鬼頭明里『キミのとなりで』
- 挿入歌:安達としまむら(鬼頭明里と伊藤美来)『メリーゴーランド』(第4話)